サロモン「XT Hawk」読者モニターレポート
ひでろうさんのレポート
NHK-BS でヨーロッパの山岳マラソンの番組で有力選手から一般の選手まで、実に多くのランナーが、サロモンユーザーだった事から非常にトレイル系の印象がUPしてい る時にモニタープレゼントの案内を見つけました。もともとトレイル系のシューズでランニングをしているので迷わずシューズを選択して応募しました。足入れ の瞬間の第一印象は、「細っ」。ヨーロッパに憧れをもつ私にとっては、「この細さがヨーロッ仕様なんだよなー」と勝手に幅広の足の事を気にしないでいまし た。(実際にあまり気になりません)カービングスキーが出始めた頃からスキー靴はサロモンを使っており、不思議と足入れ感は似てます。雪国ですので、残念 ながらトレイルシューズならではの野山を走ることは出来なかったのですが、路上(コンクリート&土)と雪道での使用の感想を述べます。
路上では…
この細身感のおかげなのか、足のホールド製が非常に高いと感じました。また靴底が非常にやわらかくグリップ力があるので、コンクリートよりも土の上の方が適していると思います。土の上での安定性および走り対する安心感(前進する力とでも言いましょうか)
が非常に高く、いままでのトレイルシューズでは味わうことが無かったです。
雪道では…
残 念ながら、雪国に住んでおりますので山道のランニングは春までお預けです。その代わり雪道を走ってみました。結果は予想通りで、路上で感じた安心感が雪上 では抜群の性能を発揮してくれました。やはり靴底のやわらかさが、雪上でのグリップ力と安定感を支えている気がします。
デザイン…
もとも と「トレイル系のデザインが好き」、「サロモンが好き」、でした。更にこの洗練されたイメージのあるデザインは申し分ないです。では、なぜ今まで購入しな かったのかというと、やはり高かったからです。しかし、このモニターをきっかけに今後はサロモンユーザーになりたいと思いました。でも、このシューズをは いて走るなら、ウェアもサロモンにしたくなります。ウェアもサロモンにしないと、シューズのデザインとバランスが取れない気がします。春までに、ウェアを 買わないと!!
2週間ほど使用してみた感想をレポートしてみたいと思います。ちょうど昨年大晦日に横須賀から鎌倉にかけて三浦半島のトレイルをぐるっと60kmほど走る イベントに参加しましたので、その時の使用感を中心にレポートをまとめてみました。普段はモントレイルのシューズを履くことが多いので、主にそちらとの比 較した感想が多いのですが参考になれば幸いです。最近履いているモントレイルのマウンテンマゾヒスト(以降マゾヒスト)はトレイルランニング用のシューズ としては定番の一足なので、持っている方も多いでしょうからイメージが掴みやすいかもしれません。
さて、このサロモンXT Hawk、まず目を引くのはサロモンらしい大胆で鮮やかな赤のカラーリング(黒バージョンもあるらしい)。最初はちょっと照れくさいのですが、履きなれて くるとそのどことなくヨーロッパのブランドっぽいデザインと相まってなかなかカッコ良く思えてきます。シルエットもシューズを上から見ると、マゾヒストと 比べワイズがシェイプされているのでスマートで美しいです。マゾヒストはどちらかと言うとべたっとした印象があります。それでいて幅広の自分の足にも違和 感なくフィットします。
XT Hawkを履いてみた最初の印象はとにかく軽いこと。これがトレラン用のシューズなのかという軽さ。他のメーカーと比べてもおそらく最軽量の部類に入るの ではないでしょうか。また踵まわりのホールド感もしっかりとあります。ホールド感はあるけど踝があたって気になるということもない。ソールの厚みもあるの で、薄いシューズに慣れていると急に背が高くなったようで気分がいいです(笑)。
実際にまずロードを走ってみると、足をまっすぐ前に振り出しやすい! これが軽さからくるものなのか、シェイプされたシルエットによるものなのか、全体的 なバランスによるものなのかはわかりませんが、足がブレることなく自然にスッと前に出ていく感じがします。「あ、走りやすい。」 素直にそう思い、ちょっ と感動してしまいました。足を繰り出す動作が気持ちいいので、自然とスピードアップも望めそうな感覚があります。そうそう、ロードでも全然走れてしまうん です。ソールの厚みが路面からの衝撃を吸収してくれるので、固いアスファルトの路面を長距離走ると膝や足裏の痛みが不安な自分にも安心です。トレイルラン ニングのレースで、それまでふかふかのトレイルだった所から固いロードに出たりすると、足裏へのダメージからその後のパフォーマンスにも影響してしまった りするのですが、XT Hawkであればその心配もなさそうです。ガッチリしていて安定感があるけど、ソールパターンがゴツゴツしているわけではないのでロードでも普通に走れま す。ロードや林道の多いレースでは、もうソールの薄いシューズには戻れなそうです。自分がロードの練習用に普段履いているNIKE+のシューズより軽いし 走りやすいです(笑)。
