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【Report】斑尾高原トレイルランニングレース2016

2016年10月2日(日)
Madarao Forest Trails 50km

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ココ最近のトレイル大会において、悪天候によるコース変更や中止が相次いでいる。止むを得ない。そんな中で迎えたこの大会。山は雨が降るもの。何が起こるか分からない。天気予報は当てにならない。そして、晴天を期待しない。そんな心積りで臨む。

50㎞コースは6:30amスタートなので前泊必須。
12:20pm 大会前日、飯山駅着。晴れ。暖かい。なるほど…… そうきたか。シャトルバスに乗り込み受付会場へ向かう。到着すると、青空を背負った斑尾山がゲレンデ越しにドーン!と見える。清々しい事この上ない。

2013年、この大会は私が初めて出場したトレイル大会になった。トレランのトの字も知らぬままエントリー。エントリーしてから、トレランシューズなるものに足を通し、初めて山を走りに連れて行ってもらうという暴挙に。週末、時間があれば山へ行き、周りのみんなに心配されながらも、ひと夏かけて練習して、制限時間7分前になんとかゴールした…という思い出がある。へとへと。
私にとっては3回目。大会自体は10周年だという。受付会場では記念Tシャツが販売されていた。そんなつもりはなかったのに、ついつい購入。受付を済ませたら、宿へ向かいチェックインしてから、また会場へトンボ返り。コースガイダンス&競技説明を受ける。
そこで周知されたコース変更。袴岳山頂は通らずに2.8kmショートカットだとか。連日降り続いた雨の影響で路面状況が悪く、トレイル保護とランナーの安全確保の為だ。

そして、前夜祭へ突入。ランナーとして、またボランティアとしても、たくさんの仲間たちが参加する。かんぱーい! 英気を養い(=ビール飲んで、炭水化物中心のご飯食べて)、サクッと撤収。

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そして、寝る前に大事なこと。お風呂に入って歯を磨くこと…… もそうだけど、明日、背負って走る荷物を纏めること。ふと見ると、同室の友人が食べ切れないほどの行動食を詰め込んでいる。
これは要らないでしょう!? いつ食べるの?? と、取り上げてみたが
「ダメ! それは持って行く。こっちはお守り代わり……」ひと悶着(笑) 私にも甘酒を用意してくれていた。ありがとう☆
22:30pm就寝。明日は3:30am起き。当日3:30am….のつもりが、時計は4:38を表示している。寝過ごした!? 慌てて身支度を整える。間に合う時間で良かった。ほっ!
20分後、スタート地点へ。昨夜の前夜祭会場で朝食を摂る。そわそわ。天気は霧掛かってはいるけれど、悪くない。よしよし。スタート15分前、ゲートが解放される。列の最後尾でスタンバイ。どきどき。

6:30am いよいよスタート! ゲレンデを登って行く。傾斜がキツくなってくるとすぐに歩き出した。まだ先は長い。慌てることなかれ。自分に言い聞かせる。
7:30am まずは順調に1Aに到着。最初のエイド。給水をしてすぐに出発。
すると、2㎞も行かないうちに何やら渋滞。蜂だ。ブンブン。蜂の駆除をするとかしないとか。最前線で何が起こっているのか分からない。伝言ゲームのように指令が伝わる。「バックして!」「ストップ!」「戻って!」。時折飛んでくる蜂。しゃがんで待機。そのうち「コース変更します!」の声。のろのろと列が動き出す。20分足止めを食った。大丈夫、関門には間に合う。

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長い林道が続き、登り切ったところで野尻湖が姿を現した。青い空に白い雲が浮かび、湖の輪郭がはっきり見える。本日は晴天なり♪
9:17am 2A到着。しばし休憩。呼吸を整える。ボランティアのS川さんに元気をもらって、いざ斑尾山の登りに突入〜
”さあ、ここから斑尾山を目指すよ! 長い登り! 頑張る気持ち、粘り強く行こう!”
要所要所にメッセージボードが立つ。励まされたり、アドバイスされたり。素直に受け止める。一定のペースで粘り強く登る。傾斜が急になり、岩場が出てきた。手を掛けながらよじ登ってみると….雲海がバーンと広がる。

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10:00am 明神ヶ岳。ここまで20km。
斑尾山頂を経て下りに入る。むむ? 何やら右膝が不穏…痛くなり始めた。何とか誤魔化しながら走る。
10:40am 3A着。第1関門クリア。かぶり水を柄杓で首筋にザブっとかけて貰う。気持ち〜!子供達もお手伝い。そして、3Aを出てすぐヒューヒュー言って盛り上げながら誘導をしているボランティアの方が…… O田さん!
「あ、金谷さん。ここから走れる気持ちの良いトレイルですよ‼︎」
へ〜、そうなんだ。グシャ! ズブ! 走れるけれど泥々ゾーンもありますよ⁈

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11:30am 万坂峠入口。今度は誘導係のMクタさん登場。また、膝が痛くなっちゃって。「無理すんなよ」元気をもらって先に進む。
山にはハイカーもいる。1人だったり、2人組だったり、はたまた団体だったり。すれ違う際に「大したもんだな。頑張れ、490‼︎」私のゼッケンナンバーだ。はい、頑張ります。
12:00pm 4A着。楽しみにしていたシャインマスカット。甘っ!疲れた身体に染み渡るよう。瑞々しく、この上なく美味しい。止まらなくなりそうなのを何とか我慢。
12:50pm 第2関門の希望湖通過。ホッとしたのも束の間、毛無山への登りに入る。ほどなくして頂上に出る。景色が良くて疲れが吹き飛ぶ。ここからは、膝が痛くても走れちゃうフラットでフカフカのトレイル。
痛くない痛くない……、いってぇ‼︎  時折鋭い痛みが右膝にビリビリ来る。左脚でカバーする。痛い右膝をなだめ、負担の大きい左脚を励ましながら前に進む。
13:50pm 5A着。最後のエイド。ここまで来たら、ゴールまであと7km。「頑張れ、べっぴんさん^^」誘導係のおじいさん。嘘でも嬉しい…元気出ましたー☆
しかし! ここからがまた長かったぁ。ゴールが見えてから、グル〜〜…っと回らされる。精神的にキツイ。文字通り、最後の力を振り絞ってゲレンデをいっきに駆け下りる。15:00pm ゴール‼︎ やれやれ

一緒に走った仲間たち、ボランティアの方々からパワーをもらって頑張ることが出来た。ほとほと疲れ果てたけれど。イヤ!ってほど走れちゃう斑尾高原トレイル。
来年も、また是非出たい大会だな。ありがとぅございました。20px

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md16-8 Report/Miho KANAYA
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斑尾高原トレイルランニングレース Madarao Forest Trails 50km
http://madarao.tv/forest-trails/

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