第1回 ランニングシューズの選び方 |
まずは自分のサイズを把握しよう
「7割近くのランナーが、大きすぎるシューズを履いていると思います」。とおっしゃるのは、ブルックスのランニングシューズ・スペシャリスト、安藤さん。
大きすぎるシューズを履いているとシューズの中で足が動いてしまい、疲れやすいだけではなく、豆ができたり、爪が死んだりしてしまう原因にもなります。ぴったりとフィットしたシューズを選び、快適なランニングライフを送りたいものです。
そこで、まずは自分の足の実寸を知ることからスタートしましょう。ショップなどに備えてある写真のようなゲージで計ってみたり、もちろん、自分の家で物差しを使ってもOKです。下の簡易測定シート(PDF)もご活用ください。
足の大きさは左右で違うので、両足共に計測してみましょう。そして、測った数値と同じ表示サイズのシューズから、まずは履いてみてください。
「えっ、少し大き目がいいのでは?」
という方もいらっしゃいますが、シューズには捨て寸というものがあって、例えば26.0cmという表示のシューズだったら、それに捨て寸を加えて、大きめのサイズになっています。ですから、ジャストサイズを最初に試して、それで問題があるようなら、サイズをアップしていきましょう。大きいシューズから試してしまうと、なかなかサイズダウンが難しくなります。試し履きは小さ目からが鉄則です。
正しく履けばフィット感も変わる!
正しくシューズを選ぶには、正しい履き方をしなければなりません。実は、履き方によってフィット感もサイズ感もかなり変わってくるので、ぜひ覚えていただきたいポイントなのです。
まず、シューズを履く前、シューレースは一番下まで完全に緩めてください。そして、足を入れたたら、踵を床に「トントン」と落としてシューズのヒールカップにフィットさせます。つま先「トントン」はNGです。
次はシューレースを締めていきます。一列ずつ順番に締めてください。力任せに引っ張るのではなく、アッパーの両サイドを指で押し上げて、脚との隙間を無くしながら締めていくのがポイントです。この作業でフィット感がかなり変わります。
最後に、シューレースを結びます。つま先を持ち上げて、足首前部の骨を浮きあがらせてから結びましょう。つま先を下げた状態で結ぶと強く圧迫してしまうことがありますので、ご注意ください。
さて、いかがでしたか? ポイントは小さいサイズから試してみること。そして、正しい履き方をすることです。ジャストサイズのシューズが見つかったら、指が曲がっていないか、局部的に当たるところや、圧迫されるところはないか、踵が浮き上がらないか等をしっかりと見極めてください。
次回は、プロネーションについて勉強しましょう!
解説/安藤正直 深い商品知識を持ち、ブルックスブランドの魅力をお伝えするストーリーテラースタッフ。中でも日本人ではじめてブルックス本社より認定された伝道師中の伝道師。 |
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ランニングスタイルでシューズを選べるブルックス ランニングシューズ専門メーカーのブルックスでは、ランナーの走りのスタイルに合わせて2つのラインからシューズを選択できます。 コアライン スタンダードなランニングスタイルに最適。最先端の技術がランナーの走りをサポートすると同時に、適正なボディーアライメントを促します。 |
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コアライン スタンダードなランニングスタイルに最適。最先端の技術がランナーの走りをサポートすると同時に、適正なボディーアライメントを促します。 |
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ピュアプロジェクト ナチュラルランニングに最適。軽量で柔軟性が高い素材と最先端技術が採用されており、エネルギーロスが少なく、地面との接地感覚とスピード感覚をより得られます。 |
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第1回 ランニングシューズの選び方 |
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第2回 プロネーションて何? |
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第3回 シューズのメンテナンス法 |
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第4回 ランニングシューズQ&A |
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第5回 ランニングシューズとトレイルランニングシューズの違い |
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■ブルックス http://brooksrunning.co.jp