世界のトップトレイルランナーが集いNo.1を競う「GOLDEN TRAIL SERIES(ゴールデントレイルシリーズ)」。2024年のゴールデントレイルナショナルシリーズ・ジャパンは中央アルプス、野沢温泉、白馬の3大会でグランドファイナル出場を掛けて熾烈な戦いが行われました。
そして今年のグランドファイナルは、2024年10月17日~20日。イタリア北部の国境に程近いスイス、アスコナ・ロカルノリゾートエリアで2日間に渡り開催されました。
ジャパンシリーズのポイントランキング上位男女3名が世界最高峰のトレイルランナにー挑んだグランドファイナルのレポートをお届けします。
Peport
田中吉美選手
GOLDEN TRAIL SERIES GRAND FINALに出場することは、2024年度の目標でした。まずはWORLD SERIESの第一戦である、KOBE TRAILに出場しましたが、全く思うように走ることができず、世界の速さに、ただただ圧倒されるばかりでした。
KOBE TRAILで体感した、海外選手の速さの中で、もう一度、自分も同じ舞台で戦いたい。その一心で、NATIONAL SERIESに参戦していたので、GRAND FINALへの切符を掴んだときは、嬉しい気持ちの一方で、今の私の走力で、そんな大舞台に立ってもいいのかという不安な気持ちも大きかったです。
ただ、応援してくださるみなさんが、「自分らしく楽しんできて!」と送り出してくださったので、結果よりも、レース自体を楽しんでこよう!と、気持ちを切り替えて出国することができました。
結果としては、プロローグが69位、決勝が怪我のためDNFと、いい結果を残すことはできませんでした。プロローグは、7kmと短いため、最初から突っ込みすぎてしまい、失速。決勝は、プロローグよりは自分らしく走れていて、だんだん思うように身体が動いてきたところで、気を抜いてしまい、滑りやすいところに脚を置いてしまって転倒し、右腕を切ってしまい、流血が止まらないため、DNFとなってしまいました。
プロローグのコースも決勝のコースも、シングルトラックが多くて、前の選手を抜かしにくい場面も多かったですが、日本のトレイルより階段も少なく、私の感覚では走りやすいコースだったように思います。 大会期間中はほとんど雨でしたが、路面も水はけがよく、ドロドロの下りもありましたが、水溜りだらけというわけではなく、その点も日本との違いだと思います。
今回の結果は、大変悔しく、サポートしてくださったみなさまには、大変申し訳ない結果となってしまいましたが、私自身は初めての海外レースを思い切り楽しむことができました。
まずは海外選手の速さ、また長い手脚を活かした力強い走りにはとても圧倒されました。何よりら大会の盛り上がりもすごく、これは日本にはなかなかないものでした。なかでも、開会式がとても印象的でした。NATIONAL SERIESはチームみんなで舞台に上がり、WORLD SERIESのトップ30は1人ずつ、紹介されて舞台に上がります。トップ30が紹介されて舞台に上がる姿を見て、いつか私もこんな風に舞台に上がりたいと、強い憧れを抱きました。私の目に映るトップ選手は、みなさん、自信に満ち溢れるように見えて、それが美しく、かっこよかったです。
大会期間中はほとんど雨でしたが、男子のプロローグと、女子の決勝のときは雨は上がり、美しい景色の中で走ることができ、とても気持ちよかったです。キツい場面でも、突然現れる絶景に、励まされ、勇気付けられました。そして、このコースは6つのループからなる「フラワー」形式となっており、スタート・ゴール地点を6回も通るため、応援や観戦がしやすくなっているからなのか、コース上ではたくさんの方がカウベルを鳴らして応援してくれました。
日本でも、このような複数のループから構成され、同じ所を何度も通過するようなレースがたくさん増えれば、トレイルランニングがもっと盛り上がるのではないかと思います。日本では、ロングレースがメジャーで、あまり、40km以下のショートのトレイルレース
はあまりフォーカスされない印象がありますが、GOLDEN TRAIL SERIESでは、ショートレースだからこそのスピード感を体感することができます。登りも下りも、信じられない速さなのです。
日本でも、GOLDEN TRAIL SERIESのように、ショートトレイルがもっと注目されるために、私はまた必ず来年、同じこの大舞台に戻ってきて、次こそはしっかり結果を残せるように頑張ろうと、強く思いました。もっと強く、もっと楽しんで、これからも走り続けていきます。私の挑戦は、まだ始まったばかりなのです。
