長野県中野市を拠点に、看護師として働く傍らトレイルランニングに打ち込む大瀬さん。年齢を重ねる中で変化する身体と向き合いながら、どのようにトレーニングとコンディショニングを行っているのでしょうか。特に注目すべきは、彼が信頼を置くサプリメント「サカナのちから A for アスリート」を軸とした独自のコンディショニングと補給戦略です。
年とともにトレーニング、食事、補給も変化
ーー まずは近況について、どのようなスタイルで走られていて、何を目指しているのかお聞かせください。
大瀬和文(以下、大瀬) 以前はセミプロのような形で大会出場をメインとし、地域おこし協力隊としてトレイルランニングを活用した村づくり、例えば登山道や歩道の整備などに取り組んでいました。しかし、コロナ禍を機に看護師として職場に戻り、現在は看護師業をメインとしつつも、日々のトレーニングを続けています。
ーー その目標というのは、具体的にどのようなものでしょうか?
大瀬 目標としては、もちろん以前のように世界で戦える力を取り戻すという段階にまず持っていくことです。年齢が40代となり、加齢に伴う基礎的な体力の衰えも感じていますので、それに抗う体力づくりと、自身の能力向上を目指しています
ーー 練習内容も変わってきましたか?
大瀬 以前は1回の練習で40キロ、50キロと長い距離を走っていましたが、今はそこまでせず、1回に20〜30キロ程度です。その代わり、1日2回練習を行ったり、クロストレーニングを取り入れたりしています。例えば午前中に走って、午後は自転車に乗るなど、疲労の緩和と日々のトレーニングの負荷や種類を調整しながら行っています。
ーー トレーニングだけでなく、補給や食事なども重要になってくると思いますが、どのような点に気を配っていますか?
大瀬 はい。生活全般に気を配っていますが、その中でも特に意識しているのはトレーニング後のリカバリーです。やはり栄養摂取の面で食事がリカバリーやコンディショニングに最も直結すると感じているので、その点に重点を置いています。
ーー 練習後、リカバリーのために特に意識して摂るものがありますか?
大瀬 練習後すぐに食事を摂らないので、着替えたりストレッチをしたりする前に、「サカナのちから A for アスリート」というアミノ酸系サプリメントを摂ります。これは魚由来のペプチドを主成分として、素早い吸収と疲労回復をサポートしてくれます。
ーー 量はどのくらい摂るのですか?
大瀬 10錠で約3.3gなのですが、通常は10錠、場合によっては20錠摂るときもあります。
ーー レース中の補給はどのような感じですか?
大瀬 はい。レースにおいては、過去に何度かエネルギー枯渇で失敗した経験があるので、そうならないように気をつけています。基本はシンプルです。水に溶かすタイプの炭水化物系ジェルとアミノ酸系の「サカナのちから A for アスリート」。そして電解質系サプリメントの3つをベースにしています。これに、その時の気分や状況に応じて、例えば地域の特産物で美味しそうなものがあればそれを持っていったり、チョコやお菓子なども持っていくことがあります。他のランナーと違って柔軟な補給スタイルだと思います。
ーー 例えば何時間毎に何グラムといった細かい補給の決めごとはありますか?
大瀬 文献を読むと、1時間あたりに何キロカロリーというのが体の吸収に良いという情報がいくつかあります。私もそれを目指してみようと思ったのですが、細かい計算が自分には合わなくて、自分の体感を意識して行った方が良いという結論に至りました。正直、以前は本当に1時間おきに市販のジェルなどを1袋摂るような感じだったのですが、今は水に溶かすタイプの炭水化物を使用しています。私自身は、1時間おきにだいたい100ml程度の補給を行っています。暑さや上り下りなど、コースの難易度によってはその量を増やしたり減らしたりと、感覚的に行っている状況です。
ーー ハンガーノックの失敗もあったとおっしゃっていましたが、その感覚的なところで言うと、「危ないな」「ハンガーノックになりかけだな」といったことが、ご自身の中である程度分かるわけですよね?
大瀬 「そう感じたときには遅い」ですね。なので、今はかなり過剰になるぐらい、もう最初から補給を心がけています。これも私の経験から学んだことですが、以前はそういうことも意識せず、走ることだけに集中してレースを進めた結果、気づいたらフラフラしてきたとか、力が入りにくくなってきたというのを感じてから焦って補給する、ということがありました。しかし、今はスタートした直後から積極的に摂るようにしているので、以前のような失敗はなくなりました。あとは水分摂取とミネラル系のものを適切に摂るようにしたことも、かなり効いていると思います。
ーー 「サカナのちから A for アスリート」は、どのように働いていると実感されていますか?
大瀬 普段のコンディション作りという点で、非常に役に立っています。筋肉を破壊しつつそれを再生して体を強くするのがトレーニングだと思いますので、やはり強度の高い練習を行った後は、その日から体がだるくなり、動きが悪くなってくるのですが、それを素早く補えるように、筋タンパク質の元となるアミノ酸などをしっかり摂取し、回復やリカバリーに向けることが、次へ繋がる近道だと考えています。そういった意味では、非常に効果的であると実感しています。
ーー 「サカナのちから A for アスリート」を飲んだ時と飲まなかった時の違いはありますか?
