定評のある作りを継承した
待望のオーバーサイズベストパック
ＭＯＵＮＴＡＩＮ ＨＡＲＤＷＥＡＲ（マウンテンハードウェア）で人気だった「Ｆｌｕｉｄ ６ Ｖ.３（フリューイッド ６ Ｖ.３）」がラインナップからはずれ、新たに「Ｆｌｕｉｄ Ｖｅｓｔｐａｃｋ ６（フリューイッド ベストパック ６）」が加わりました。
「Ｆｌｕｉｄ Ｖｅｓｔｐａｃｋ ６」は前作のモデルチェンジというよりはレースパックの定番「ＳｉｎｇｌｅＴｒａｃｋ Ｒａｃｅ ＶｅｓｔＰａｃｋ（シングルトラックレースベストパック）」の兄貴分といったほうがイメージしやすいかもしれません。荷室部分の作りがそっくりで、そのまま一回り大きくしたようなパックだからです。
大きく開くメインコンパートメントはサイドがメッシュで伸びがよく、見た目以上に多くの装備を詰め込むことができます。内部にはキーリング付きメッシュポケットが一つ。そして、外側には大きなメッシュポケットがあります。アクセスがしやすくて伸縮性も良いので、出し入れの頻度が高いものを入れておくのに重宝します。その他、バンジーコードを取り付けるループも付いているます。
（右）外側のメッシュポケットは伸びがよく、ベルクロ付きで飛び出しも防止。
リザーバーコンパートメントは別室で、こちらもサイドはメッシュ仕様。２Ｌクラスのリザーバーを収納できます。リザーバーのホースは上から出すこともできますが、両サイドの下部に出口があるため、下から回してくることも可能です。
ショルダーハーネスは左に３つ、右に４つのポケットを配置。左の大型ポケットには内部にゴムバンドがあり、スマートフォンなどの揺れやすい装備をホールドすることができます。右の大型ポケットはサイドにジップポケットが隠れています。この左右の大型ポケットは５００ｍｌのソフトフラスクを入れるには少し浅いので、ボトルを入れるならハードな物をチョイスするといいでしょう。
そして、ＭＯＵＮＴＡＩＮ ＨＡＲＤＷＥＡＲのベストパックとしては初めて、サイドにもポケットが付きました。それほど大きくはないですが、ジェルや小物を入れるにはちょうど良いサイズとなっています。
（右）両サイドのポケットは横向きだがベルクロで止められる。
サイドにもう少し容量の大きいポケットを付けたパックも多くありますが、サイドの面積が小さいことによるメリットもあります。夏の暑い時期には体を覆う面積が少ない方が涼しく走ることができます。それを狙った設計なのかはわかりませんが、真夏に走ってみれば「Ｆｌｕｉｄ Ｖｅｓｔｐａｃｋ ６」の涼しさに気付くと思います。
容量は６Ｌで「ＳｉｎｇｌｅＴｒａｃｋ Ｒａｃｅ ＶｅｓｔＰａｃｋ」の５Ｌと比べると１Ｌの差となりますが、実際に装備を詰めてみた感じでは、スペック以上の差を感じます。外側のよく伸びるメッシュポケットの容量も侮れません。
フィットに関してはワンサイズでチェストストラップ以外に調整機能はありませんが、ショルダーハーネス下部の伸縮性が、柔らかすぎず、硬すぎず、全体としても良いフィット感を維持してくれます。
定評のある作りを受けつぎ、ロングレースにも対応できる容量を手に入れた「Ｆｌｕｉｄ Ｖｅｓｔｐａｃｋ ６」はレースから普段使いまで、活用範囲の広いベストパックです。コストパフォーマンスが良いのも見逃せないポイントです。是非お試しください。
FLuid Vestpack 6
（フリューイッドベストパック6）
■特徴／●ベスト型ショルダーハーネス ●メッシュのサイドポケット ●左右からチューブを出せるハイドレーションスリーブ
■価格／￥9,900＋税
■素材／ボディ：ディプシーオックス（ナイロン100％） Titaniumカラー：ディプシーポリエステル（ポリエステル100%）
■サイズ／R
■容量／6L
■重量／299g
■カラー／4色
■マウンテンハードウェア http://www.mountainhardwear.jp