平田ひより選手
私は、昨年のGTNSの予選から本格的にトレイルランニングを始めて今年は2年目となります。昨年はファイナルの白馬でチャンスがある位置にいたものの、コースロストによる途中棄権となり最後の最後でグランドファイナルへの切符を掴むことが出来ませんでした。それから1年間悔しい気持ちを忘れずに”今年はなんとしてでも掴み取るぞ!”という強い気持ちを持って挑みました。白馬は1〜3位まで30秒差ずつと大接戦が繰り広げられ、この30秒に泣いてたまるかという根性を出して走り抜くことが出来ました。グランドファイナルへの出場が決まった時はとても嬉しい気持ちと、ずっとこれは夢…?という思いが重なり合って頑張って掴んだはずなのに実感が湧くまでに時間がかかったことも今では良い思い出です。しかしいつまでもホワホワしている場合ではないです。世界の舞台に立つにあたり後悔がないようトレーニングを積み、やることはしっかりやってきたことから不安や緊張というものはなく迎えることが出来ました。挑戦心を持ちながら、ハッピーオーラでランハッピーを伝える走りをしたいという思いでスイス ロカルノに到着。
試走の時点から、試走のペースでも呼吸が少し苦しいな?と気にかかるものの動き自体は悪くなかったのであまり心配はしていませんでしたが、会場はロープウェイで上がっていき標高1200mの所がスタート地点となります。息が苦しいのは当然のことで標高が高い所に対する環境への対策を見落としていた事に現地に到着してから気付きました。
プロローグレースは30秒ごとに1人ずつスタートする追いかけっこ方式にドキドキ。後方からは力のある選手がどんどん迫り、力強い走りと覇気に刺激を受けて”この時間を少しでも長く過ごしたい…!!”と食らい付けるよう粘りました。私は元々自然の中を勢いよく走り身体全体で木、土、空気を感じることが魅力でトレイルランニングを好きになったのもあり、このようなショートレースで景色が早く流れる爽快感がとてもたまらなく、非常に楽しかったです!! ショートレースだからこそ味わえる魅力がギュッと詰まっている点もこのゴールデントレイルシリーズの素晴らしいところだと思います。
メインレースでは、前半行けるところまでは踏ん張ったものの早い段階で呼吸が苦しくなってしまい攻め切ることが出来ませんでした。しっかり練習もしてきて調子が良かっただけに上手く走れず悔しい結果となり海外レースの難しさを痛感。どんなにペースを落としても呼吸が整わず標高が高いところでのトレーニング不足に後悔した時間が流れ、他の2人の代表選手に比べて圧倒的に経験値と準備不足が要因と考えられます。非常に身体の状態が厳しい中でしたが、ループ6まで展開され何度も会場に戻ってくるコースの形状に救われました。大量のカウベルと共に「allez!allez!(アレアレ!)」「Dai!!Dai!!(ダイダイ!)」という声援があったからこそゴールまで走り切る事が出来たので、やはり声援の力はものすごい力を発揮させてくれるなと実感。また過呼吸がピークで苦しくなってしまった際、他国の選手が背中をポンポンと押してくれたこと、”深呼吸して一緒に頑張ろう”と手を握って引き上げてくれた優しさ。ライバルでありながら同じ舞台に立つ仲間という事を経験でき、レースを通して人と人の思いやりを改めて感じました。
人生初めての海外&海外レースということで、言語は異なっても感謝”と”笑顔”があれば国境を越えて心を通い合わせることが出来るということをこのGTNSグランドファイナルで感じた最大の収穫です。今年は多くのことを経験出来たので、来年は戦える状態を作ってこのグランドファイナルの舞台にもう一度帰ってきたいです。
また、全面的にサポートして下さったメディアの三井さん、山脇さんが引率して下さったからこそ安心してレースに挑むことが出来ました。日本の応援してくださる皆さまに私たちがどういう戦い、レースを繰り広げているのかをリアルに伝える事が出来たのは、写真と映像に残してくださったお二人の力のおかげです。マラソンや陸上競技とは違って、簡単にレースの様子を見れない難しい競技だからこそメディア関係者さんの力のおかげでトレイルランニングの魅力を発信することが出来ましたので本当に感謝しています。最後に、大会に携わっていただいた全ての関係者の皆さま、選手のみんなにも感謝の気持ちでいっぱいです! このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました! 今後も自分の走りでランハッピーを伝えられるよう精進していこうと思います!