大瀬 はい。これはあくまで私の体感ですが、やはり倦怠感、つまり「だるさ」という点で違いを感じます。例えば、寝起きや集中力が違います。これは日々の仕事での集中力にも良い影響を与えている印象があります。
飲んだ30分後に効果が実感できる時もある
ーー 大会中は補給は「感覚」とおっしゃいますが、大体どのくらいの間隔でどれくらい摂っていますか?
大瀬 私は「感覚」と言いましたが、自分の中でも最低限の量は決めています。距離で言うとだいたい10キロから15キロ、時間で言うと1時間から1時間半くらいを目安に、必ず摂るようにしています。10錠から20錠、10錠が3gなので、3gから6gということになりますね。それをコンスタントに摂るようにしています。
ーー ペプチドはアミノ酸がいくつかくっついているので吸収が速いということですが、アミノ酸やプロテインとの体感的な違いはありますか?
大瀬 「サカナのちから A for アスリート」を摂り始めてからは、私の中ではだいたい30分くらいを目安に、体が再び動き始めるような感覚を練習で何度も感じています。それがまさに体内に吸収されて効果が出ているタイミングではないかと思っています。
ーー 普段、小分けのものをどのように持ち運んでいますか?
大瀬 すぐに取り出せるように、パンツのポケットや、パックの取り出しやすい場所に、1袋10錠入りの小分けパッケージを入れて持ち運んでいます。100キロ〜100マイルのような長距離レースに出る場合は、10〜15キロごとに摂るとすると、10袋必要になります。途中、エイドステーションやサポート地点に預ける場合は5袋、お守り代わりに少し余分に入れて6袋ほど持って走る、といった感じです。特段、かさばるほどは持って行きません。
ーー 例えば20粒を一気に飲むことはできますか?
大瀬 はい、一気に飲み込みます。以前、メーカーの方にも「摂りすぎは良くないんですか?」と確認したのですが、「天然の魚を食べているようなものだから大丈夫ですよ」という回答でした。ですから、いつも一気に飲んでいます。ただ、正直に言うと、レース後半になるとやはり嚥下(えんげ)の力が弱ってくるので、一気に10錠飲むのはつらい時があります。その時は5錠ずつに分けて摂ります。
ーー 今後、何か目標としているレースはありますか?
大瀬 はい。今年の前半は「Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB」が目標だったのですが、納得のいかない結果で終わってしまったので、後半は地元開催で優勝経験もある「信越五岳トレイルランニングレース」で、もう一度最高のパフォーマンスを出したいですね。それと「ハセツネCUP」では過去の自分に打ち勝つために、記録を更新したいという思いがあります。また、地元でチームを組んでいるので優勝したいですね。
ーー ありがとうございました。

大瀬和文(おおせ・かずふみ)
1981年生まれ、長野県在住。中学・高校・大学と陸上競技部に所属。社会人になって雑誌「Tarzan」の読者モデルに選抜されたことを機に、トレイルランニングを本格的に始める。2014年に海外レースを転戦し、ウルトラトレイルワールドツアーにも参戦。コロナ禍以降は看護師に復帰し、現在は長野県北信地域を拠点とした競技活動を続けている。
「サカナのちから A for アスリート」とは?
「サカナのちから A for アスリート」は、白身魚由来の良質なタンパク質を酵素分解して得られる魚肉ペプチドを主成分としたサプリメント。消化吸収が速く、エンデュランススポーツやハードトレーニング後のリカバリーを効率化します。
■サカナのちから A for アスリートの特長・メリット
・素早い吸収
ペプチドはプロテインよりも分子が小さく、アミノ酸を効率的に補給可能。
・BCAA配合
筋肉中でエネルギー源として働くバリン・ロイシン・イソロイシンを高配合。
・タンパク質利用率97%
摂取したタンパク質をほぼ無駄なく活用。
・高タンパク・低脂肪
余計な脂質を抑え、効率的に体作りをサポート。
・天然素材
白身魚を原料にした安心の製法。
■プロテイン・アミノ酸・ペプチドの違い
・プロテイン:アミノ酸の大きな固まり。ペプチド、アミノ酸に分解されて吸収される。
・ペプチド:アミノ酸が2、3個固まった状態で効率よく小腸に吸収されていく。
・アミノ酸:最小単位で吸収は速いが、ペプチドの方が効率的。
■魚肉ペプチドの優位性
魚肉ペプチドは必須アミノ酸を理想的なバランスで含み、小麦ペプチドのように一部欠けることがなく、効率的なタンパク質合成を実現します。
■LINEUP
サカナのちから A for アスリート(写真左)
体づくり、スタミナアップ、そしてリカバリーに。アスリート、スポーツを愛する人をサポートするアミノ酸サプリメント
・120g(約360粒)
・価格:4,266円(税込)・定期購入:3,754円(税込)
サカナのちからA 分包 30包入(写真右)
持ち運びに便利な分包タイプ。10粒ずつ小分けされているので、ポケットやポーチなどに入れて試合会場に携帯できます。マラソンやジョギング時には、給水時の手軽なアミノ酸補給に最適です。荷物が多くなりがちな遠征時や合宿時にも便利です。
・1包10粒(約3.3g)×30包
・価格:4,050円(税込)・定期購入:3,564円(税込)