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【Mt.FUJI100】「FUJI100mi」 女子はコートニー・ドウォルター(USA)、男子はデン・グオミン(CHN)が優勝

2024年4月26日(金)、27日(土)の二日間にわたって開催中の「Mt. FUJI 100(マウントフジ100)」において、4月26日金曜日の夜、女子はコートニー・ドウォルター(Courtney Dauwalter・USA)、男子はデン・グオミン(Guomin Deng・CHN)の両選手がそれぞれ、「FUJI100mi(フジ100マイル)」の優勝を勝ち取りました。

 

 

「FUJI100mi」は4月26日(金)の0時に富士山こどもの国(静岡県富士市)をスタートし、富士北麓公園・富士山の銘水スタジアムでフィニッシュするトレイルランニングレースです。デン・グオミンは19時間10分34秒、コートニー・ドウォルターは19時間21分22秒で富士山麓の山、森、街を駆け抜ける距離166.6km、累積標高7,039mのコースを完走しました。

女子のレースではコートニー・ドウォルターがレース序盤から終始リードを守るだけでなく、レース後半には先行する男子選手を次々に抜き去り、最後には男女総合で第3位となる驚異的な結果を残しました。

男子のレースでは前半はデン・グオミン、チン・グイドゥの二人が揃って先頭を走ります。しかしF5忍野(113.0km)にはデンが20分早く到着。以降はデンがチンに対するリードを広げる展開となりました。

男子優勝のデン・グオミンは、
「今日のレースは決して完璧ではなく、これから振り返れば反省点はあるでしょう。特に終盤の三つの山を越えるときは大変な思いをしました。しかし最後まで走り切り、レースで優勝することができたことに感謝しています」
と自らのレースを振り返りました。

デン・グオミンに続いて準優勝となったチン・グイドゥは今回が初めての100マイルへの挑戦でした。最後に20kmを残したところでコートニー・ドウォルターに追いつかれた経験については次のように振り返りました。
「コートニーはこのスポーツでは私の先輩です。彼女に追いつかれた時、私には余力は残されていませんでしたが、彼女から学ぶため最後までついていこうと考えました。彼女は私を抜き去ってフィニッシュできたと思いますが、私のプライドを尊重して先を譲ってくれたのではないか。その配慮に感謝しています」

2018年に続いて、この大会で二度目のチャンピオンとなったコートニー・ドウォルターは、
「今日、富士山の周りを走れたことはとても幸運だったと思います。日が登ってからは美しい富士山の姿を楽しめました。素晴らしい人たちに囲まれて、今日は外を走るには最高な一日だったから、最後まで全力を振り絞ることができました」
と集まった観衆を前に話しました。

日本人男子選手として最高位の3位となった村田諒は謙虚に自らの成績を振り返りました。
「今回は強い選手が揃っていて、このメンバーの中で少なくともトップ10に入ることを目標にして走っていました。コースを進んでいるうちに少しずつ順位を上げることができましたが、総合3位、日本人選手として首位で完走することは予想外でした。自分のプランに最後まで忠実に従ったことが成功につながりました」

「FUJI100mi」に参加しているおよそ2400人の選手は制限時間となる4月27日(土)21時までに、フィニッシュ地点となる富士北麓公園・富士山の銘水スタジアムを目指します。

 

◾️「FUJI100mi」リザルト
(リザルト速報はこちら https://leaderboard.runnet.jp/?tri=02524_20240426_01

(男子)
1 デン・グオミン Guomin Deng(CHN)19:10:34
2 チン・グイドゥ Guidu Qin (CHN)19:20:52
3 村田 諒 Ryo Murata (JPN) 20:27:14
4 西方 勇人 Hayato Nishikata (JPN) 20:59:36
5 アレクサンドル・ブーシ Alexandre Boucheix (FRA) 21:02:14
6 土井 陵 Takashi Doi (JPN) 21:26:12
7 板垣 渚 Nagisa Itagaki (JPN) 21:41:47
8 ワン・ホウチョン Ho Chung Wong (HKG) 21:48:31
9 佐口 達也 Tatsuya Saguchi (JPN) 21:57:46
10 河崎 鷹丸 Takamaru Kawasaki (JPN)

(女子)
1 コートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter (USA) 19:21:22

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