ベストの着心地とパックの容量が合体
レースからトレーニングまで幅広く使える超軽量パック

MOUNTAIN HARDWEAR（マウンテンハードウェア）のFluid Race シリーズはベスト型のバックパックとして、レース時など、ミニマムな装備を携帯するためのパックとして定着しています。2014年は、ベスト、ベストパック共にアップデートし前面の仕様が改良されました。

MOUNTAIN HARDWEARのベストパックとしては、同じ６Ｌの容量を持つ「Ｆｌｕｉｄ　６（フリューイッド6）」もありますが、最大の違いはショルダーストラップ下部のベルト部分です。「Ｆｌｕｉｄ　Ｒａｃｅ　Ｖｅｓｔ　Ｐａｃｋ」では、ここにパワーメッシュを使用しています。しかし、パワーメッシュだけでは、それほどテンションはあがりません。そこで、内部にゴムのベルトを仕込むことで、よりタイトなフィット感を得ています。また、重量も目を見張るものがあります。「Ｆｌｕｉｄ　６」の３８５ｇに対して「Ｆｌｕｉｄ　Ｒａｃｅ　Ｖｅｓｔ　Ｐａｃｋ」は２４０ｇと、２／３以下の重量を実現。他ブランドのパックと比較しても最軽量の部類です。

 

メインコンパートメントは大きく開き、荷物の出し入れは容易です。まちの部分がパワーメッシュになっているので、かなり詰め込めます。中にはポケットが一つとキーホルダー。リザーバーのコンパートメントは別室となっています。リザーバーは付属していませんが１．５Ｌクラスのものなら、ほとんどは収納可能と思われます。背中側は薄いメッシュ１枚しかないので、リザーバーはケースなどに入れるといいと思います。リザーバーのホースは上下左右どこからでも引き出せます。上部はダブルスライダーで左右といわず好きなところから出せる仕様となっています。フロントのホースのキャッチャーは、一見左側に固定してあるように見えますが、実は取り外し可能で、右側に移動することも可能です。

ショルダーハーネスの左右にはパワーメッシュの深めのボトルポケットがあります。かなり深いので長めのボトルでも飛び出すことはありません。ボトルポケットの裏にもファスナー付きポケットがありますが、こちらには、ジェルなどの小さいものを入れるといいでしょう。ボトルポケットの上にはそれぞれ違うタイプのポケットがあります。

実際に着用したフィーリングで、やはりフィット感と軽量性が印象に残りました。フィットはかなり優秀で、もはやベスト「タイプ」ではなく、完全なベストと表現できるほどの身体との一体感でした。サイドにポケットが無いのはもったいない気もしますが、その分、腕振りに一切のストレスを感じなかったので、むしろ、良い割り切りといえると思います。

「Ｆｌｕｉｄ　Ｒａｃｅ　Ｖｅｓｔ　Ｐａｃｋ」は、６Ｌという容量を得たことで、レースからトレーニングまで、幅広く使用できるパックに仕上がっています。

Fluid Race Vest Pack
フリューイッド レース ベスト パック
■価格／￥8,500（税別）
■素材
ボディ：ヘックスウォールメッシュ
アクセント：パワーメッシュ、100D HTリップストップドビーナイロン
■サイズ／S/M、M/L
■容量／6L（S/M）
■重量／240g（S/M）
■カラー／088（Steam）

 

■ MOUNTAIN HARDWEAR 2014 NEW MODEL WEAR CATALOG

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