人気のオリンパスToughシリーズに、
iHSテクノロジー搭載の最新モデルが登場
優れた防水性能や対衝撃性能を備えたコンパクトデジタルカメラとして、トレイルランナーに人気のオリンパスToughシリーズに最新モデルが登場しました。今回のモデルチェンジで最大のトピックが、デジタル一眼用高性能画像処理エンジン「TruePic VI」と「高感度裏面照射型CMOSセンサー」によって生み出される「iHS」テクノロジーです。これは「ローライト(低照度下)性能の向上」「ハイスピード性能の向上」「シーン・被写体選別性能の向上」「超解像ズーム」といった4つの長所を実現した技術。とくに「ローライト(低照度下)性能の向上」については、ISO6400といった高感度撮影にも対応しており、薄暗い森の中でも安定した高画質を得ることができそうです。樹々に囲まれたトレイルは晴天の日中でも想像以上に暗いもの。ISO6400という高感度が躊躇なく使えれば、速いシャッタースピードが確保できますから、動きの速い被写体もストレスなく捉えることができそうです。AFスピードも従来のモデルに較べ飛躍的に速くなっていて、しかも電源オフからの起動速度も著しく向上したため、走っている途中でお気に入りの風景を見つけたときなど、素早く撮影にうつることができます。また、コンデジというと、「連写性能が物足りないのでは」という人も多いと思いますが、TG-820は最高で15コマ/秒もしくは60コマ/秒(300万画素)の撮影が可能、ランニングフォームのチェックなどに大活躍してくれるでしょう。
さて、オリンパスToughの代名詞でもあるヘビーデューティ性能ですが、本格的な水中撮影にも対応する10m防水に加え、砂や泥の侵入を防ぐ防塵設計、2.0m耐衝撃&100kgf耐荷重、マイナス10度でも動作する耐低温性能など、まさに「タフ」の名に恥じないもの。デザインは、Toughシリーズの伝統を継承したもので、ボディに必要以上の出っ張りなどがなく、電源をオンにしてもレンズ部分が飛び出さないタイプなので、バックパックのハネスポケットなどにスマートに収納できます。気になる画質ですが、オリンパスではこのTG-820を「Toughの最上位機」と位置づけており、同社の一眼レフやマイク一眼譲りの高画質が楽しめます。さらに液晶ディスプレイには高精細3.0型103万ドットのハイパークリスタルIIIが採用され、アウトドアでの視認性が格段に高まりました。
次回は、このTG-820を実際のフィールドに持ち出して、その使い勝手と魅力を紹介していきましょう。
OLYMPUS Tough TG-820
オリンパス タフ TG-820
■有効画素数/1200万画素
■焦点距離/28 - 140mm(35mmカメラ換算)、光学ズーム5倍、デジタルズーム4倍
■開放F値/W3.9 - 5.9
■動画記録画素数/1080P(1920×1080)、720P(1280×720)、VGA(640×480)
■防水機能/JIS/IEC保護等級8級(IPX8)相当
■防塵機能/JIS/IEC保護等級6級(IP6X)相当
■対応メディア/SD/SDHC/SDXCカード
■大きさ&重量/101.4mm×65.2mm×26.0mm、206g ※電池、カード含む
オリンパス タフ TG-620
■有効画素数/1200万画素
■焦点距離28 - 140mm(35mmカメラ換算)、光学ズーム5倍、デジタルズーム4倍
■開放F値/W3.9 - T5.9
■動画記録画素数/1080P(1920×1080)、720P(1280×720)、VGA(640×480)
■防水機能/JIS/IEC保護等級8級(IPX8)相当
■防塵機能/JIS/IEC保護等級6級(IP6X)相当
■対応メディア/SD/SDHC/SDXCカード
■大きさ&重量/98.4mm×65.9mm×21.9mm、167g ※電池、カード含む
■防水5m、耐衝撃1.5m。基本性能の充実したセカンドモデル。
■オリンパス http://www.olympus.co.jp/