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【Review】rig「mguu(ムグー)」

マルチに活用できる厚底ワラーチ風、リカバリーフットウェア

 

rig(リグ)は日本人の足の特徴に基づいたフットベッドを採用し、最も快適に履けるように設計されリカバリーフットウェアブランドです。2019年にベーシックな「slide(スライド)」と「flipflop(フリップフロップ)」をリリース。そして、2021年には3本ストラップの「kuvaa(クーバ)」、シューズタイプの「moja(モージャ)」。そして今回ご紹介するフリップフロップタイプの「mguu(ムグー)」を新たに発売しました。

 

「mguu」のルックスはリカバリーやリラクゼーション用のサンダルというよりも、スポーツサンダルです。アッパーはミニマリスト仕様のワラーチ風。

トングからつながるストラップは足首を取り囲むオープンメッシュのストラップに接続します。このストラップ類は着用していない状態でも立体形状を維持し、クシャッと潰れてしまうことがないため、足入れがスピーディーに行えます。フィット感の調整は甲のアジャスターで行います。ヒールのストラップは長さが固定されているので、踵を後ろに詰めてから甲のアジャスターを締め込むとピタリとフィットします。

 

(左)足指の付け根が盛り上がり、力を入れやすい。
(中)ヒール部は自然なロッカー形状。(右)人の足型に近い形状で、幅もゆったり。

 

ワラーチ風アッパーに対してボトム部が厚底になっているのが新しい点。フットベッド、ミッドソール、アウトソールの3層構造、通常のサンダルよりも足腰への衝撃が約40%削減されるとのこと。

フットベッドは最も柔らかい素材を採用。指の付け根と土踏まず部分は盛り上がっていて、ヒール部分は自然なすり鉢状に窪んでいます。体重をかけると足裏の形状に合わせて沈み込んで、一体感がさらに強まります。ミッドソールは厚底のEVAで、フットベッドの横まで回り込んだバスタブのような形状。クッションは柔らか目ですがフワフワというほどでもなく、ある程度のしっかり感があります。アウトソールは必要な部分にのみ貼り付けられています。

 

(左)アジャストは足首部分1箇所のみ。
(右)フットベッドは足裏に合わせた立体形状。

 

歩いた印象は、脚に優しくストレスフリーなだけでなく、適度にしっかり感があり、自然な推進力与えてくれます。これはソールが多層構造で、各層の役割分担がっかりしているためだと思います。

最上層のフットベッドは低反発のマットレスのように足裏の立体形状にフィットし、圧を均等にしてくれます。その下のミッドソールは沈み込みすぎることなく、適度なエネルギーリターンがあるので歩くリズムが作りやすくなります。

 

(左)フレックスはフォアフット部が特に柔らかい。
(右)アウトドアフィールドにマッチした本格的なアウトソール。

 

さらに、自然なロッカー形状となっているため、軽い体重移動で足裏が転がっていくように前進できます。アウトソールは本格的なシューズ並みにしっかりとしています。そのおかげで、機動力は十分でアスファルトはもちろんライトトレイルにも十分に対応できます。

「mguu」はリカバリーフットウェアですが、足を休ませながら多用途に活用できそうです。例えば、アクティブレスト的なハイクやジョグ、そしてキャンプなどのアウトドアアクティビティからカジュアルシーンでの普段使いまで、オフタイムの万能選手となりそうです。

 

 

mguu(ムグー)
・¥10,780
・カラー:4色
・サイズ:23-29cm(1cm刻み)
・重量:約250g(27cm)片足

■rig http://rigfootwear.com

 

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