UTMF 男子優勝 原良和選手 インタビュー

優勝おめでとうございます。まずは第一声をお願いします。

「ありがとうございます。日本で行われるウルトラトレイルの大会ですから、やはり日本人が勝たなくては盛り上がりませんよね。そういう意味でも大変嬉しく思っています」

「３-４年前からですね。この１、2年は六甲山でトレイルの練習に力を入れ始めました。とくに今年の3月から4月は集中してトレイルの練習をしてきました。おかげでかつてないほどいい感じに走れるようになって今大会に臨めました」

「モンブランの前に100マイルを一度は走っておかなければということで、エントリーしました。スタート直後は抑え目に入りました。エイドではドリンクを替えて、ジェルをもらって、ほとんど休まずに20-30秒もかからずに出られました。その後、特にペースを上げた感じではなかったのですが60kmあたりで、いつの間にかトップに追いついてしまいました。『ゼッケン1番って誰やねん』という感じでした（笑）」

「そうですね。天子山地は厳しかったです。よじ登るところがあるとは聞いてなかったです（笑）。あとは杓子山ですね。切り立っていて、気持ちが折れました......。でも『まだトップだから、諦めたらあかん』と思って乗り切りました。幸い、栄養補給は最後のエイドまでうまくできていたので、なんとかなりました」

「いや、こんなにしんどいとは思わなかったです。今回は体調も気候も良かったので、最後までいけましたが、雨が降ったら、たぶん私には厳しかったと思います。下りが苦手なので」

「今回はトップになってしまい、ペースを落とせなかったのですが、ちょっと速すぎたかもしれません。栄養補給も最後のエイドの後はうまくいかなかったので、UTMBではもう少しペースを落とそうかと思っています。後半勝負にもっていきたいですね。表彰台に立てるように頑張ります」