優しい着圧なのに効果は本格的、ランから普段使いまで手放せなくなるコンプレッション・カーフ
フランスのTHUASNE SPORT(チュアンヌスポーツ)は、トップトレイルランナーのナタリー・モクレア、シルヴァン・コー、エマニュエル・メイサ、アレクサンドル・フィーネらのトップアスリートと共同で製品を開発しています。
今回紹介するのは段階着圧設計でふくらはぎをサポートする「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」です。
トレイルランニングのようなエンデュランススポーツでは、良いコンディションで長時間活動し続けることが大切です。そのソリューションの一つとしてテーピングを活用している選手も見受けられます。
「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」はテーピングとは違うアプローチでパフォーマンスアップやリカバリーに効果を発揮します。フランスでは競技ランナーのなんと36%がふくらはぎのコンプレッションを着用しているそうです。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。心臓から送り出された血液は動脈を通って体中に行き渡り、静脈を通って心臓に戻ります。心臓より低い位置にある足の血液は重力に反して心臓に戻らなければなりません。これを助けるための一つの機能がふくらはぎの筋肉の収縮です。そして、このふくらはぎを助けてくれるのが段階着圧設計の「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」というわけです。
足首を最も強く圧迫し、ふくらはぎからひざ下に近づくにつれて圧迫を弱めるのが段階着圧。適切な段階着圧は筋肉の酸素供給を活発化しパフォーマンスを向上。ふくらはぎやアキレス腱を保護し、組織へのダメージを軽減します。また、乳酸の蓄積を抑えて痙攣を予防してくれます。
「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」は医療分野で開発した特許取得のニットテクノロジーを採用、締め付けすぎることなく血流、静脈環流、酸素供給を促すこができる着圧設計となっています。サヴォア・モンブラン大学との効果研究では筋肉疲労の軽減は-70%、アキレス腱の痛みは-50、運動後の筋肉回復は+80%というデータもあるそうです。
生地は極薄というわけではありませんが、マイクロチャネル構造のハイテク素材なので通気性がよくドライ性能も良好。気化熱現象でヒートアップも抑えてくれます。また、菌も繁殖しない繊維なので清潔で臭いも抑えられます。
トレイルランニングではソックスにこだわりをもったランナーも多いため、カーフスリーブは使い慣れたソックスをそのまま利用できる点もメリットです。
実際に着用してみるとそれほど強い着圧は感じず、普通のハイソックスと変わらない着圧に感じました。これなら着圧ウェアが苦手な人でも違和感なく着用できそうです。
しかし、リラックスできる優しい着圧とは裏腹に、走ってみると膝下が束ねられたようなサポートを感じます。着地の振動によるふくらはぎの揺れも抑制されるため、身体全体の安定感も高まりました。
夏場に着用するのは暑いのでは? と心配しましたが、速乾性が高く通気性も良好。裏面は独特な凹凸があり蒸れも抑えてくれるため不快感はありませんでした。真夏の暑さだと身体中の汗が足先に向かって流れ落ちてシューズ内がびしょ濡れになることもあるのですが、「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」が汗をせき止めてくれるという予想外の嬉しい効果もありました。
5時間ほど山を上り下りして帰ってくると、いつもなら少し浮腫んで足が重たい状態になるのですが、「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」を外してみるとスタート時のフレッシュな足に近い状態でした。もちろん疲労はありましたが、いつもより脚が残っている印象でした。
「ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ」の有効性を感じたのは、ランニングなどのアクティブなシーンだけではありません。立ち仕事など日常の活動や長時間のドライブ、フライト時に着用することで、足のむくみが明らかに減り、快適さがアップします。オンでもオフでもそばに置いておきたいアイテムです。
Dr.Compression Active Calf Sleeves
(ドクターコンプレッションアクティブカーフスリーブ)
・価格:¥5,940(税込)
・サイズ:S、M、L、XL
・カラー:ネイビー、スカイブルー
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