ラ・スポルティバは1928年、北イタリアトレント州のドロミテ山塊の小さな町Val di Fiemme（バル ディ フィメ）で創業者のナルシソ・デラディオ氏が地元の人達のために登山靴を手作りで提供したところかの歴史がスタートし、今年で85周年を迎えます。

現在はナルシソ氏の孫にあたるロレンツォ・デラディオ氏が社長となっています。そのロレンツォ氏が2013年4月に来日。

ロレンツォ氏はラ・スポルティバのフィロソフィーについて、次のように語ってくれました。

「ラ・スポルティバが他の多くのシューズメーカと違うところ。それはイタリア、ドロミテの中心地で靴を生産していることです。バル ディ フィメが実際にシューズが使われる場所であり、それはすなわち、マーケティングに最適な土地ということなのです。ですから我々はメイド・イン・イタリー、そして、メイド・イン・バル ディ フィメであることに誇りを持っています。

山を愛している方々、中でも機能性を追及する事によって、自分の限界を超えていきたいと考えている方、そして、ラ・スポルティバというブランドがライフスタイルを表現するブランドであるということをご存知の方々が、我々のお客様です。

85年の歴史は常にイノベーションの連続でした。モデル、マテリアル、主流となるソリューションに関しても市場の一歩先をいくこと。求められて応えるのではなく、自分から新しいものを発信していくということが非常に重要です。新しいものといっても、ただ若いだけではなく、そのバックボーンには85年の経験があります。

人生の中で誰もが一度、若いけれども深い経験と知識を持って生まれ変わりたいと思ったことがあるのではないでしょうか？　それを実現しているのがラ・スポルティバというブランドです」