TrailRunner

salomon トレイルランニング

new balance MT00

リアルなベアフットにより近づいた
ゼロドロップの超軽量シューズ

mt5

ベアフット(裸足)ランニングシューズの先駆者として2011年にデビューしたニューバランスの「ミニマス」。その2012年モデルが「ミニマスゼロ」です。結論から言うと、初代からのバージョンアップというよりは、ほぼ別物というイメージを持って対面したほうがいいと思います。一口にベアフット系シューズと言っても千差万別です。足本来の動きをナチュラルに引き出そうというコンセプトは同様でも、しっかりとクッションがあって、ベアフットというよりはナチュラルランニングという言葉で表現されるシューズから、本当に裸足に近い、ノーサポート、ノークッションのシューズまであります。ミニマスの「MTOO」は、まさに後者、極限まで裸足に近いシューズに仕上がっています。

mt2-thumb-200x245「MTOO」の最大の特徴はドロップ(つま先と踵の高低差)が0mmだということ。つまり、裸足とまったく同じバランスで立つことができるのです。2011モデルの「MT10」のドロップは4mmでした。この差が、走行フィーリングに大きく影響してきます。実は「MT10」のほうがつま先部分は2mm低い(11mm)のですが、高低差がないほうが圧倒的に裸足に近い感覚になるのです。

アッパーは驚くほど薄く、ソックスの色が完全に透けて見えるほど。そして、ほとんど伸びないので足の曲線にフィットさせようとしても、どこかにしわ寄せが来てしまう方が多いと思います。そこで、ソックスを緩衝材の役目としてうまく利用するのがお勧めです。少し厚めのソックスをはいたほうがしっくりとフィットすると感じるはずです。

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mt3-thumb-250x307 反対側が透けて見えるほどの極薄のアッパー(上)。タングもにもクッションは一切入っていない(下)
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mt4-thumb-200x270走ってみると、足に伝わる感覚は「MT10」よりもダイレクト。アウトソールは硬い素材とやわらかい素材が組み合わされていて、荷重がかかる部分に、「MT10」よりも硬い素材が使われているからだと思われます。アスファルトでは左右にロールする感じが若干強く感じられましたが、トレイルでは逆に不安定な路面にナチュラルに接地できるという利点になっています。また、ヒールカウンター(踵部分の補強)がないのはもちろん、ソール全体がどの方向にもクニャクニャと曲がり、とにかくやわらかいので、足は自分の行きたいほうへ自然にねじれたり曲がったりします。ベアフット上級者は、それがいいと思うし、初めてはく方は、それが不安に感じるかもしれません。ベアフットの走り方にかなり慣れている方以外は、慎重にウォーキング、または短い距離からの使用をお勧めします。そうすれば、自然とシューズに合った走り方に導いてくれるはずです。

「MT00」はトレイル用ですが、大会で使用するには、少しためらってしまうと思います。ロードでもまったく問題なく使用可能ですので、ベアフットのトレーニング用として、ロードや条件のよいトレイルでの使用がお勧めです。

 

mt1-thumb-250x188MT00 (男性用)
■価格/¥12,600(税込)
■サイズ
D 7 – 11,12(25.0 – 29.0, 30.0cm)
EE 7 – 11,12(25.0 – 29.0, 30.0cm)
■カラー/ブラック/ライム(BL)、オレンジ(CO)、ブラック(BK)
■重量/約130g

WT00 (女性用)
■価格/¥12,600(税込)
■サイズ
B 5 – 8.5(22.0 – 25.5cm)
D 5 – 8.5(22.0 – 25.5cm)
■カラー/ライム(CL)、コーラル(CO)、ブラック(BK)
■重量/約105g

■ニューバランス ジャパンお客様窓口 TEL0120-85-0997
http://www.newbalance.co.jp/minimus/

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