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宮﨑喜美乃 × HOKA「子どもは遊びの天才! 頑張る子どもを応援したい」

神奈川県逗子市、海や浜辺でアクティビティを楽しむ人々でにぎやかな逗子海岸に、トレイルランニングシューズを履いた子どもたちが集まってきます。逗子には東京の高尾山から三浦半島の先端まで続く多摩三浦丘陵があり、100mほどの低山が点在、もちろんトレイルもあります。世界を舞台に闘うウルトラトレイルランナーであり、HOKAアスリートである宮﨑喜美乃選手は逗子在住。週に一度、学校が始まる前の時間帯に地元の子どもたちとトレイルランニングを楽しんでいます。

■写真/橋本謙司

 

宮﨑選手と逗子の子どもたちの出会いは2020年9月の「ZU SEA TO MOUNTAINS」というイベントでした。逗子からアウトリガーカヌーを漕いで小田原へ。そこから箱根外輪山を越え、西丹沢の山々を抜けて富士須走まで総距離110km。自らの力で海を越え、山を越えて富士山の麓まで行く大冒険に挑戦したのが、逗子の海山川をフィールドとする小学生中心のアウトドアクラブの子供たち(小学校5年~高校生)。そして、トレイルランニングの講師として招かれたのが宮﨑選手でした。ちなみに隊長はプロスキーヤーの三浦豪太さん。

 

 

この出会いがきっかけで宮﨑選手が子どもたちに声をかけ、定期的にトレイルを走るようになりました。日本を代表するトップアスリートと山を走ると言うと、本気のトレーニングをイメージするかもしれませんが、実際は、ゆっくり登って山で子どもらしく遊んで帰ってくるという、レクレーション的な緩めのトレイルランニングです。

住宅地にあるトレイルヘッドから登り出し、標高100mほどの長柄桜山へ登るのがいつものコース。途中、ブランコで遊んだり、他愛もなく騒いだりして、終始笑いが途絶えない楽しいトレイルランです。

「週に一回でもこういう機会があれば、トレイルランニングに親しんでもらうきっかけになります。走ることをきっかけとして遊びにもつながるし、走るのが好きではなかった子も、だんだん好きになって、大会にも出場して上位に入ったりしています」
と宮﨑選手は語ります。

 

 

家の近くに山があっても、なかなか走ろうという発想には至りません。必要なのはきっかけ。それは地元のアウトドアクラブだったり、宮﨑選手の声掛けだったり。子どもはきっかけさえあれば海でサーフィンやアウトリガーカヌーで遊ぶのと同様に、山に登るのだって遊びに変えてしまいます。「山を走るのは大変では?」なんて頭で考えるのは大人だけ。子どもは遊びの天才なのです。

 

遊び方や目標は人それぞれ

 

子どもにとってのトレイルランニングの受け止め方はそれぞれです。宮﨑選手と一緒に走っているのは小学生が中心。数ある遊びの一つとして捉えている子もいれば、世界のトップを目指している子もいます。

 

 

地元の仲良し3人組は、放課後に海や山で遊ぶクラブに入って山を走り始め、トレイルの駅伝にみんなで出場したりしています。もちろん、トレイルランニング以外のアクティビティも楽しんでいます。山の近くに住んでいても、遠目からだとどこにトレイルが通っているかもわからなかったので「え、山って走れるんだ!」というのが最初の感想だとか。
「みんなで楽しく山を走りたいし、トレイルの大会にも出場したい」「山を走るのは続けていきたい」と語ってくれました。

 

 

山岸大志さん(写真左)は逗子スカイランナーズというクラブの代表で、現在はスカイランニングのユース日本代表です。
「2年連続で日本代表に選出されたのですが、安定して日本代表でいられるように、そして将来的には世界一になれるように頑張っていきたい」

先輩の後を追いかけるのは、逗子スカイランナーズの3代目部長、永井弧さん(写真右)。
「スカイランニングの練習の一環として陸上をやっているのですが、そちらが忙しくなってしまって、山を走る時間が少なくなっているので、もう少し山の練習を増やして、来年はユースの日本代表になりたいです」
と、頼もしい限りです。

 

子どもと一緒にみんなで楽しむ

 

子どもを引率してきたお母さまもトレイルランニングシューズを履いてバックパックを背負っていました。親の影響で走り始めた子ども、子どもの影響で走り始めた親。さまざまな形でトレイルランニングの輪が広がっていきます。宮﨑選手は、大人を対象とした講習会も行っており、親はそちらを受講しているのです。ママ友同士で箱根外輪山一周(50km)してしまうなど、かなり本格的に走っているとお伺いしました。

そして、何より印象深かったのは、宮﨑選手が本当に楽しそうに子どもたちと戯れていたことです。トレイルランニングの原点は遊びにあるんだなと再認識しました。

 

 

 

HOKAからユースモデルが登場

 

この活動に呼応したのが宮﨑選手をサポートしているHOKA(ホカ)です。HOKAは2023年トレイルランニングとロードランニングシューズのユースモデルを発売。

HOKAは日本を舞台に、また世界を舞台に活躍できる次世代アスリートを応援するのはもちろん、レベルや種類を問わず、目標や好きなものを見つけ、追求するきっかけ作りのサポートをしていきます。

ランニングなど、身体を動かすことはポジティブなエネルギーを生み出します。子どもたちにその喜びを知ってもらうことで、目標へ向かっていくときの障害を乗り越えられるようになって欲しいと願っています。

 

 

今回は、HOKAを代表するトレイルランニングシューズのユース版「SPEEDGOAT 5 YOUTH」を子どもたちに履いてもらいました。「SPEEDGOAT 5 YOUTH」はHOKAの大人向け製品と同様の特徴をすべて盛り込んでいます。さらに、耐久性の高いラグ、すばやく調節できるクイックトグルレースを搭載。また、サステナビリティを念頭に置いて設計され、再生ポリエチレンテレフタレート(rPET)糸を21%使用したウーブンメッシュアッパー、サトウキビ由来の素材を30%使用した超軽量ミッドソールを採用しています。

足入れしやすいプルタブ一体型のヒール、紐を結ばずに簡単に締められるクイックトグルレースは子どもには嬉しい限り。大人のシューズ譲りのクッション性とグリップ性能も子どもたちにも好評でした。

宮﨑喜美乃選手と一緒にHOKAは今後も子どもたちを応援していきます。

 

SPEEDGOAT 5 YOUTH
(スピードゴート 5 ユース)
・価格:¥14,300(税込)
・展開:Youth(22.5-25.5cm ・1色・219g/23cm) ソールスペック: オフセット4mm/ヒール28mm/フォアフット24mm
・カラー:Deep Lake/Ceramic

 

宮﨑喜美乃
みやざき・きみの 1988年生まれ、山口県出身。ウルトラトレイルランナー / 低酸素トレーナー。大学時代に行った富士山の研究をきっかけに大学院へ進学。登山の運動生理学の第一人者である山本正嘉教授の元、安全で健康的な登山をテーマに研究に勤んだ。今なお自身のデータを元に論文発表を行いながら、トレイルランニングの中でも100マイルを主戦場とするウルトラトレイルランナーとして、国内外の100マイルレースで活躍中。

・主な成績
Istria 100 by UTMB2023)優勝
Pirin Ultra 優勝(2022)優勝
Ultra-Trail Mt. FUJI2022)優勝

 


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