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三浦裕一 V.S. SAXX「トレーニングしても解決できない痛み」とは?

2018年に「ハセツネCUP(日本山岳耐久レース)」を制し、翌年からプロトレイルランナーとして活動を始めた三浦裕一選手。ケガとコロナで出鼻をくじかれるも、選手活動と普及活動の2本の柱で着々と地盤を固めつつあります。そんな三浦選手が出会ったのが「SAXX」のアンダーウェア。アスリートで脚が太いがゆえにつきまとう擦れの問題を、履くだけで解消してしまう、そのポテンシェルについて聞きました。

プロに転向するも、ケガとコロナに阻まれて


―プロになってから今まで、コロナもあってなかなか思った通りの活動ができなかったと思いますが、振り返ってみていかがですか?

三浦 2019年からコロンビアスポーツウェアジャパンに務め始めたのですが、前職を辞めてからすぐに大怪我をしてしまったので、スタートダッシュからつまずきました。2020年にパワースポーツさんとコラボして「チーム三浦」を立ち上げたのですが、第1回の練習が終わった後に緊急事態宣言になり、半年弱はまったく活動ができませんでした。空回りがだいぶ続きましたね。大会もなかったので、頑張っても発表できる場がなく、正直に言うとトレーニングをしていても「何をやっているんだろう?」という気持ちがありました。でも、この道を選んだからには頑張るしかないので、練習は続けていました。

―具体的にはどんな過ごし方をしてきたのですか?

三浦 2020年は大会がなかったので、トレーニングに専念しました。人と関わる時間をなるべく減らして、外に出るのは基本的に走るときだけでした。2021年の夏過ぎまではコンディションはかなり良かったです。夏が終わる頃にはコロナも落ち着くだろうと思っていたのですが、予想が外れ、目標としていた「ハセツネCUP」や他の大会も中止になったので失望感がありましたね。

―2022年から先はどのような活動を考えていますか?

三浦 トレイルランニングに出会って、僕自身の生活や価値観が良い意味でかなり変わりました。ですから、同じ思いができる人を1人でも増やせるように普及活動をしていきたいです。ランナーの皆さんが楽しめる場を提供したいですね。2021年で言えば「UTMF」が中止になったので、「ハセツネCUP」のコースを2周回る草レースを作ったり、「ハセツネCUP」が中止になった時には、代替レースみたいなイメージで、高尾山で12時間の耐久レースを個人的に開催したりしました。今後は大会が徐々に増えてくるとは思いますが、個人的にもイベントを企画していきたいです。

―コロナ禍を経験して得たこともありますか?

三浦 ローカルで規模が小さいコミュニティの絆が強くなった氣がします。大会に出ないで、内々で長い距離をゆっくり走るような話が多々聞こえてくるようになりました。自分も今住んでいる横浜、鶴見区の「鶴見花月園公園」で定期的に練習会を開催しています。市民ランナーで練習を継続するモチベーションが上がらない方や、練習会難民みたいな人もいるので、みんなで練習する場をつくっていきたいですね。

―アスリートとしての目標はどこに置いていますか?

三浦 2021年は「UTMB」の「CCC」に出たかったのですが、会社の規定もあって出られませんでした。2022年は「UTMB」のどの種目に出るかはまだ未定ですが、そこに比重を置いてトレーニングをしていきます。

 

アスリートはももが太いかが故に擦れやすい


―用具には気を遣っていると思いますが、Tシャツや短パンで何かこだわっているところはありますか?

三浦 素材に特別なこだわりはありませんが、まずは動きやすさ。それと僕は身体が冷えるとあまり走れなくなるので、汗をかいてもすぐ乾く吸汗・速乾性が高いウェアを好んで着用しています。

―タンクトップ派ですか? Tシャツ派ですか? パンツは長めですか短め派ですか?

三浦 季節にもよりますが、どちらかといえばタンクトップ派です。パンツは動きやすい短め派です。

―ウェアの擦れ問題はどのように解決していますか?

三浦 陸上競技をやっていた頃は、乳首が擦れて出血することがあったので、絆創膏を貼っていました。トレイルランニングを始めてからは、ジャストサイズよりも大きめのザックを背負うと、鎖骨のあたりが擦れて痛くなることがあったので、テーピングを貼って対策していました。でも最近はフィッティングに気をつけるようになったので、わざわざテープを貼らなくても擦れることはほぼなくなりました。ザックを背負うようになってからは胸もそこまで擦れないので何かを貼って走ることはほぼなくなりました。

―下半身はどうですか?

