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suunto トレイルランニング

【Report】第10回神流マウンテンラン&ウォーク

11th Nov. 2018
ロングクラスに参加してきました。

この大会に初めて参加したのは2年前。前夜祭が素晴らしく、また紅葉も楽しめるコース!という噂と、その噂に違いない、という噂に引き寄せられて参加したのが始まり(笑) また今年も…ということで今回で3回目になる。

2年前:スーパーロングクラス(距離50km、累積標高3,978m)であえなくタイムアウト。スーパーロングクラスは、制限時間的に厳しく、私の実力(フルマラソン=4時間)ではなかなか難しく。
昨年、ロングクラス(距離40km、累積標高2,976m)に参加したところ、時間に余裕を以ってゴール出来た。今年は山にはあまり行かれていないけれど、特段、問題が起こらなければゴール出来るだろう…と、再び、ロングクラスでエントリー。
人気のこの大会、エントリーは早い者勝ちのクリック合戦。何とか0次門通過。ちなみに、ミドルクラス(距離27km、累積標高1,997m)もあって、こちらが前夜祭も気兼ねなく楽しめて(お酒を飲めて!?)、コースも緩過ぎずキツ過ぎず、長過ぎず短過ぎず…で一番人気なのだ。

◆前夜祭
会場は万場小学校の体育館。決められたテーブルに着席。私は女子ばかり8人集まったテーブルだった。ミドル参加の人も居れば、ロング参加の人も。

大会主催者の鏑木さん始め、関係者のご挨拶の後は、お待ちかねの乾杯。ジャズの生演奏が流れる中、わいわい。各人にお弁当が用意されていて、神流町名物の赤じゃがの味噌炒めなどが美味しいおかずが詰め込まれている。さらに、お皿にてんこ盛りの鮎の塩焼きが各テーブルに配られる。食べ終わる前に、次から次へと運ばれてくる鮎….もう食べられませんっ!? また、奥のテーブルではうどんや焼きそば、フルーツの盛り合わせなども用意されているので、各自、好きな物をビュッフェのように取りに行く。

飲み物もビールに日本酒と飲み放題!? もちろん、ソフトドリンクも。テーブルの上に用意された竹のコップは町民の手作り。一つ一つ形が違って、とても味がある。竹の香りが日本酒の旨さを際立たせる。こりゃ進んじゃうね。イワナ酒も振る舞われているのでお味見。

とはいえ、明日はレース。前夜祭は16:30~18:30。終わりの時間に近づくと、恒例の大会オリジナルソング 『トレイル☆ランナー』 の演奏。ランナー達もステージに上がり、大合唱。
♪かぁんな~ マウンテンラン&ウォ~ク♪
このサビのフレーズが、レース中にリフレインすることに。。。

◆スタート~A2(西御荷鉾山中央登山道10.5km)
ロングのスタートは7:00。朝の空気は冷たい。ギリギリまで建屋の中で待機。曇っているけれど、午後は晴れてくる予報。昨年は凍える思いをしたけれど、今年は暖かくなりそう。

スタートから3kmはロード。ウォーミングアップにはちょうど良い。前を走るおじぃちゃんが「応援ありがとー!行ってくるよー!!」と大きな声で叫んでいる。見ると、川の向こう岸に家があって、家族らしい人々が横並びになって手を振っている。ほっこり。ロードの区間は応援の人も多い。おじぃちゃんは、みんなに大きな声で「応援ありがとー!!」と言いながら走って行く。がんばろうね、おじぃちゃん。

トレイルに入ると、西御荷鉾山を目がけて登り一辺倒。スタート時に来ていたシェルを脱ぐ。えっちらおっちら。9.3km桐ノ城山登山道に入ると、後ろから「スーパー来まーす!」の掛け声が聞こえてきた。そう、ロングよりも1時間早く(6:00am)スタートしていたスーパーロングの選手たちが、一山越えてコースに合流し、追いついて来たのだ。道を譲る。あんなにサクサク登っていけるだなんて….うらやましい。その後も、チラホラと追い付いてくるスーパーロングの選手たちに道を譲りながら進む。左側が切り立った崖で、鎖やロープにつかまりながら登る箇所もあって、人1人通るので精一杯なのに、道を譲るのはなかなか怖い。