トレイルを走ってみるとガレ場での足裏への突き上げを吸収してくれるので安心して走れます。ノースフェイスのラッキーチャッキーほどガッシリしたタフさは ないけれど、軽さを踏まえれば十分すぎるほど。軽くてヒールの安定感もいいので、木の根が無数に路面を這っているようなシーンでもリズミカルにかわしなが ら走れます。ソールパターンの目が細かて凹凸が少ないので、滑りやすい石の上や粘土質の路面などを走る時に不安はあったのですが、特にツルっとイクことも なく安定して走れました。ただマゾヒストであればバランスを崩しても幅広のソールがフォローしてくれる感じがあるけれど、XT Hawkのやや細身のソールはキビキビと走れる分、ある程度自己責任でバランスを取って走らないといけない印象を受けました。またソールが高めな分うっか り足首をひねってしまうとグキッといく可能性が高くなります。そういう意味では、マゾヒストよりもトレイルを走り慣れたやや上級者向けなシューズというイ メージを持ちました。
機能的な部分では、サロモンのシューズで最大の特徴とも言える「クイックレース」というのがあります。これはストラップを引っ張るだけのワンタッチで シューレースを締めることができる機能です。慣れの問題もあるかもしれませんが、私はあまりこのクイックレース方式に馴染めませんでした。バスクのイー サーTECHなどでも採用されているBOAシステムの方が使いやすかったです。ストラップ部分の紐を引っ張るだけだと甲の上の方だけしか締まらないので、 足全体をギュッとさせようと思うと、紐の先端部分から順番に締め上げていかなければならず、また細いワイヤーのような紐なのでストラップを留める前にうっ かり手を離してしまうと、テンションで紐がスルスルッと元に戻ってしまいます。当然甲の先端のほうだけキツ目にしたりといった細かな調整は一般的なシュー レースのようにはできません。であれば、ダイヤルをカリカリと締めるだけのBOAの方が全体的にフィットさせやすく、着脱も便利なのでこちらに分があるよ うに思えます。これはXT Hawkに限らずサロモンのシューズ全般に言えることですね。今回のランで下りが多いところを走る際に、強いフィット感を得ようとストラップをキツめにし ていたら、足に細く固い紐が食い込み甲が痛くなってしまいました。段々と痛みがひどくなってきたので後半は紐をかなり緩めて走りましたが、痛みが引かず結 局その日のランはこの甲の痛みとの戦いになってしまいました。紐の締めすぎには注意が必要です。
細かな部分を見ていくと、メッシュ部分が涼しいです。夏場でもムレなそう。モントレイルは正直靴の中が暑いです。ただ水たまりにちょっと入っただけで一瞬 にして水が染み込みました。速乾メッシュなのですぐに乾きはしますが。メッシュ生地の丈夫さはもうしばらく使い続けてみないとわかりません。バスクのメッ シュはハードに使用したら半年でビリビリになってしまいました。アッパー部分の素材は頑丈そうです。汚れても水洗いすればすぐにきれいになります。トレラ ンシューズは基本的に傷つき泥だらけになってしまうのが前提なので、頑丈さやメンテナンス性も重要です。マゾヒストはアッパーが合皮素材なので細かなキズ がつきやすく水洗いを繰り返しているとボロボロになってきます。ただこのあたりの耐久性についてはある程度の期間履き続けてみないことには明言できませ ん。
XT Hawkはズバ抜けた軽さと衝撃吸収性を高い次元で両立し、トータルバランスに優れたキレのある一足だと感じました。ウルトラ級の長距離トレイルにも向い ていると思います。昨年9月に参加した信越五岳の時にこのシューズが欲しかった!(笑)。ややべた褒めな感じのレポートになりましたが、今回のモニタープ レゼントがなかったとしても、もし事前に試履する機会があればきっと自腹で購入していたと思います。これからも当分の間マイフェイバリットシューズとして 活躍させてもらうことでしょう。短距離系スピードレースからロードを交えたようなウルトラ級長距離トレイルまで、オールマイティーにおすすめできるシュー ズです。