小幡莉子選手
今年からゴールデントレイル・チャンピオンシップにU23というカテゴリーができ、ご縁がありゴールデントレイルナショナルシリーズのファイナルである白馬国際クラシックに参加させていただくことになりました。
白馬国際クラシックのレースである28キロは私にとって経験のない距離で正直とても不安でした。実際にレースに出場してみるとスタートからトップ選手は勢いがあり圧倒され、あっという間に先頭の方々は見えなくなりました。後半の登りでは足がほとんど残っておらず急な坂がすごく辛く感じました。普段は高校での陸上練習ばかりで時折スカイランニング大会に出場していましたが圧倒的な経験の少なさを実感しました。
ゴールデントレイルグランドファイナルは世界のトップアスリートが多く出場するため本当に自分でいいのか不安でした。しかし周りで応援してくれる人達や家族がいる、海外で活躍するトップ選手の走りを間近で見ることができる、初めてのスイスの山岳レース、見たことのない景色を見たい、こんなチャンスは二度とないと思いレースに参加することを決意しました。
初戦はプロローグで1人ずつ30秒おきのスタートでした。どこまで逃げ切れることができるか、とにかく突っ込んで走り出しました。後ろは絶対見ないと決め前だけを追い全力で逃げました。
決勝は大人数での一斉スタートだったので転ばないように気をつけてスタートしました。始めはほとんどフラットな走れるところが続きみんなが列になって走りました。少し急な登りにはいるとスカイランニングで培った技術が活かされ、何人も越していくことができました。山岳の下りは苦手ですが走りやすい下りだったので気持ち良く下ることができました。常に前の選手が見えているレースだったので追いつこう追いつこうとひたすら走り続けることができ、あっという間の24キロで楽しかったです。山頂で周りを見渡した時のスイスの景色は最高に綺麗でこんなところを走れて幸せだと感じました。海外でのレースは応援がすごく、私のことを知らない人達からもゼッケンに書いてある名前で応援してもらえてとても嬉しかったです。そして会場の雰囲気が日本とは違って走っている選手が映し出されるモニターがあったり音楽が爆音でワクワクしました。
海外選手の走りを実際に見てやはりスピードが全く違うと実感しました。私は普段後半も持つように抑えて入るのですが海外の選手は始めから突っ込んで走り出していました。特にプロローグで見た海外のトップ選手のスピードは本当に速かったです。
日本代表選手の方々にはとても優しくしてもらい楽しい約1週間となりました。選手として人として見習うべきところがたくさんあり私も良い選手になれるよう努力していきたいと感じました。
吉野大和選手
今回、2年ぶりにゴールデントレイルシリーズに戻ってくることができました。
前回出場した時は体調不良により自分の走りができず不完全燃焼。昨年は怪我により国内予選すら走ることができませんでした。だからこそ今年は人一倍強い気持ちで挑みました。国内予選を全戦トップ通過し、かなり状態が良いことをかんじていたし、自信を持ってスイスへ向かうことができました。それでも海外選手と力の差があることはわかっていたので、どれだけ食らい付いていけるか挑戦することを決めていました。世界ランキングのトップ30のエリート選手と、国別代表のナショナルシリーズでカテゴリーは分けられますが、スタートも走る場所も同じ。プロローグでは距離が短い分、スピードが求められました。30秒ごとのウェーブスタートで抜きつ抜かれつの緊張感と集中力、終始気を抜けないレースとなりました。全力を出したもののエリート選手には誰一人として勝てず、ナショナルシリーズでは22位となりました。登り下りのスピード差はもちろんですが、足場の悪い所を全力疾走できるかどうかも勝負を決める要因だと感じました。
メインレースではエリート選手3人に勝つことができ、ナショナルシリーズでは10位と最低限の走りはできたかなと思います。しかし課題は山積みで、登りで一緒に走っていた選手に下りですぐに離されてしまい、下りで抜かされた後の対応ができず順位を落とすことが多かったです。急斜面に対しての下り、いわゆるダウンヒルが自分は圧倒的に弱いと感じ、そこを強化しないと世界では戦えないと痛感しました。
憧れの選手の走りを間近で見れたり、レース以外のプライベートな面も見れたりと、良い経験ができました。今大会のことを忘れずにまた日本でトレーニングに励んでいきたいと思います。
松本祥太選手
今年はワールドシリーズグランドファイナルへの出場を目指し取り組んできました。予選対象の野沢温泉と白馬国際クラシックでは良い走りができ、念願のグランドファイナル出場を果たすことができました。出場が決まってからの約1 ヶ月間、自信を持ってスタートラインに立つことを目標に練習に打ち込み、レース当日はこれまでの過程で培った自信を胸にスタートラインに立ちました。
