TrailRunner

salomon トレイルランニング

inov-8 TRAILROC 255

ナチュラルランニング入門用として
また、トレイルでのプロテクションがほしい上級者にも◎
 

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inov-8はナチュラルランナー、またはナチュラルランニングをこれから実践したい方に最適なシューズです。ラインナップはドロップ(つま先と踵の高低差)によって大きく分けることができます。踵に刻まれたアロー( ∨ )の数で、ZERO=0、1アロー=3mm、2アロー=6mm、3アロー=9mmというドロップになります。通常のシューズのドロップは10mm以上ですから、初心者なら3アローから履き始めて、段階的にドロップを少なくしていく事で、同じコンセプトのシューズと長く付き合っていくことができるのです。
今回紹介する「TRAILROC 255」は2アロー、6mmドロップのシューズです。inov-8には6mmドロップのトレイルモデルだけでなんと3種類も用意されています。その違いはラスト(inov-8×DESCENTEではフィットと呼ぶ)、シャンク(土踏まず周辺の補強)、ソールです。
「TRAILROC 255」はニュートラルというラストが採用されています。足の形状に近いので、履いてみると前足部に余裕があり、足の指を自由に広げられるフィーリングでした。走り出して体重がつま先にかかると足は広がってくるのですが、その分もしっかりと許容しています。踵は大きめでヒールカウンター(アッパーヒール部に内蔵されるプラスティックの補強)はないので、踵の角から強く打ち付ける着地には向いていませんが、最低限のクッションはあるので、踵の底辺からフラットに着地する分には問題ありません。

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アウトソールは3種類の硬さのラバーが使われています。前足部~中足部はフォアフットが不整地をしっかりと捉えられるようにソフト・スティックなラバー。両端(エッジ)部分は横ブレを防止するためのハード・スティック配合。中足部~後足部にかけては持久力のある配合と、役割分担に応じた細かい気配りです。ソールのパターンはトレイルでは登り、下りともにオールラウンドにこなし、石などの突き上げにも強いので、かなり安心感があります。もちろん、ロードにも対応できます。
ところで、3アローと2アローの違いはどのくらいあるのでしょうか? 例えば、2アローの「TRAILROC 245」と3アローの「TRAILROC 255」ではドロップが3ミリ違うだけかというと、そうではありません。ソールの屈曲やねじれの強度も違うので、結果としてシューズ全体のダイレクト感に差が出ます。「TRAILROC 255」が足のフラットを感じることができるシューズであるとするならば、「TRAILROC 245」は路面状況や足の複雑な動きをダイレクトに反映できるシューズということになります。ZEROなら、この傾向はさらに強まります。つま先着地か、踵着地かということだけではなく、どれだけ足と路面の一体感があるか、つまり、裸足に近い感覚かということが基準となっているよう思えました。
ヒールの厚いシューズから履き替える場合、そこそこ走りこんでいるランナーならば3アローを飛ばして2アローの「TRAILROC 255」から始めても問題はないでしょう。また、ロードでは薄いシューズを履いているが、トレイルの凸凹では足が痛くなりそうで不安なナチュラルランナーの方にも安心して履いていただけるのではないでしょうか。
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(左)3種類のラストのうち、人の足型に近い「ニュートラル」を採用。
(右)踵には最低限のクッションはあるので踵着地の癖が抜けていなくてもOK。
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inov-8
TRAILROC 255
■価格/¥15,750(税込)
■カラー/INK×ORANGE
■アッパー/合成繊維×人工皮革×合成樹脂
■ミッドソール/合成樹脂(INJECTED EVA)
■アウトソール/ゴム底
■インソール/6mm
■サイズ/ユニセックス 23.0 – 28.0cm
■ドロップ/6mm

 
※2012年掲載
価格やスペックは変更になることがあります。
 

 

 

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