ミニマリストデザインとモダンランニングシューズの要素が融合したアップテンポロードトレーナー
・抜群の通気性とフィット感を兼ね備えたミニマルなアッパー
・クッションとパワーを両立したPebax Powered®ミッドソール
・ヒールストライクのランナーも受け入れる汎用性
ナチュラルランニングシューズを展開しているTopo Athletic®︎から、薄めのソールに高反発のミッドソールを組み合わせたロードシューズ「CYCLONE 3(サイクロン 3)」が登場しました。ブランドのコンセプトを、ある意味最もわかりやすく表現しているこの新作シューズの詳細を見ていきます。
シングルレイヤーのアッパーはソックスが透けるほど薄いメッシュに、部分的にニットを組み合わせ、フィット感の向上と足あたりの良さ、そして補強を兼ね備えています。もちろん通気性も抜群で高温多湿な日本の環境には最適です。

ラスト(足型)はもちろん足の自然な動きを妨げないエルゴノミックデザインで、アイコニックなワイドトウボックスを備えています。
少し薄めのタンにはダブルループがつき、マチがなくてもズレることはありません。ヒールカップは中程度の大きさですが、履き口のパッドがアキレス腱部分をしっかりとカバーしてヒールの浮きを抑制します。ヒールの補強はないので指で簡単に潰せるくらいの柔軟性があります。


ソールのスタックハイトはフォアフット23mm、ヒール28mm。ドロップは5mmです。ミッドソールにはEVAやTPUなどの従来の素材をしのぐ、軽量性、弾力性、低温耐性、耐久性を兼ね備えたPebax Powered®をフルレングスで採用しています。

アウトソールはフォアフットとヒールに2ピースを分割して配置。厚さは2mmでフラットなソールですが、グリップ、耐久性ともに優れています。

シューズに足を入れてみると、まずは軽さ(196g/27.0cm)、そして通気性の良さ、さらに、これほどミニマルなのにしっかりと足の形状にフィットしてくれることに驚きました。もちろんTopo Athletic®︎の特徴であるナチュラルフットシェイプは足の指が自然に広がる余裕があり、足指が本来の機能を発揮できます。そして、ミッドフットとヒールは程よくホールドされ、足全体の安定感を生み出します。
走った印象はマックスクッションシューズやプレート入りのシューズでは得られない路面からのフィードバックを感じながら、過剰ではないレベルのクッション性と、しっかりしたエネルギーリターンをもらえるようにチューニングされていると思いました。ロッカーによるソールの転がりも自然なので、自分の体をコントロールして重心移動をしていく感覚を呼び起こしてくれます。このあたりが現代的なナチュラルランニングシューズと言うイメージでした。
スピードを上げていくとクッション性とリバウンドのリズムが身体の動きにフィットして、Pebax Powered®ミッドソールの本領が発揮されます。ソールが柔らかく、厚いわけではないのに底を打つ感じもなく、身体とシューズの一体感がある走りを実現しています。

また、ドロップが5mmあるのに加え、ヒールが反り上がりながら後方に張り出しているため、ヒールストライクのランナーでもスムーズに走ることができる懐の深さも持ち合わせています。
「CYCLONE 3」は日常のジョギングから、ペースラン、ロングランまで幅広く対応できるオールラウンドなシューズですが、最も気持ちがいいのはレスポンシブなミッドソールを生かせるハイテンポな走りです。ブランドのフィロソフィーであるナチュラルなフットと、路面を感じられる足裏感覚、そしてクッション性とリバウンドをうまくバランスさせたシューズだと思います。
CYCLONE 3
(サイクロン 3)
・価格:¥25,850(税込)
・サイズ:MEN’S 26.0~29.0cm、WOMEN’S 22.5~25.0cm
・カラー:MEN’S 1色、WOMEN’S 1色
・重量:196g(27.0cm)/155g(23.5cm)
・スタックハイト:フォアフット23mm、ヒール28mm
・ドロップ:5mm
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