アウター、インナーそれぞれ専用に開発された
トレイルランニングのためのショーツ
トレイルランニング用のショーツとして、アウター用、アンダー用としっかり区分けした商品をリリースしているCOMPRESSPORTS(コンプレスポーツ)。今回はその両方、「トレイルランニングショーツ」と「トレイルランニングUWショーツ」をレポートします。
まずは両商品に共通している部分から。膝のすぐ上から太もも部分までを広い範囲でカバーしているのが特徴で、コンプレッションはかなり強めです。特に膝に近い方が強く感じました。このコンプレッションは、血液循環の活性化、乳酸の除去、衝撃の吸収、筋肉振動の低減などの効果をもたらしてくれます。また、特殊な編みこみ方式が空気循環を促進し、ウェアと肌の間に適度な湿度のバランスをもたらすようになっています。繊維は疎水性で湿気や汗を吸収せず外へ逃し、軽くてドライ性能は十分です。太ももやお尻、腰周りにコンプレッションをかけることにより、筋肉や静脈、腱、関節への衝撃を和らげます。コンプレッション部分はシームレスで柔らかいマイクロファイバーで作られています。太ももより上の縫い目部分は、フラットロックシームで、ごろつきはありません。衛生面では高い衛生効果を発揮するサニタイズの加工技術(特許取得済み)を採用。臭気やかぶれの発生を抑え、繊維が肌の最近増殖を防ぎます。洗濯しても効果は失われないそうです。
トレイルランニング専用ショーツとしての特徴は3Dクライムグリップです。手を膝上に乗せて急な坂道などを登る際に乗せた手が滑らないようになっています。これは他にない、面白いアイディアで、確かに安定感を感じました。
それでは2種類のショーツを個別に見ていきます。まずは「トレイルランニングショーツ」。かなりのハイウエストになっていますが、その部分の締め付けはきつくありません。アウターとしての着用を考えているため、股の部分はしっかりした生地で覆われています。後ろの腰部分には生地が2重になった機能ポケットがあり、小物やスマートフォンを簡単に収納可能となっています。
「トレイルランニングUWショーツ」はアンダーウェアとして着用するために、股の部分はとても柔らかい素材で素。温度調節に適したカシミア素材と、カビや臭いの原因となる菌に強い銅繊維を採用することで、臭いを軽減します。さらに、通気性や吸収性に優れた木材パルプを使用していますので、ムレによる痒みを防いでくれます。ウエスト部分は「トレイルランニングショーツ」よりも細いゴムですが、逆にテンションは強めとなっています。
この2種類のショーツはどちらがいいということではなく、ランナーのスタイル次第でチョイスすべきでしょう。いずれにしても、このように選択肢があるということは、それだけ真剣にトレイルランニングウェアについて考えてくれているブランドだという信頼感があるといえるのではないでしょうか。
Compressport Trail Running Short
コンプレスポーツ トレイルランニングショーツ
シームレス製法のトライショーツにクワッド(ふともも)のコンプレッションが加わった、トレイル専用ショーツです。
■価格/13,880円 (税別)
■サイズ/T1、T2、T3、T4
■カラー/ブラック、レッド
■重量/210g
Compressport Trail Running UW short
コンプレスポーツ トレイルランニング アンダーウェアショーツ
動きやすさとサポート感の快適さを重視したクロッチサポート部分は、銅繊維とカシミア素材を採用し、臭いの原因となる菌の繁殖を軽減。3Dクライムグリップついたトレイルショーツのアンダーウェアタイプ。
■価格/11,300円 (税別)
■サイズ/T1、T2、T3、T4
■カラー/ブラック、レッド、グレー、ホワイト
■重量/136g(本体)
■コンプレスポーツJAPAN http://www.compressport.jp/
■Compressport(コンプレスポーツ)2014 NEW MODEL CATALOG
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