TrailRunner

salomon トレイルランニング

NEW BALANCE MT10

ベアフットランニングテクニックを自然体得、
ロードでもお勧めのトレイルランニングモデル

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ベアフットランニングコンセプト「NB minimus」のトレイルシューズ「MT10」。このシューズはルックスだけでも他のランニングシューズとは一線を画しています。薄いアウトソールとミッドソール、インソールはありません。アッパーは非常にフレキシブルで、サポートと呼べるものは甲とヒールの黒いベルト部分くらいですが、それも軽く押さえる程度のものです。足入れをしてみると、まず感じるのはつま先から踵までのフラット感です。つま先に対して踵が4mmしか高くないので、ほぼ平らな印象を受けました。そして、人間の足型に近いオブリーク形状のラストを採用しているため、つま先周辺が窮屈になる感じもありません。軽さも特筆すべき点です。

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mt105-thumb-250x170ロードを走ってみると、やはりランニングシューズとはまったく違って、裸足に近い感覚です。ニューバランスが提唱しているように、ミッドフットによる着地がベストです。アウトソールがやわらかいためか、見た目よりはダイレクトに衝撃を受ける感じではありませんでした。アーチサポートもなく、アッパーがフレキシブルなので足がより自由に動きます。シューズのサポートがあればあるほど足は楽をしている、というのが実感できます。人によっては甲の部分のホールドがきつく感じるかもしれませんが、この部分は履いているうちに馴染んできますので、あまり気にする必要はないと思います。

mt102トレイルに行ってみると、通常のシューズよりも細かな凹凸を足へ伝えるのがよく判ります。ソールが薄くて凹凸を感じやすいせいで、急な登りや下りで、無意識に足の指が地面をつかもうとする動きをしていました。これも、ベアフットランニングの効果なのかもしれません。そんな快適な刺激も程度によります。ガレ場や砂利道は人によっては足裏が痛くなるかもしれないので、注意が必要です。また、ぬかるんだ急斜面なども得意ではありません。それと、アッパーが柔らかいのとつま先の補強が少ないので、木の根や石などに足をぶつけないように気をつけたいです。あまりハードな条件ではなく良好なコンディションのトレイルでトレーニングを始めるのがお勧めです。今回は、トータルで3時間ほど走ってみましたが、やはり、ふくらはぎがいつもより張っていました。裸足で走ったときと同じような筋肉の使い方をするためだと思われます。

「MT10」は、ベアフットランニングのコンセプトを取り入れて、走りの効率化を図りたいランナーが、そのファーストステップとして取り入れるためのシューズといえると思います。トレイルはもちろん、ロードも含めてトレーニング用のシューズとしてお勧めできるシューズです。

mt101MT10 / WT10
■価格/¥12,000
■アッパー/Mesh/Rubber
■ミッドソール/Acteva
■アウトソール/Vibram
■フットベッド/AEGIS(抗菌加工)
■サイズ/MT10  D: 7-11,12   WT10  B: 5-8.5
■重量/MT10  約200g(US9.5)   WT10  約165g(US7.0)
■カラー/MT10 OB(ORANGE/BLACK)、GY(GRAY/YELLOW) ・ WT10 BL(BLUE)

■new balance http://www.newbalance.co.jp/minimus/


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