TrailRunner

salomon トレイルランニング

SALOMON SENSE PROPULSE

トレイルランナーのためのロードランニングシューズ選び
SALOMON初の厚底シューズは
身構えなくても履ける自然さが特徴

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ロードランニングシューズにも意欲的に取り組むSALOMONですが、いわゆる厚底ランニングシューズはトレイルランニング用にもラインナップしていません。つまり、「SENSE PROPULSE(センス プロパルス)」はチャレンジングなシューズと言えるでしょう。

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(上)アッパーはSALOMONの定石通り
(中)ソールは高いだではなく幅も広い
(下)SALOMON中最も細かい溝のアウトソール
ソールの厚さはヒール29mm、トウが23mm、ドロップ(トウとヒールの高低差)は6mm。ベースとなっている定番の「SENSE PRO(センス プロ)」がヒール16mm、トウ10mm、ドロップ6mmなので、全体に13mm高く仕上がっています。

アッパーは他のSALOMONシューズ同様にセンシフィットというサイドの補強や、ワンタッチで着脱できるクイックレース、タンがソールまでつながって足を包み込むエンドフィットなどが装備されています。足入れした感じは、エンドフィットと薄いタンが足と一体を高めているフィーリングが「SENSE PRO」とそっくりでした。ただし、横幅はこちらの「SENSE PROPULSE」のほうが広いです。これはソールの幅とも関係があるようです。

シューズを履いて立っただけでは特に高さも感じません。それもそのはず、ドロップが6mmなので走りのバランスはサロモンの他のシューズと比べても、とくに違和感はありませんでした。そこで、普段と同じように走り出してみると、さすがに足と地面の距離感は違います。しかし、ソールが広く安定しているので、不安はまったく感じません。クッションと反発力は「SENSE PRO」よりもワンランク上ですが、ふわふわして足が必要以上に沈み込む感じはありませんでした。さらに、ソールのエッジ部分がしっかりしているので、変につぶれるようなこともなく、かなりしっかりした印象です。厚底シューズを初めて履く方も違和感なく、すんなりと受け入れることができそうです。

アウトソールはかなり幅広です。特にヒール部が広いので直進性は高いですが、横方向への俊敏な動きはあまり得意ではありません。ロードランニングではではそんな状況はほとんどないので、気にするほどではありません。ヒール部は適度にラウンドしているため、引っかかりもなくスムースにステップすることができます。ラグは専用の形状で平滑ですが、細かい溝が切ってあり、プロフィールフィルムも入っているので、ライトトレイル程度なら対応できると思います。

厚底シューズは総じてナチュラルランニング系でドロップが少ないモデルが多いですが、「SENSE PROPULSE」は踵着地も許容しますので、幅広いタイプのランナーが使用できると思います。膝に負荷がかかるのが気になるランナーや、ハードな着地をするランナー、そして、ウルトラランニングを目指すランナーにもお勧めです。

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左が「SENSE PROPULSE」右が「SENSE PRO」。高さと幅の違いは一目瞭然だが、ドロップは同じだ。

 

IMG_4722SENSE PROPLSE
センス プロパルス
■価格/¥16,500(税別)
■重量/325g(27cm)、305g(24cm)
■サイズ/メンズ 25.0-29.0cm ウィメンズ 22.0-25.0cm
■カラー/メンズ 2色 ウィメンズ 2色
■ソール/29mm / 23mm
■搭載テクノロジー/PROPRIOTECTION™、SENSIFIT™、ENDOFIT™、PROFEEL FILM™

■サロモン http://www.salomon.co.jp/softgoods/

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