結果は、プロローグ52位、メインレース55位でした。期待していた結果には届きませんでしたが、何よりトップの選手との差が20分以上あることにショックを受けました。4月に行われたKOBE TRAILでもトップから大きく遅れ、世界との壁を感じましたが、今回のレースでその実力差を改めて痛感しました。彼らとはスピードが大きく異なり、私がオーバーペースと感じるスピードで、スタートからゴールまで駆け抜けます。さらに、高度なダウンヒル技術も持ち合わせており、テクニカルな下りを難なくこなしていきます。目の前を走るトップ選手たちの姿は衝撃的で、私が持っていた「山の走り方」の常識が覆されました。
今回のレースを振り返ると、まだまだ努力の量ややり方次第で速くなれると感じています。圧倒的なトップ選手の走りを目の当たりにして、正直なところ自信を失いかけていますが、それでも絶対に敵わないと思える相手を追いかける瞬間や、少しでも成長を感じられる瞬間はとても充実していて、心から楽しさを感じられます。帰国して間もないですが、さらに強くなって再挑戦したいという気持ちが湧いています。
また、今回はU23カテゴリーでの参加でした。各国のナショナルシリーズから同世代の代表選手が集まり、競い合える貴重な機会でした。レース中、同カテゴリーの選手とは互角に戦い、お互いを意識しながら競い合いました。結果はU23総合4位で、表彰台まであと一歩でした。同世代の選手たちもこれからさらに強くなり、トップを目指して成長していくと思います。私も彼らに遅れをとることなく、共に強くなりたいと感じています。
甲斐大貴選手
今回で3年連続でナショナルシリーズから出場させていただきました。
僕にとってゴールデントレイルはまさに年に1回の選ばれしものの祭典という印象です。ワールドシリーズを勝ち抜いた上位30名とナショナルシリーズを勝ち抜いた選手のみが参加できます。(レース自体はオープン参加もあります)
初めは今回もこの舞台に戻って来れた嬉しさが強かったのですが、レース後は失望に変わっていました。完全に実力不足です。スピード、上りや下りのテクニック、全てにおいて圧倒的な差がありました。
毎回レース後は次はこの舞台でリベンジしたいとは考えていたのですが、今回はその考えに至らないくらいの差でした。まずスピードでいえば陸上競技の長距離トラック種目のような感じです。今回のレース上位選手でも3000m7分台や10000m28分台の選手も沢山いました。あくまでも参考程度ですが、やはりトレイルでも基本的な走力がないと話にならないと思いました。
テクニックで言えば、急な登りでも走り続けられることや、どんな下りでも駆け落ちるようにいくことです。もちろん登りに関しては走力の差もあると思いますが、より効率の良い走り方はあると思います。 下りに関しても足捌きだけではなく、動体視力なども関係してくるのではないかと思います。またヨーロッパの山は岩場やガレ場が多いので、トレーニングする山も選択していかなければなりません。
このようにネガティブな事を書きましたが、ポジティブに考えると陸上競技でのスピードでそのくらいの実力をつけ、どんなテクニカルなサーフェスでも走れるテクニックを身につければ争えるの思います。当たり前のことですが、そこで戦うための覚悟を決めてそこに対しての努力を今後もしていきます。何よりも引き続き楽しく走るという事を忘れずに自分らしく頑張ります。
Golden Trail Series – Grand Final
Results – Final
Overall
Men’s
1 – ELHOUSINE ELAZZAOUI (MAR – NNORMAL): 1:50:19 (+300 pts)
2 – RÉMI BONNET (CHE – SALOMON/RED BULL): 1:50:58 (+282 pts)
3 – PATRICK KIPNGENO (KEN – RUN2GETHER/ON AG): 1:51:01(+264 pts)
4 – TIMOTHY KIBETT (KEN – MILIMANI RUNNERS): 1:53:07 (+249 pts)
5 – PHILEMON KIRIAGO (KEN – RUN2GETHER/ON AG): 1:54:04 (+234 pts)
6 – ROBERT PKEMOI (KEN – JOMA): 1:55:45 (+225 pts)
7 – DANIEL PATTIS (ITA – BROOKS): 1:55:47 (+216 pts)
8 – CHRISTIAN ALLEN (USA – NIKE TRAIL): 1:55:51 (+210 pts)
9 – ROBERTO DELORENZI (CHE – BROOKS): 1:58:22 (+204 pts)