8:53am A2(西御荷鉾山中央登山道10.5km)着。オレンジが美味しい。1/4にカットされていたけれど、1つ、2つ、3つ…止まらない。1個分食べる勢いw 

さ! 西御荷鉾山山頂までは、もう一登り。行ってみよ~。

◆A2~A3(みかぼ森林公園18.9km)
エイドを出て1kmほど登ると山頂(標高1287.2m)に出た。ゼッケンに通過証明のスタンプを押す。さて、ここからは下り基調♪トレイルはふかふか♪後ろから来た選手が横を駆け抜けて行った時に、地面が揺れた。それぐらいふかふか。
赤い落ち葉の絨毯が広がる。木によって、赤や黄色に色づく葉。1本の木で、黄色・オレンジ・赤とグラデーションンになっているものも。なんて美しいんだろう。鏑木さんがこの山をこよなく愛しているのも分かる。

スタートから15km。この大会、距離表示が 『残り25km』 という表記。スタートしてすぐ 『残り35km』 という看板を見た時は、う~ん…と思ったけれど、数字が減って行く方が励みになるかも!? この辺りまでくるとバラけてくる。誰にも煽られず、誰を追い掛けるでもなく、トレイルを楽しむ。
熊鈴が必携品になっているので、終始、チリンチリンチリンチリン….安全のために致し方がないのだろうけれど、耳に付くこともしばしば。

途中の私設エイドに寄って古代米のそばをすする。緩やかに登る林道の先にエイドが現れた。
10:40am A3(みかぼ森林公園18.9km)着。またまた、オレンジを頬張る。瑞々しいフルーツが嬉しい。

◆A3~A5(持倉集落29.1km)
標高が1,300mを越えたからか、このあたりから気温が下がったように感じる。ただ、風は無く、木々の間からは柔らかい日差しが降り注ぐ。ぽかぽか陽気。日に当たっていると暖かい。最高のトレイル日和だ。
さらに標高を上げて、このコース最高地点の白髪山山頂(1,521m)を通過。ここからは下り基調…は良いんだけれど、下って、下って、さらに下って….も少し下って….下り倒す!! 激下りなのです。腸脛靭帯が不穏。これは最後まで膝が持つかな。。。どきどき
*A4はミドルクラスのみ

◆A5~A6(安取峠32.4km)
下って下って…「やっと、出たぁ⁉︎」ロードに出ました。お待ちかねの持倉集落。エイドだ。
コシのある蕎麦と花マメが美味しい。高台からの景色が開けていて、色付く山々が視界に飛び込んでくる。『天空の里』と称される所以だ。美しい。
残りあと10kmちょい。鋭気を養い、癒されたところでエイドを後にした。
次のエイドまでは3kmほど。すぐだな。少し登って、まぁ〜た下りだ…不穏だった鳥逕靭帯は、ダメ押しのココの下りで両膝の痛みと形を変えた。こうなると下りはもはや拷問状態。痛や〜

◆A6~ゴール(40.0km)
とは言え、ゴールまで残り10kmを切った。時間的にも余裕があるので、紅葉を楽しみながら進んでいく。
最後のエイドに到着。名物のかりんとうをサクサクといただく。水分を持っていかれたので、お気に入りのオレンジで水分補給。後は下り基調。自らの膝に「もう少しだからね⁉︎」とエールを送りつつ、先に進む。
ゴール手前1km地点に、私設エイドがある。赤芋の煮物、キュウリ、ゆず風味の大根浅漬け…塩味が嬉しい。後ろ髪引かれながらもゴールを目指す。沿道からの応援を受けながら…ゴール‼︎

自衛隊の炊き出し豚汁を味わって、お風呂に入ってサッパリしたところで、シャトルバスに乗って帰路に着いたのでした。前夜祭、天候、エイド、応援、紅葉…素晴らしい大会でした。

Report/Miho KANAYA

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