ロードシューズで最高のクッションを誇る
最もHOKA ONE ONEらしいシューズ
HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)のロードランニングシューズの中で最も厚底な「BONDI 6(ボンダイ 6)」は前作から全面的にリニューアルしています。
アッパーのフォアフットからミッドフットにかけては通気性に優れたエンジニアードメッシュ。足首からヒールにかけてはライクラが使用されています。内張りとタンの内側にもライクラを採用しているため、とてもなめらかな肌触りで、高級感もあります。滑りが良いので擦れにくく、皮膚に負担がかかることもなさそうです。着脱も楽になりました。
ハト目は一列増えてシューレースをより緻密に締めることができます。補強は形状が変更になりましたが、ボトム付近をしっかりカバーしている点は変わりません。見た目の印象としては、流れるようなデザインになり、シャープな雰囲気になっています。
ソールスペックは前作から変更なく、ヒール33mm、フォアフット29mm、ドロップ4mm。定番モデルの「CLIFTON 5(クリフトン 5)」がヒール29mm、フォアフット24mm、ドロップ5mmなので、かなりボリュームがあります。ちなみに、トレイルモデルと比較すると「BONDI 6」は「EVO MAFATE(EVO マファテ)」と同じスペックです。「STINSON ATR 4(スティンソン ATR 4)」はさらに厚く、ヒール37mm、フォアフット32mm、ドロップ5mmとなっています。
ミッドソールは厚さだけではなく幅もワイドです。「CLIFTON 5」と比べると、アッパーの幅はほぼ同じですが、ミッドソールが大きく張り出しているためフォフット、ヒール共に5mm以上ワイドになっています。
アウトソールは「CLIFTON 5」と比べるとかなり広い面積に貼られています。ラグのパターンは2種類を使い分けていて、ヒールのアウトサイドとフォアフットのインサイド、つまり接地と荷重で大きな割合を締める部分にグリットタイプの食いつきがいいラグを使用しています。
走った印象ですが、やはりクッション性は抜群です。「CLIFTON 5」も、もちろんソフトなフィーリングなのですが、「BONDI 6」はさらに一段上です。足裏で路面状況を感じることは難しいですが、その分、常に雲の上を走っているような一定の快適さを与えてくれます。そしてなにより、疲労感が少なく、永遠に走り続けられるように思えてきます。
これだけの高さがあると左右にバランスを崩したときの挙動が心配になりますが、ミッドソールの縁が反り上がったバケットシートのような構造に足が収まっているため、横方向への安定感は抜群です。
走り方のコツは、HOKA ONE ONEの他のシューズ同様に体重移動を積極的に利用することです。つまり、シューズのロッカー構造を利用した走り方になります。ソールが厚くなればなるほど、この体重移動の割合を高めた方が相性が良くなると思われます。
「BONDI 6」はアスファルトはもちろん、林道のようなライトなトレイルにも対応可能です。ウルトラマラソンやアクティブレストなどはもちろん、初心者の方ならフルマラソンにもオススメです。一足持っていると必ず重宝するシューズだと思います。
BONDI 6
ボンダイ 6
■価格/¥21,000+税
■展開
men’s:(25.0cm–29.0cm・3色・310g/27cm) ソールスペック:オフセット4mm/ヒール33mm/フォアフット29mm
Women’s:(22.0cm–25.0cm・3色・246g/24cm) ソールスペック:オフセット4mm/ヒール31mm/フォアフット27mm
■テクノロジー/Midsole Volume、Meta Rocker Geometry、Active Footframe
■カラー/men’s:Caribbean Sea/Storm Blue,Black/Black,Alloy/Steel Gray
※Alloy/Steel Gray, Black/BlackはWIDEも展開
Women’s:Marlin/Blue Ribbon, Black/Black,Boysenberry/Blue Depths
■HOKA ONE ONE https://www.hoka.com/jp/
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