勝利への戦術秘鍵「マンダラート」
2014年「日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)」にて、驚異的なコースレコード(7時間01分13秒)で優勝。衝撃的なデビューを飾り、山岳ランニング界の先駆者である鏑木毅に「日本の至宝」といわしめたアスリート、上田瑠偉。
その後も輝かしい戦績を築き続け、2019年には「スカイランナー・ワールド・シリーズ」年間世界チャンピオンとなる。だが、上田の「世界王者」という当時の目標設定は2022年だった。うれしい誤算ではある。
なぜ、上田は3年も早く、「世界王者」になり得たのか?そして、今後の行方をどう考えているのか?
1993年生まれ、現在27歳の若きアスリートがさらなる世界の頂点を目指す
“心技体におけるタクティクス(勝利への戦術秘鍵)”を、目標実現ツール「マンダラート」を使って解剖・詳解する。
本書は、トップアスリートの戦術を多角的な観点から紹介する貴重な記録でもある。
「マンダラート」の効果と効能
其の壱自分自身を冷静沈着に客観視する
其の弐不足要素や強化点の認識と実践
其の参言語化・可視化による刷り込み
其の四潜在意識の顕在化
其の五優先順位の明確化と再認識
其の六重要度の顕在化と再認識
其の七想像は創造への第一歩
其の八作成することがCHANGEにつながる
※「マンダラート」とは
「曼荼羅」をモチーフとして、1987年に今泉浩晃氏により考案された思考促進ツール。目標を言語化・可視化することで、思考の顕在化、さらには目標の達成を促進する効果を深めていく。
PROFILE
上田瑠偉 Ruy UEDA
1993年、長野県生まれ。中学時代、「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」に中学生代表として出場、
大会記録(当時)にて優勝。駅伝の名門佐久長聖高校へ進学するも、ケガと故障に悩まされ続けた。
早稲田大学時代、2013年「東京・柴又100K」にて5位入賞、コロンビアスポーツウェアジャパンよりスカウトを受け、
契約アスリートとなる。主な戦績は、2014年「日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)」優勝(最年少・大会新)、
2016年「Buff Epic Trail(世界選手権) Combined」準優勝、2017年「ZAO SKYRUNNING SKY(アジア選手権)」優勝、
2018年「Mt.AWA VK」「UEDA SKYRACE SKY」(共に日本選手権)優勝、
2019年「スカイランナー・ワールド・シリーズ」世界王者となる。
著者について
1967年、東京都足立区生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務、リバーガイド業などを経て、現在、山本編集事務所(DO Mt BOOK)にて編集執筆業務に従事。嗜好編集執筆分野は、自然・アウトドア、歴史哲学、超常現象など。
CHANGE 山岳ランニング世界王者 上田瑠偉
・単行本 ¥1,760
・Kindle版(電子書籍)¥1,601
・単行本:168ページ
・出版社:エイ出版社
・山本晃市(著)
・発売日:2020/4/17