男子2位 奥山 聡
7:22:02
--ゴール後の率直な感想尾をお願いします。
去年の自分に勝つ! が目標でした。だから2013年のタイム(7時間36分21秒)を更新できたので、まずはそれが一番うれしいです。今日は自分にとってケガからの復帰戦だったんです。この一年、酷いときはもうトレランをやめてしまおうかと思ったくらい、アキレス腱の痛みに悩まされてきました。でも家族の支えもあり、だましだましトレーニングを積みながら、諦めず今日という日を目標に準備してきました。支えてくれた妻にも感謝しています。。今回もベスパなどの補給食を用意してくれてまして。水色の新しいベスパ、初めて摂取したんですが、よかったですね。エネルギーの持ちが違いました。
--レース展開は想定どおりでしたか?
去年は前半を押さえすぎたという感触があったので、作戦というわけではないんですが、今年は序盤からいつもよりは積極的に行きました。温存しすぎず、ただ無理してトップにはついていかず、ある程度の距離を置き、様子をうかがいつつというレースを組み立てました。やるからには優勝を狙っていましたし、少なくともコースレコードを更新しないと勝てないぞ、と思ってました。中盤以降、ガスってて走りにくいなか、自分なりに下りを攻めたのですが、トップには追いつけませんでしたね。
--ケガをしている中で、どのように大会に合わせてきたのですか?
今年は沢山山に通いました。地元の泉ヶ岳だったり、名もない里山に入ったり。アキレス腱の調子がイマイチで、だましだましでしたけど。週に2回程度はスピード練習を行いました。学生時代に陸上経験がなく、自衛隊に入ってから走り始めたんですよ。それもあってまだ余地があるかなと思い、メニューは1000m×5本とか、ですね。集中力の面でそれくらいが限界です。それと、1日に2部練、3部練とこなし、ハセツネの距離に対して練習量も意識しました。朝は70分のJOGとか。で、夕方や夜にスピードトレーニングなどを行ってきました。
--ご自身の中で、ハセツネCUPとは、どんな大会ですか?
ハセツネはナイトランがあるのも楽しいですよね。闇の中を、ライトのあかりを頼りに駆け抜けると体感的なスピード感がもの凄い。スリリングですよね。ハセツネの距離やサーフェスは自分に向いているような気がします。だから、来年もまたここに帰ってきたいです。もちろん目標は2014年の自分に勝つ!です」
文/礒村真介
インタビューの動画はこちら↓