悪条件で身体への優しさを実感
SALOMON初のベースレイヤー
登山やスキーなどのアウトドアでは常識となってるレイヤリング。ウェアの中でも地肌に直接触れるファーストレイヤーには特に気を使いたいものです。今回はSALOMONから発売されたファーストレイヤー「PRIMO WARM LS CN TEE M(プリモ ウォーム ロングスリーブ クルーネック ティ メンズ)」と「PRIMO WARM TIGHT M(プリモ ウォーム ロングスリーブ タイツ メンズ)」をご紹介します。
トレイルランニングでは、あまりレイヤリングを意識しないかもしれませんが、冬の寒い時期にはファーストレイヤーとミッドレイヤー、シェル等を合わせる機会もあるかと思います。ファーストレイヤーで一番大切なのは肌を快適な状態に保つこと。冬のアクティブスポーツは、活動中は汗をかくものの、身体の動きが止まると急激に冷えてきます。かいた汗が冷えて濡れもどると不快なばかりでなく、パフォーマンスの悪化や命にさえかかわることも考えられます。そこで大切になってくるのがドライ性能です。
「PRIMO WARM LS CN TEE M」と「PRIMO WARM TIGHT M」は37.5テクノロジーを採用。アスリートが最も優れたパフォーマンスを発揮できるのが、衣服と肌の空間の湿度が37.5%、体幹の温度が37.5度とのこと。これを維持するのが37.5テクノロジーです。キーポイントは生地にあります。糸の繊維には細かな穴があいた活性粒子が永久的に埋め込まれています。これにより、通常の繊維の8倍の表面積を作り出しています。このおかげで吸汗性に優れているのです。さらに、身体の熱を利用して、つかまえた水分を蒸発させるという機能も有しています。このため、37.5テクノロジーはコンディションをしっかりとキープすることができるのです。
それでは、着用感はどうでしょうか。SALOMONのアンダーといえば着圧タイプのEXO(エクゾ)が思い浮かびます。EXOを「着圧で身体を奮い立たせる着心地」と表現するなら、「PRIMO WARM LS CN TEE M」は「ゼロプレッシャーで身体を快適に包み込む」といったところでしょうか。
生地はストレッチ性が高く激しい動きでもつるようなことはありません。縫い目もほとんどないので、ごろつく感じもありません。走っていても、いつもと同じように汗をかいいるはずなのに、吸収性がよく、濡れ戻りを感じにくいため、かなり快適です。特にありがたいのは、登りで汗をかいた後、下りで心拍数が落ちると一気に身体が冷えてくるような場面で、身体からの熱の放出をしっかり押さえてくれる点です。冬のアクティビティでは身体が温まり過ぎない、冷えすぎないという性能が特に大切です。常に一定のコンディションを保つことが快適性とパフォーマンスアップに直結します。
ファーストレイヤーなので、シェルやミッドレイヤーと組み合わることで本来の機能を十分に発揮することができます。スキーや登山など、様々な冬のアクティビティに重宝することでしょう。また、0度以上の気温で風が強くなければ、ラン用のタイツやロングスリーブのTシャツ替わりに着用することもできそうです。
テストした商品のカラーはブラックですが、真っ黒ではなく、ミックスグレー(霜降り)に近い雰囲気でした。商品のバリエーションとして、シャツにはハーフジップ仕様の「PRIMO WARM LS HZ TEE M」、タイツには3/4の丈の「PRIMO WARM TIGHT M」(メンズのみ)があります。
PRIMO WARM LS CN TEE M
PRIMO WARM LS CN TEE W
■価格/8900円(税別)
■サイズ/MEN:S、M、L WOMEN:XS、S、M
(インターナショナルサイズ)
■重量/150g
■カラー/MEN:BLACK、BRILLIANT BLUE、GRANNY GREEN、MATADOR-X WOMEN:BLACK、GAURA PINK、DAYBREAK GREY
■フィット/スキンフィット
PRIMO WARM TIGHT M
PRIMO WARM TIGHT W
■価格/5900円(税別)
■サイズ/MEN:S、M、L WOMEN:XS、S、M
(インターナショナルサイズ)
■重量/MEN:150g WOMEN:100g
■カラー/MEN:BLACK WOMEN:BLACK、GAURA PINK
■フィット/スキンフィット
PRIMO WARM 3/4 TIGHT M
■価格/5000円(税別)
■サイズ/S、M、L(インターナショナルサイズ)
■重量/100g
■カラー/BLACK
■フィット/スキンフィット
■サロモン http://www.salomon.com/jp/