オークリーは日本人アーティスト山口歴(やまぐちめぐる)氏がデザインを手掛けた「KOKORO COLLECTION」(ココロコレクション)を発表します。「KOKORO COLLECTION」は、スポーツを愛するすべてのアスリートの心をひとつにするために生み出されたカプセルコレクションです。本コレクションの発表に際し、オークリーは「WHO(世界保健機関)のための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」へ20万ドルを寄付し、WHOが行っている各国での新型コロナウイルス感染症の拡大の防止、検出、対処するための世界的な取り組みを支援します。
感情、思考、精神(”heart; mind; spirit”)を包括した日本語の「心」という言葉から名付けられた「KOKORO COLLECTION」は、プロ・アマチュアを問わずあらゆるアスリートの心をひとつにするものです。人間の優れた才能や互いを思いやる気持ちの美しさを形にした本コレクションは、今まさに必要な一体感と連帯感を呼び起こすことを目指しています。
オークリーは、アート、ジェスチャー、フォルムの可能性を広げる独自の「立体的で彫刻のような絵画」スタイルに注目し、ブルックリン在住の日本人アーティスト山口歴氏をデザイナーに起用しました。まず山口氏は、オークリーのスタッフやデザイナー、Team Oakleyのアスリートと対面することでスポーツの精神でつながる連帯感を目の当たりにし、それを唯一無二のデザインに反映させました。ひとつひとつデザインが異なる本コレクションはすべて、山口氏独自の“筆跡/ブラシストローク”を再現するためにオークリーのエンジニアが開発した、特殊なスピン技法に対応したカスタム仕様の機械により仕上げられています。
「高校時代からファンだったオークリーから声が掛かった時はとても興奮しました。デザインに取り掛かるにあたりオークリーのアスリートとの交流した際、彼らに共通するスポーツへの情熱に心を動かされました。この情熱をデザインで表現することをコアに据えて制作に取り組み、仕上がりにとても満足しています」と山口氏は語っています。
「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」は、新型コロナウイルスの拡大状況の追跡・把握、患者が必要とする治療の提供と最前線で働く保健医療従事者への必需品の支給と情報提供、新たなワクチンおよび治療法の研究開発の加速などを支援する基金です。
オークリーのグローバルマーケティングディレクター、ベン・ゴスは次のようにコメントしています。「KOKORO COLLECTIONは、万人の心をひとつにする力を持つ、スポーツへの普遍的な愛を称えるコレクションです。情熱を持って、正しい方法で世界的なウイルス感染拡大に取り組んでいる世界保健機関を支援できることを誇りに思います」
国連財団の会長兼CEO、エリザベス・カズンスは次のようにコメントしています。「新型コロナウイルス感染症連帯対応基金に対するオークリーからの寛大かつクリエイティブな貢献に心より感謝しています。『KOKORO COLLECTION』は、このウイルスに打ち勝つために必要となる世界的な連帯の精神を後押しするものです。私たちは一丸となって協力して取り組むことで、大きな力を発揮できるのです」
アーティスト
山口歴(やまぐちめぐる)
東京・渋谷区出身。現在ニューヨークのブルックリンを拠点に活動する日本人アーティスト。「カット&ペースト」と呼ばれる独自の技法を用い、カオスな様相を持つ鮮やかでインパクトのある印象を与え、力強くアブストラクトな作品を制作することで知られている。「カット&ペースト」とは、絵の具をプラスチックシートに載せて乾かし、乾いた絵の具をカットし、シートから剥がして、3Dの筆跡/ブラシストロークをコラージュするかのように作品に貼り付けていく技法である。相関性のなさそうなピースを重ね、アレンジする過程を経て、色、形状、テクスチャが混ざり合った極めて複雑なフォルムへとまとめあげ、ひとつの作品を生み出している。
近年は、力強く豊かなブラシストロークが作品の表面から飛び出しているように見える「立体的で彫刻のような絵画」で、アート、ジェスチャー、フォルムの可能性を広げている。
表現の場は四角いキャンバスの中に留まらない。市街地の壁面やスケートボード、ストリートウェアブランドや大手百貨店とのコラボレーションなど、サブカルチャー、ポップカルチャー、ハイカルチャーにいたるまで、ジャンルの垣根を超え活躍の場を広げている。
今回オークリーとのコラボレーションにより、スポーツに対する情熱を通じ、世界中のアスリートの心をひとつにする「KOKORO COLLECTION」(ココロコレクション)を制作。
■ルックスオティカジャパン(オークリー)TEL:0120-009-146