■NEGOさんのBlog 「NEGO blog」の記事も併せてせてご覧ください。
ブルゴーニュさんのレポート
【デザイン・チェック】
サロモンのトレランシューズ『XTホーク』。走る前に設計を確認。最初に目を引かれたのはこのデザイン。大胆な色使いは文句なしに『カッコイイ?♪』。
続いて注目ポイントはクイックレース。足全体にテンションがかけられる上、脱ぎ履きが容易に行えるこのシステム。レースの滑りはスムーズ。アッパー素材は肉厚で頑丈そう。
ソール部にも注目。蹴りを担う前足部は縦横の2方向グリップを意識したパターン。着地を担う後足部にはスリットがある。膝や踵のプロネーションを軽減させる設計者の意図を(勝手に)感じる。
インソールは柔らかく肉厚。後足部裏には防水素材を施している。ソールを横から眺めるとやや前傾気味に設計されている。ここは好みの分かれるところだろう。
【フィールド・チェック】
セールスポイント『軽量・コンフォート仕様のトレランシューズ。ロードからトレイルまでオールラウンドに対応します』を試すべく、自宅からトレイルまでの自走ラン23kmを走ってみた。
ま ずは自宅から8kmの舗装路。ロードシューズに匹敵する280gという軽さ。足運びに苦はない。着地する時に感じるソールの重厚さを除けばトレランシュー ズを履いていることを忘れてしまう。住宅街を抜け、トレイルに突入。バラエティに富んだサーフェイスはフィールドテストにはもってこい。落ち葉、水を含む 泥、木段と次々に現れるシチュエーションを駆け抜ける。軽量性と耐磨耗性に強みがある分、下りはやや神経を使う。突き上げがやや気になり、グリップがピー キーなところはあるが、登りで勝負するなら大きな武器になるだろう。また、ロードから転向し重いシューズが苦手な方にもオススメ。
■ブルゴーニュさんのBlog「ブルゴーニュの走り書き」の記事も併せてせてご覧ください。
インプレ - サロモン XT HAWK(XTホーク) その1
インプレ - サロモン XT HAWK(XTホーク) その2
■SALOMON http://www.salomon.co.jp/softgoods/
■ トレイルランナー編集部 「体感レポート」 は こちら
■「トレイルランニング グッズ体感レポート」 一覧を見る
NHK-BS でヨーロッパの山岳マラソンの番組で有力選手から一般の選手まで、実に多くのランナーが、サロモンユーザーだった事から非常にトレイル系の印象がUPしてい る時にモニタープレゼントの案内を見つけました。もともとトレイル系のシューズでランニングをしているので迷わずシューズを選択して応募しました。足入れ の瞬間の第一印象は、「細っ」。ヨーロッパに憧れをもつ私にとっては、「この細さがヨーロッ仕様なんだよなー」と勝手に幅広の足の事を気にしないでいまし た。(実際にあまり気になりません)カービングスキーが出始めた頃からスキー靴はサロモンを使っており、不思議と足入れ感は似てます。雪国ですので、残念 ながらトレイルシューズならではの野山を走ることは出来なかったのですが、路上(コンクリート&土)と雪道での使用の感想を述べます。
路上では…
この細身感のおかげなのか、足のホールド製が非常に高いと感じました。また靴底が非常にやわらかくグリップ力があるので、コンクリートよりも土の上の方が適していると思います。土の上での安定性および走り対する安心感(前進する力とでも言いましょうか)
が非常に高く、いままでのトレイルシューズでは味わうことが無かったです。
雪道では…
残 念ながら、雪国に住んでおりますので山道のランニングは春までお預けです。その代わり雪道を走ってみました。結果は予想通りで、路上で感じた安心感が雪上 では抜群の性能を発揮してくれました。やはり靴底のやわらかさが、雪上でのグリップ力と安定感を支えている気がします。
デザイン…
もとも と「トレイル系のデザインが好き」、「サロモンが好き」、でした。更にこの洗練されたイメージのあるデザインは申し分ないです。では、なぜ今まで購入しな かったのかというと、やはり高かったからです。しかし、このモニターをきっかけに今後はサロモンユーザーになりたいと思いました。でも、このシューズをは いて走るなら、ウェアもサロモンにしたくなります。ウェアもサロモンにしないと、シューズのデザインとバランスが取れない気がします。春までに、ウェアを 買わないと!!
