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【Run boys! Run girls!】Urban Trail #2 宮地藤雄 – 都会でトレラン – レポート

いざトレイルランニングを初めてみようと思うと「どこにいけば?」「どんな道具が必要?」「一人では不安…。」等、ちょっとしたハードルが色々出てきます。また、ある程度トレイルランニングに慣れた方でも「仕事の合間を縫って山に行く時間が…。」等、山と都会が隔てられているからこその悩みもあるかと思います。
Urban Trail はそういった心のハードルを取り払うべくスタートした新たなトレイルランニングイベントです。都会の中のトレイルや、都会でできるトレーニングを積極的にシェアすることで、都会と山という垣根を取り払い、トレイルランニングをより身近に感じてもらうことが狙いです。
2012年10月28日(日)に行われた第2回目のUrban Trailを取材してきました。
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講師は国内外のレースで活躍するスカイランナー宮地藤雄さん。今年の8月にコロラドで行われたPikes Peak Doublersで見事優勝した宮地さんはレースでの活躍はもちろんの事、「親子トレラン教室」というイベントや小中学生のトレイルランニング大会の開催等、トレイルランニングの指導、普及にとても力を入れているプロトレイルランナーです。場所は世田谷の砧公園。宮地さんのホームコースとのこと。
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 まずは平地で基本的なトレーニング。
走り始めたばかりの方は、まずはスピードをつけること。距離はあとから伸ばす。スピードを付けないうちに走れる距離を伸ばしてしまうと、後からスピードを付けるのは大変。それなりのスピードを出す筋力と体の使い方のベースをまずは作って欲しいというのが宮地さんの説明でした。
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その後は、下りのトレーニング。下りの基本はオーバースピードにならないようにチョコチョコ走る。スピードが出すぎてしまってからではなかなかペースが掴めないので、下り始めら思い切って減速して小またで走る。大またでゆっくり走っても、速く走るのと衝撃は変わらないとのことです。
距離や斜度によっては、ガッツリ走ってもいいけれど、うまく使い分けて欲しいとのこと。
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お次は登り。トップランナーでも上りは歩くことが多々あります。ですから走ることにこだわり過ぎないこと。走るか歩くかの判断は登り始めての同じリズムで走れそうならそのまま走る。無理だと思ったら迷わず歩くこと。
歩くことをマイナスと考えないで、逆に武器にするくらい積極的に考える。ポイントは踏み出した足にしっかりと荷重していくこと。つまり後ろの足で蹴らない。リズムを一定に保ってマイペースで。
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最後はみんなでコースを2周ほど。宮地さんの後に交互について足の運びを学ぶ。みなさん、イメージアップできましたか?
あいにく小雨がぱらつく天候でしたが、細かくきっちりと説明してくれた宮地さんのコーチングに、納得した2時間でした。
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今回会場となった世田谷の砧公園。もともとゴルフ場だっただけに、美しい公園です。今回も、小雨にもかかわらず、多くのランナーが走っていました。園内には約1.6kmのランニングコース。その内側はトレイルになっています。適度なアップダウンがあり、都会のトレイルトレーニングコースとしては最適。宮地さんも気に入って近くに住んでいるとのこと。駅から少し遠いのが難点ですが、チャンスがあったらぜひ走ってみてください。
■主催/Run boys! Run girls!(株式会社ラフリンク) 
■協力/park走る.jp
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