三浦 太ももが太いので、ずっと股擦れで苦しんでいました。レース前にワセリンを塗って滑りを良くしていたのですが、結局汗で流れてしまいます。レース中に痛くなったら水をかけたりして、なんとかごまかしていましたが、ひどいときには股から出血しながらゴールしたこともありました(笑)。

―ディスタンスでいうと、どのぐらいで危険信号になるのですか?

三浦 30km以内だと時間も長くないので、痛くなる前にゴールできます。50km以上になってくると結構ひどい状態になることがあって、だいぶ苦しみました。インナー付きのパンツしか履いてこなかったので、別にアンダーウェアを履くという選択肢はありませんでした。ところが、ご縁があって「SAXX」のアンダーウェアを着用するようになったら、一発で股擦れはなくなりましたね。

 

―「SAXX」を履いたときの感想を教えて下さい。

三浦 お話を頂いたとき、正直なところどういうものか知りませんでした。調べたところかなり面白い製品だと思ったので、試させてもらいました。「ハセツネCUP」のコースを50kmくらい走りましたが、今まで苦しんできた股擦れが一切ありませんでした。「これはめちゃくちゃ良い製品だな! 使い続けたいな」と思いました。

―いつもと違う着用感がありました?

三浦 最初に履いたときはすごく不思議な感じでした。でも、履いていくうちに、変にずれたりすることもなくて、何も気にならなくなったんです。距離を踏んでも擦れないので、快適でしかない!

―「SAXX」のどんなタイプを着用しているのですか?

三浦 「ハイパードライブ」というモデルです。ハーフタイツなので、走っているときの安定感があり、全力で走ってもまったくズレないところも良いです。コンプレッションが効いているので、筋肉のブレもかなり抑えられて、疲労も軽減します。普段の生活ではボクサーブリーフタイプを履いていますが、こちらも非常に快適です。

―アウダーウェアは見えないので、良いものがあっても広がりにくいですね。

三浦 そうですね。LINEのオープンチャットで「股擦れ対策は何をやってますか?」という質問があって「ワセリンを塗る」とか「タイツを履く」とか、そういう回答ばかりだったので「SAXX」を教えてあげました(笑)。まだ知名度がないのがもったいないですね。

―三浦さんが伝道師として悩める股擦れランナーを導いてください(笑)

三浦 わかりました!(笑)

―ありがとうございました。


三浦裕一
国学院大学時代は箱根駅伝を目指していたが、ケガで予選会の出場もかなわず。大学3年時の初マラソンでは2時間24分台の記録を出す。マラソンの練習の一貫として、年に1度のペースでトレイルレースに出場。2014年から本格的にトレイルレースに出場するようになり、次々と表彰台へ登る。バーティカルレースからロングレースまで幅広い分野で好成績を残し、現在はスカイランニングの日本代表選手として海外のレースでも活躍している。
【戦績】
2016年
スカイランニングアジア選手権Ultra部門 優勝
2017年
上州武尊山スカイビュートレイル(129K) 総合優勝
スカイランニングアジア選手権Ultra部門 優勝
スカイランニングアジア選手権コンバインド部門 優勝
2018年
スカイランニング世界選手権スコットランド大会 10位
スカイランニングアジア選手権Ultra部門 優勝
日本山岳耐久レース(71.5K) 総合優勝
北丹沢12時間山岳耐久レース(44K)総合優勝
2019年
IAUトレイルランニング世界選手権ポルトガル大会日本代表
大雪山トレイルジャーニー(70K)総合優勝
スカイランニング日本選手権志賀高原エクストリームトレイル Ultra部門 優勝
2021年
SKY RUNNING 世界選手権日本代表
MIZUKAMI MOUNTAIN PARTY ロング(64K)優勝(大会新記録)

「SAXX」万全の蒸れ・擦れ・ズレ対策 三浦裕一さん着用モデル

SAXX HYPERDRIVE LONG LEG SXLL29-BLO
サックス ハイパードライブ ロングレグ ボクサーブリーフ パンツ
・価格:¥6,490(税込)
・サイズ:XS〜XXL
・カラー:1色
高強度のトレーニングのために設計されたコンプレッションフィットのぴったりとしたフィット感が特徴。より高いレベルのサポートで、カバー力と安定性も向。耐久性に優れたナイロンパフォーマンスメッシュを使用し、背面中央には通気性を高めるパネル、ウエストバンドには隠しポケットを配置。

ボールパークポーチ構造(BallPark Pouch™)[特許取得済]

■S.M.W.D / SAXX直営公式オンラインショップ
https://smwd.shop/

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