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桁違いのスピードで進む〝最先端〞の町〜群馬県神流町の魅力とは?-前編-

シリーズ「トレイルランニングと地域活性」、今回は屈指の人気を誇る『神流マウンテンラン&ウォーク』。2009年11月15日に開かれた第1回大会が、ランネットの投票でぶっちぎりの1位を獲得し、平成24年度過疎地域自立活性化優良事例として「総務大臣賞」を受賞。神流町の人気の秘密を探った。

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・大会は地位活性に役立たない。ただし…
・大会随一の人気を誇る『持倉エイド』の秘密
・ハートフルな交流と超ドMなコース
・4人の黒澤の存在と支持されるワケ
・“最先端の町”のこれから
・トレイルランニング以外でのアピールポイント
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「今も〝最先端〞の町ですよ(笑)」屈託のない笑顔でそう話すのは、町の観光インストラクターを務める細谷啓三さん。何が〝最先端〞かというと、過疎と高齢化が桁違いのスピードで進む日本の未来を表す〝最先端〞の町なのだ。
「町の森林率は88.3%。高齢者率56%を超え(全国2位)、宿泊施設は2軒のみ。唯一の小学校は全校生徒で40人も満たないんです。年間100人の自然減がある神流町では訃報が町内放送で流れるんですけど、ほぼ3日に1回の頻度で町内放送されることを意味します」(細谷さん)
そんな限界集落をひた走る町がなぜ、ぶっちぎりの人気を誇っているのか?

大会は地位活性に役立たない。ただし…
トレイルランニングは年に1回の蜃気楼みたいなもので、地域活性に役立たないと思う。と率直な意見を言う細谷さんだが、1つの条件をクリアすると話は変わってくると言う。
「一言で表すと『意識改革』です。当事者意識を持つと言い換えられますけど、例えば、イベントに携わった町民の人たちの意識が変わるのならば、そこから地域活性のスタートラインに立つことができると思います」
当事者意識を持つ、実は一番難しいと言われるその『意識改革』をどう作り上げてきたのか?
「一種の吊り橋効果のような『絶対成功させてやる!』という空気が生まれたことです。それは第一回大会が行われる5日前に群馬県警より大会中止の通達を受けたに起因します。狩猟の解禁日と重なっていたからです。参加者からはお金をもらっていて、これまで町を上げて準備もしてきて、今更中止なんてできないじゃないですか。この大会直前のアクシデントが、かえって町民の団結力を強くしました。そして大会終了直後『来年はもっとよくしよう!』そんな気持ちのこもった眼が町民にありました」(細谷さん)

大会随一の人気を誇る『持倉エイド』の秘密
この大会に出たランナーが口々に”名物っぷり”を話すエイドがある。それが大会随一の人気を誇る『持倉エイド』だ。最年少が70歳代で平均年齢約80歳の7世帯10人が作るこのエイドは、ゴール手前10km地点にあり、そこで出される蕎麦が絶品と評判。

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「全部手打ちです。何日も前から仕込み、当日は休むことなく振る舞うんです。『無理しないで休んでいいよ』と伝えても言うことを聞いてくれません(笑)」(細谷さん)
地域活性化のために始めた大会である以上、過疎地域の置かれた状況や厳しい現実をレース参加者に感じてもらい、理解を深めてもらう意図もあるわけだが、“持倉が実質のゴール”と考えるランナーがいるほど、持倉エイドは回を重ねるごとにランナーにとって特別な存在になっていった。

ハートフルな交流と超ドMなコース
神流マウンテンラン&ウォークの人気の秘訣は大きく2つあると言われる。1つは民泊に代表される町民とのハートフルな交流、そしてそれとは裏腹な超ドMなコース。
「宿泊施設は2軒のみですから、どう考えたって宿泊施設は足りないわけです。『民泊』は苦肉の策だったのですけどね、これが絶大な評判になるなんて….」(細谷さん)
民泊家庭では、まず布団干しから始めるといいます。これがなかなかの重労働で、その次は家の大掃除。老夫婦が手分けして準備する様子が目に浮かんできます。
「まるでお婆ちゃん家に来たみたいな気持ちになるんでしょうね。美味しい料理とお酒の力もあって、もてなす側と参加者はすぐに打ち解けてしまいます。ついつい飲みすぎる人も出るくらいにね(笑)」(細谷さん)
この暖かい交流が人気の大きな要因になっているのは間違いない。毎年“ご指名”のお宅も少なくなく、今でも手紙のやり取りを続けるランナーも多いことから、町民の大きな励みにもなっている。

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そして、もう一つが50kmの距離に累積標高が約4000mという日本屈指の厳しいコースだ。もともと国土地理院の地形図で最も峠の記載が多い地域で、地元の人しか知らない無数の古道や廃道を復活させてつなぎ合わせてコースは作られた。そんなポテンシャルの高いコースによって前日に胃袋と心を満たしてスタートしたランナーは、距離を重ねるごとに心身ともに削られ、追い込まれていく。そして残り10kmで現れるのが『持倉エイド』というわけだ。

(文/山田洋)

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