上質なフィット感と、よりソフトなクッション
軽量化にも成功したファイン・アップデート
ＨＯＫＡ ＯＮＥ ＯＮＥ（ホカ オネオネ）のロードランニングシューズの定番「ＣＬＩＦＴＯＮ（クリフトン）」は、的確なアップデートを繰り返しながら、安定した評価を維持し続けています。今回は６世代目となるニューモデル「ＣＬＩＦＴＯＮ ６」をご紹介します。
今回もコンセプトに変更はないものの、アッパーからソールまで全面的にアプデート。重量は２５５ｇ（ＭＥＮ ２７ｃｍ）・２０９ｇ （ＷＯＭＥＮ ２４ｃｍ）で、前作よりも軽量化に成功しました。
アッパーは固すぎず、適度にストレッチするメッシュ素材。強度も十分にあります。トウには目が荒く通気性が高める編み方を多用。サイドの補強はアッパーの厚みを増すことなく適度な剛性を付加するステッチを採用しました。
ソールスペックはヒール２９ｍｍ、フォアフット２４ｍｍ、ドロップ５ｍｍ。アウトソールは必要な部分にのみ装着されている点も前作と同様ですが、その配置は見直されました。特にフォアフット部分のアウトソールの面積が増してより均一なグリップを得られます。
（右）サイドはステッチによる補強。ヒール部はガッチリした補強プレートを内蔵。
テクノロジーに変更はありませんが、ＨＯＫＡ ＯＮＥ ＯＮＥのキャラクターを形作る重要な部分なのでおさらいしておきましょう。
まずはミッドソールボリューム。ＨＯＫＡ ＯＮＥ ＯＮＥの厚底シューズはソールの高さが注目されることが多いのですが、実は横幅の広さも大きな特徴。厚底＋ワイドボディでより安定感が高まる仕様となっています。
そして、そのワイドボディの上に乗る足をさらに安定させるのがアクティブフットフレームです。これはミッドソールの外側が盛り上がった形状になっているため、走行中の荷重ラインを定めてくれます。
さらに、近年のランニングシューズのキーワードと言えるのがロッカー形状です。ＨＯＫＡ ＯＮＥ ＯＮＥでは開発当初からメタロッカージオメトリーを採用。フォアフットとヒールがせり上がった船底型のソールシェイプで、自然な体重移動によってタイヤのように転がりながら前に進む走り方をサポートするテクノロジーです。
（右）トウボックスはゆとりがあり、ヒールはきっちりフィットする。
実際に履いてみるとトウボックスは前作よりも若干ゆとりがあるように感じられました。アッパーの全体的な印象としては伸縮性と剛性のバランスが取れていて、ナチュラルにフィットしてくれます。足全体にぴったりとフィットしているのに、不快感を感じる部分がなく、足が屈曲してもストレスは感じません。通気性は「スッ」と風が通るのを感じられるほど良好です。
ソールの高さ、ドロップは前作同様なので、立った状態での印象に大きな変化はありませんが、走り出してみるとクッションが柔らかくなっているのが判ります。しかし、アクティブフットフレームのおかげもあって、足がふらつくことはありません。柔らかなクッションはハードに蹴り出すよりも、シューズのロッカー形状をうまく利用して転がるような走り方をした方が、気持ちよく進めます。安定感とソフトな走行フィーリングの絶妙なセッティングは一度履いたら癖になりそうです。
流れるようなで軽い走りを体感できる「ＣＬＩＦＴＯＮ ６」は、一度履いてみる価値があるシューズだと思います。
CLIFTON 6（クリフトン 6）
■価格／￥15,000+税
■展開
Men’s：（25.0–30.0cm・5色・255g/27cm） ソールスペック:オフセット5mm/ヒール29mm/フォアフット24mm
Women’s：（22.0–25.0cm・4色・209g/24cm） ソールスペック:オフセット5mm/ヒール27mm/フォアフット22mm
■カラー
Men’s：Nebulas Blue/Lemon, Ensign Blue/Plein Air, Black/White, Poppy Red/Rio Red, Gull/Obsidian（公式オンラインストア限定色） ※Nebulas Blue/Lemon, Ensign Blue/Plein Air, Black/WhiteはWIDEも展開
Women’s：Plein Air/Moonlight Blue, Poppy Red/Cactus Flower, Black/Aqua Sky, Black/White ※Plein Air/Moonlight Blue, Poppy Red/Cactus Flower, Black/WhiteはWIDEも展開
■テクノロジー／Midsole Volume / Meta Rocker Geometry / Active Footframe
■HOKA ONE ONE https://www.hoka.com/jp/
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