10 – ALAIN SANTAMARIA BLANCO (ESP – SALOMON): 1:58:31 (+199 pts)
Women’s
1 – JOYLINE CHEPNGENO (KEN – MILIMANI RUNNERS): 2:08:40 (+100 pts)
2 – LAUREN GREGORY (USA – NIKE TRAIL): 2:13:01 (+94 pts)
3 – JOYCE NJERU (KEN – ATLETICA SALUZZO): 2:13:31(+88 pts)
4 – JUDITH WYDER (CHE – HOKA /RED BULL): 2:13:58 (+83 pts)
5 – SARA ALONSO (ESP – ASICS): 2:14:08 (+78 pts)
6 – SOPHIA LAUKLI (USA – SALOMON): 2:14:40 (+75 pts)
7 – NAOMI LANG (UK – SALOMON): 2:17:52 (+72 pts)
8 – ORIA LIACI (CHE – CABV MARTIGNY): 2:18:27 (+70 pts)
9 – MALEN OSA (ESP – SALOMON): 2:20:05 (+68 pts)
10 – RACHEL TOMAJCZYK (USA – MERRELL): 2:20:14 (+67 pts)
GTNS – OVERALL (PROLOGUE + FINAL)
Men’s
1 – FABIAN VENERO (ESP – GTNS ESP/POR): 2:28:39
2 – JUHO YLINEN (FIN – GTNS NORDICS): 2:30:30
3 – MATTIA TANARA (ITA – GTNS ITALY): 2:33:03
4 – ABRAHAM HERNANDEZ CRUZ (MEX – GTNS MEXICO): 2:33:06
5 – SANDOR CZABO (HUN – GTNS SLO/CRO/HUN): 2:34:27
Women’s
1 – JAEL MORALES OSEGUERA (MEX – GTNS MEXICO): 2:57:13
2 – SILVIA SCHWAIGER (SVK – GTNS DACH): 3:00:13
3 – WERONIKA MATUSZCZAK (POL – GTNS CZE/SVK/POL): 3:01:38
4 – KRISTIANE WIDTH (FIN – GTNS NORDICS): 3:02:48
5 – SARAH CARTER (USA – GTNS USA/CAN): 3:03:56
GTNS – U23 (PROLOGUE + FINAL)
Men’s
1 – FABIAN VENERO (ESP – GTNS ESP/POR): 2:28:39
2 – PABLO VAN HOORN (NDL – GTNS UK/NL): 2:35:49
3 – SIMONE GIOLITTI (ITA – GTNS ITALY): 2:39:35
4 – SHOTA MATSUMOTO (JAP – GTNS JAPAN): 2:44:47
5 – LINUS WEDIN (SWE – GTNS NORDICS): 2:47:06
Women’s
1 – AGNES JOSEFSSON (SWE – GTNS NORDICS): 3:04:08
2 – BETTY BERGSTRAND (UK – GTNS UK/NL): 3:08:28
3 – MIRIAM MORALES HERNANDEZ (MEX – GTNS MEXICO): 3:11:13
4 – NURIA LLANSO (ESP – GTNS ESP/POR): 3:12:08
5 – BARBARA MARKOVA (POL – GTNS CZE/SVK/POL): 3:12:30
GTNS – TEAMS
Men’s
1 – GTNS NORDICS: 11:24:31
2 – GTNS MEXICO: 11:29:38
3 – GTNS ESP/POR: 11:40:53
4 – GTNS DACH: 11:51:37
5 – GTNS USA/CAN: 11:52:13
Women’s
1 – GTNS NORDICS: 7:07:57
2 – GTNS MEXICO: 7:09:17
3 – GTNS USA/CAN: 7:20:13
4 – GTNS DACH: 7:21:05
5 – GTNS ESP: 7:33:13
■ゴールデントレイルワールドシリーズ
https://www.goldentrailseries.com/