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montrail CALDORADO

ベストセラー「BAJADA II」を脅かす
montrailのニュースタンダード

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ニューモデルのネーミングの由来を聞くのが楽しみなmontrail(モントレイル)のシューズ。2016年に発表された「CALDORADO(カルドラド)」は、全米最高峰のトレイルレース、ウエスタンステーツ100の難セクション、ボルダーのエルドラド・キャニオンを攻略すべく命名されました。

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(上)montrail新世代のラグパターン。
(中)ラグは両サイドに張り出す。
(下)フレクスは「BAJADAII」
より若干硬め。

アッパーは通気性が良いオープンメッシュ。ラスト(足型)は横幅には余裕があり、つま先付近も広めです。足入れした感じはmontrailのベストセラー「BAJADA II(バハダII)」とほぼ同様のフィーリングでした。サイドはサーモプラスティックによる補強が施されています。サーモプラスティックは薄くしなやかなので、ガッチリと押さえられているという感覚ではなく、足の動きを邪魔しない程度に適度にホールド感を高めてくれる印象です。トウキャップは補強の上からラバープリントも施され、耐久性の面でも期待できそうです。

ミッドソールはフルレングスのFluidFoam。さらに土踏まずのシャンク(土踏まず部の樹脂製の補強)の代わりにFluidGuideを採用し、安定感の向上を図りながら軽量化も実現しています。ドロップ(踵と爪先の高低差)は8mm(19mm/11mm)と若干踵が低めな設定となっています。クッションは全体にソフトですが、とくに踵の後部の柔らかさが際立っています。

アウトソールは新しいパターンが採用されました。montrailの各モデルでおなじみのキューブ型のラグはセンターに、両サイドはには新しいキャタピラタイプのラグ形状を採用しています。このサイドのラグはキューブ型に比べて設置面積が広く、さらにシューズの外側に張り出しているため、踵の外側から接地した時のフラット感が高いのが特徴です。接地後、シューズにしっかりと体重が乗ってくると、センターのラグが潰れ、よりグリップ感が高まる印象がありました。

「CALDORADO」は走行性能と補強、そしてグリップと、非常に良くバランスがとれたオールラウンドなシューズです。スピードコースからロングトレイルまで、どんなシチュエーションで使用しても満足のいくパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

montrailの中では「BAJADA II」とかなり性格がかぶっています。ほんの少しの差ですが、あえて違いを強調するならば、「CALDORADO」のほうが補強もグリップもしっかり目でありながら「BAJADA II」よりも重量は13g軽く、ドロップも2mm低い設定になっています。そして、設置のフラット感が高いのが特徴となっています。

しっかりしているのに軽いのはテクノロジーの進化のおかげでしょうか。montrailファンには嬉しいくて悩ましい選択肢が増えました。ぜひ足入れして試してみてください。

cardorado3
(左)アッパーは全てオープンメッシュを採用。トウには2重の補強。
(中)サイドのサーモプラスティック融着補強。
(右)踵部は内部の補強もしっかり。クッションは柔らかめだ。

CARDORADO4CALDORADO
カルドラド

■価格/¥14,000(税別)
■サイズ/MENS 25-29, 30cm WOMENS 22.5-26cm
■重量/MENS 313g  WOMENS 259g
■カラー
MENS 620BLAZE/BLACK、060LIGHT GREY/ZOUR
WOMENS 606POPPY RED/ZOUR、060LIGHT GREY/TROPICAL OCEAN

 

コロンビアスポーツウェアジャパン(モントレイル)  http://www.montrail.jp

 

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