2週間ほど使用してみた感想をレポートしてみたいと思います。ちょうど昨年大晦日に横須賀から鎌倉にかけて三浦半島のトレイルをぐるっと60kmほど走る イベントに参加しましたので、その時の使用感を中心にレポートをまとめてみました。普段はモントレイルのシューズを履くことが多いので、主にそちらとの比 較した感想が多いのですが参考になれば幸いです。最近履いているモントレイルのマウンテンマゾヒスト(以降マゾヒスト)はトレイルランニング用のシューズ としては定番の一足なので、持っている方も多いでしょうからイメージが掴みやすいかもしれません。
さて、このサロモンXT Hawk、まず目を引くのはサロモンらしい大胆で鮮やかな赤のカラーリング(黒バージョンもあるらしい)。最初はちょっと照れくさいのですが、履きなれて くるとそのどことなくヨーロッパのブランドっぽいデザインと相まってなかなかカッコ良く思えてきます。シルエットもシューズを上から見ると、マゾヒストと 比べワイズがシェイプされているのでスマートで美しいです。マゾヒストはどちらかと言うとべたっとした印象があります。それでいて幅広の自分の足にも違和 感なくフィットします。
XT Hawkを履いてみた最初の印象はとにかく軽いこと。これがトレラン用のシューズなのかという軽さ。他のメーカーと比べてもおそらく最軽量の部類に入るの ではないでしょうか。また踵まわりのホールド感もしっかりとあります。ホールド感はあるけど踝があたって気になるということもない。ソールの厚みもあるの で、薄いシューズに慣れていると急に背が高くなったようで気分がいいです(笑)。
実際にまずロードを走ってみると、足をまっすぐ前に振り出しやすい! これが軽さからくるものなのか、シェイプされたシルエットによるものなのか、全体的 なバランスによるものなのかはわかりませんが、足がブレることなく自然にスッと前に出ていく感じがします。「あ、走りやすい。」 素直にそう思い、ちょっ と感動してしまいました。足を繰り出す動作が気持ちいいので、自然とスピードアップも望めそうな感覚があります。そうそう、ロードでも全然走れてしまうん です。ソールの厚みが路面からの衝撃を吸収してくれるので、固いアスファルトの路面を長距離走ると膝や足裏の痛みが不安な自分にも安心です。トレイルラン ニングのレースで、それまでふかふかのトレイルだった所から固いロードに出たりすると、足裏へのダメージからその後のパフォーマンスにも影響してしまった りするのですが、XT Hawkであればその心配もなさそうです。ガッチリしていて安定感があるけど、ソールパターンがゴツゴツしているわけではないのでロードでも普通に走れま す。ロードや林道の多いレースでは、もうソールの薄いシューズには戻れなそうです。自分がロードの練習用に普段履いているNIKE+のシューズより軽いし 走りやすいです(笑)。
トレイルを走ってみるとガレ場での足裏への突き上げを吸収してくれるので安心して走れます。ノースフェイスのラッキーチャッキーほどガッシリしたタフさは ないけれど、軽さを踏まえれば十分すぎるほど。軽くてヒールの安定感もいいので、木の根が無数に路面を這っているようなシーンでもリズミカルにかわしなが ら走れます。ソールパターンの目が細かて凹凸が少ないので、滑りやすい石の上や粘土質の路面などを走る時に不安はあったのですが、特にツルっとイクことも なく安定して走れました。ただマゾヒストであればバランスを崩しても幅広のソールがフォローしてくれる感じがあるけれど、XT Hawkのやや細身のソールはキビキビと走れる分、ある程度自己責任でバランスを取って走らないといけない印象を受けました。またソールが高めな分うっか り足首をひねってしまうとグキッといく可能性が高くなります。そういう意味では、マゾヒストよりもトレイルを走り慣れたやや上級者向けなシューズというイ メージを持ちました。
機能的な部分では、サロモンのシューズで最大の特徴とも言える「クイックレース」というのがあります。これはストラップを引っ張るだけのワンタッチで シューレースを締めることができる機能です。慣れの問題もあるかもしれませんが、私はあまりこのクイックレース方式に馴染めませんでした。バスクのイー サーTECHなどでも採用されているBOAシステムの方が使いやすかったです。ストラップ部分の紐を引っ張るだけだと甲の上の方だけしか締まらないので、 足全体をギュッとさせようと思うと、紐の先端部分から順番に締め上げていかなければならず、また細いワイヤーのような紐なのでストラップを留める前にうっ かり手を離してしまうと、テンションで紐がスルスルッと元に戻ってしまいます。