なぜランニングに
カリフォルニア・レーズン?
ランニング中のエネルギー源は脂肪と糖質です。
糖質は体内でグリコーゲンという形で筋肉と肝臓に蓄えられ、運動時間が長くなると次第に減少し、不足すると集中力の低下や疲労困憊の要因となります。ランニングの前にはグリコーゲンを多く蓄えて、ランニング中はグリコーゲンを上手に小出しにしながら、糖質を補給つつ走るのがポイントです。
また、糖質をエネルギーに変える手助けをするビタミンB1 とスタミナアップに欠かせない鉄分の補給も大切になります。ランニング中は、
血糖値の低下を防ぐために、糖質の多い行動食を水分と一緒に補給しましょう。また、ブドウ糖は脳の唯一の栄養素でもあり、肝臓で蓄え
られているグリコーゲンが血液中のブドウ糖に変わって脳に送られて、集中力や注意力を維持します。
長丁場のトレイルランニングでは疲労がたまります。それはすなわち脳の疲れでもあるので、レース中も血液中のブドウ糖を維持するために、レーズンなどの糖質を含む食品を補給することが大切になってきます。
レーズンとランナーの研究について
最新の研究では、運動時に、市販のスポーツ用ジェル製品を摂取した場合とレーズンを摂取した場合の運動能力、代謝、疲労感に及ぼす影響は同等に近い効果があることが判りました。さらに、自然の食材であるレーズンにはより多くの微量栄養素が含まれ、また、ジェル状製品よりも安価である点からも、ランナーの行動食として最適といえます。
カリフォルニア・レーズンの利点
1.約7 割が糖質で、ご飯に比べると吸収も早い。
2.GI 値が低く血糖値の上がり方が緩やか。安定的に血糖を供給することで、エネルギーを持続させる。
3.ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄など、ランニング中に汗などで失われるミネラルが含まれている。こまめに摂取することで、失われた栄養素をとることができ、筋肉の痙攣などを予防できる。
4.酒石酸(有機酸)は、持久力の低下を防ぐ鉄の吸収を良くする働きがある。
5.激しい運動をすると発生する活性酸素の働きを抑えるポリフェノールなど抗酸化物質を多く含んでいる。
6.コレステロールはゼロ!脂質を抑えながら、炭水化物が豊富にとれる。
7.走りながらでも食べやすく携帯に便利で好きな時に好きな量が食べられる。
カリフォルニア・レーズンの生産地はサンフランシスコとロサンゼルスの間に位置する、サン・ホアキン・ヴァレーです。
面積はなんと四国の1.6 倍。シエラネバダ山脈からの豊富な水量とレーズンの乾燥に適した雨の少ない気候が、レーズンを作るのに最適なのです。
実は、現在日本で消費されているレーズンの約8 割が、サン・ホアキン・ヴァレー産のカリフォルニア・レーズンなのです。
カリフォルニアの太陽がおいしさと栄養を凝縮
カリフォルニア・レーズンのほとんどが、種なしで皮が薄く、主に甘くおいしいナチュラルシードレスから作られます。砂漠地帯特有の高温で乾燥した気候により真夏には43℃以上になることもあります。しかし夜間の平均気温は20℃に低下。
昼夜の温度差がぶどうの味を良くします。
収穫期のぶどうの糖度は約21%。これがカリフォルニア・レーズンのおいしさの秘密の一つです。さらに、その先の行程にもこだわりがあります。
重く熟したぶどうは、丁寧に摘まれ、カリフォルニアの燦燦と降り注ぐ太陽のもと2~3週間かけて自然のままの天日干し乾燥をします。
このように、乾燥に機械を使わないこと、また、加工においても防腐剤や添加物を一切使用しない天然の食品であるということ、さらに、異物除去、洗浄、検査をしっかりと行っていることでカリフォルニア・レーズンの味と品質が保たれているのです。