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【Review】ROSSIGNOL 「RSC SHOES(RSC シューズ)」

お洒落すぎる外観からは想像できないトレイル対応力は、本格トレイルランニングシューズに匹敵

フランスのROSSIGNOL(ロシニョール)はスキーヤーなら誰もが知っているウインタースポーツのトップブランドです。近年は春夏の商品にも力を入れ、アウトドアからカジュアルまで幅広いラインナップを展開しています。今回ご紹介するのはトレイルランニング対応のマルチアウトドアシューズ「RSC SHOES(RSCシューズ)」です。

ROSSIGNOLグループは、2017年にトレイルランニングの老舗ブランドであるRAIDLIGHT(レイドライト)を買収。2019年のRAIDLIGHTの新作トレイルシューズはROSSIGNOLのアトリエで開発されました。そして、2020年、ROSSIGNOLグループはRAIDLIGHTを売却しましたが、トレイルシューズ作りのノウハウとテクノロジーを自社ブランドに生かして新開発したのが「RSC SHOES」です。

外見もネーミングもお洒落なカジュアルシューズのようですが、細部を見ていくとかなり本格的なトレイルシューズに仕上がっています。

アッパーは耐久性とホールド性が高いリップストップを採用。外側にオーバーレイの補強の他、サイド部は裏側からしっかりと補強を施しています。トウキャップは大型でがっちり。ヒールは外側から二重の補強にプラスして内蔵プレートまで入っています。履き口とタンの一部にはレザーを使用しています。

インソールは3つのゾーンで衝撃吸収を増強するセンサー3テクノロジーを採用。エネルギーリターンの増加と快適性の向上を両立しています。EVAのミッドソールはサイド部の特に踵周辺が盛り上がっているため、足をセンターにキープしてくれます。ドロップは8mmとなっています。アウトソールも独自開発のセンサーアウトソールを採用しています。ラグの高さは4mm。パターンはエッジ部分は間隔が狭く、センターは広めの感覚で配置してあります。

足を入れてみると、全体に幅が広めなので窮屈に感じる部分はありません。そして、見た目以上にしっかりしたシューズだということが判りました。走り出すと、屈曲時のスムーズさが若干犠牲になるものの、手厚いプロテクトとサポートとミッドフットからヒールにかけてソール幅の広さのおかげで、起伏の多いトレイルでも安定します。クッションは特に踵周りがしっかりしていて左右のブレも感じません。フォアフット部は軽いロッカー形状になっていて、足が自然に前に運ばれます。

フルレングズのアウトソールはトレイルをよく掴みます。直進時にはダイレクトにパワーが伝わりますが、横方向へは少し粘る感じがあるので結果として路面に吸い付くフィーリングになるようです。泥も詰まりにくく、また、硬い路面やロードではフラットで揺れを感じることがなく、オールラウンドな性能を発揮します。

「RSC SHOES」はトレイルランニング専用シューズではありませんが、同等の性能を持ち合わせたマルチスポーツシューズと言えます。ハイク、ウォークからカジュアルシーンまでオールマイティーにこなしてくれる便利な1足となることでしょう。

RSC SHOES
アールエスシーシューズ
・価格:20,000円+税
・サイズ: MENS 25.5-28.0cm  WOMENS 23.0-25.0cm
・カラー展開:MENS 5色  WOMENS 4色
・重量 315g(26.0cm)
・ドロップ: 8mm

■商品情報:http://grkk.co.jp/rossignol/footwear/

 

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