当然甲の先端のほうだけキツ目にしたりといった細かな調整は一般的なシュー レースのようにはできません。であれば、ダイヤルをカリカリと締めるだけのBOAの方が全体的にフィットさせやすく、着脱も便利なのでこちらに分があるよ うに思えます。これはXT Hawkに限らずサロモンのシューズ全般に言えることですね。今回のランで下りが多いところを走る際に、強いフィット感を得ようとストラップをキツめにし ていたら、足に細く固い紐が食い込み甲が痛くなってしまいました。段々と痛みがひどくなってきたので後半は紐をかなり緩めて走りましたが、痛みが引かず結 局その日のランはこの甲の痛みとの戦いになってしまいました。紐の締めすぎには注意が必要です。
細かな部分を見ていくと、メッシュ部分が涼しいです。夏場でもムレなそう。モントレイルは正直靴の中が暑いです。ただ水たまりにちょっと入っただけで一瞬 にして水が染み込みました。速乾メッシュなのですぐに乾きはしますが。メッシュ生地の丈夫さはもうしばらく使い続けてみないとわかりません。バスクのメッ シュはハードに使用したら半年でビリビリになってしまいました。アッパー部分の素材は頑丈そうです。汚れても水洗いすればすぐにきれいになります。トレラ ンシューズは基本的に傷つき泥だらけになってしまうのが前提なので、頑丈さやメンテナンス性も重要です。マゾヒストはアッパーが合皮素材なので細かなキズ がつきやすく水洗いを繰り返しているとボロボロになってきます。ただこのあたりの耐久性についてはある程度の期間履き続けてみないことには明言できませ ん。
XT Hawkはズバ抜けた軽さと衝撃吸収性を高い次元で両立し、トータルバランスに優れたキレのある一足だと感じました。ウルトラ級の長距離トレイルにも向い ていると思います。昨年9月に参加した信越五岳の時にこのシューズが欲しかった!(笑)。ややべた褒めな感じのレポートになりましたが、今回のモニタープ レゼントがなかったとしても、もし事前に試履する機会があればきっと自腹で購入していたと思います。これからも当分の間マイフェイバリットシューズとして 活躍させてもらうことでしょう。短距離系スピードレースからロードを交えたようなウルトラ級長距離トレイルまで、オールマイティーにおすすめできるシュー ズです。
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ブルゴーニュさんのレポート
【デザイン・チェック】
サロモンのトレランシューズ『XTホーク』。走る前に設計を確認。最初に目を引かれたのはこのデザイン。大胆な色使いは文句なしに『カッコイイ?♪』。
続いて注目ポイントはクイックレース。足全体にテンションがかけられる上、脱ぎ履きが容易に行えるこのシステム。レースの滑りはスムーズ。アッパー素材は肉厚で頑丈そう。
ソール部にも注目。蹴りを担う前足部は縦横の2方向グリップを意識したパターン。着地を担う後足部にはスリットがある。膝や踵のプロネーションを軽減させる設計者の意図を(勝手に)感じる。
インソールは柔らかく肉厚。後足部裏には防水素材を施している。ソールを横から眺めるとやや前傾気味に設計されている。ここは好みの分かれるところだろう。
【フィールド・チェック】
セールスポイント『軽量・コンフォート仕様のトレランシューズ。ロードからトレイルまでオールラウンドに対応します』を試すべく、自宅からトレイルまでの自走ラン23kmを走ってみた。
ま ずは自宅から8kmの舗装路。ロードシューズに匹敵する280gという軽さ。足運びに苦はない。着地する時に感じるソールの重厚さを除けばトレランシュー ズを履いていることを忘れてしまう。住宅街を抜け、トレイルに突入。バラエティに富んだサーフェイスはフィールドテストにはもってこい。落ち葉、水を含む 泥、木段と次々に現れるシチュエーションを駆け抜ける。軽量性と耐磨耗性に強みがある分、下りはやや神経を使う。突き上げがやや気になり、グリップがピー キーなところはあるが、登りで勝負するなら大きな武器になるだろう。また、ロードから転向し重いシューズが苦手な方にもオススメ。
■ブルゴーニュさんのBlog「ブルゴーニュの走り書き」の記事も併せてせてご覧ください。
インプレ - サロモン XT HAWK(XTホーク) その1
インプレ - サロモン XT HAWK(XTホーク) その2
■SALOMON http://www.salomon.co.jp/softgoods/
■ トレイルランナー編集部 「体感レポート」 は こちら
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