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【Book】「拡がるヒルと脱皮の謎 ぼくらのヤマビル研究記」

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社は、2025年9月17日に「拡がるヒルと脱皮の謎 ぼくらのヤマビル研究記」を刊行します。

 


拡がるヒルと脱皮の謎 ぼくらのヤマビル研究記

・価格:1650円(税込)
・著者:樋口 大良、子どもヤマビル研究会
・四六版/オール1色/208ページ
・発売日:2025年9月17日

 

三重県鈴鹿山脈の山裾に住む子どもたちが、嫌われ者の吸血生物・ヤマビルを好奇心をもって研究し、常識を覆す発見をしています。そんな研究成果をまとめた『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』(現ヤマケイ文庫)が2021年に刊行されると大きな反響がありました。

本書はその第2弾として、ヒルの一生のうちで目撃例がほぼなかった「産卵の瞬間」の撮影とヒルの「脱皮」の詳細な調査をまとめました。また、第1弾に引き続き、「ヒルの分布拡大」についても調査・研究が続いています。

そして、書籍を刊行したことで、各地で講演会に呼ばれたり、他地域の子どもたちとの交流などが増え、ついにNHKの番組にも出演するまでになりました。ヤマビル研究の進展だけでなく、子どもたちの成長を感じる1冊となりました。

 

【目次】
プロローグ
子どもヤマビル研究会とヒル
第1章 初めての出演依頼
第2章 ヤマビルの命のつながりを求めて 産卵行動の観察
第3章 ヤマビルの命のつながりを求めて ヒルは脱皮する!
第4章 ヤマビルを拡げているのは誰だ?
第5章 ヒル研、社会と交流する
第6章 NHK・E「テレヴィランの言い分」に出演!
エピローグにかえて

【著者紹介】
樋口大良(ひぐち・だいりょう)
三重県の鈴鹿山麓の農家に生まれる。京都教育大学卒。以後、小学校の教師として子どもが主体を発動する授業のあり方をテーマに、「一人歩きの理科学習」を提唱して、研究実践を積む。2007年に定年で教職を離れて、2011年、子どもたちを自然の中にどっぷりと浸からせてやりたいという強い想いから、子どもヤマビル研究会を設立。子どもたちとヤマビルの生態研究をしている。2021年に『ヒルか木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』を執筆。

子どもヤマビル研究会
2011年、三重県鈴鹿山脈の山裾で産声を上げたのち、しばらくの空白を経て2015年より本格的に活動を開始したヤマビルの研究会。研究員は小学4年生から中学3年生までの自然が大好きな子どもたちが樋口大良氏をコーディネータにヤマビルの生態研究をしている。通称「ヒル研」。

 

 

【既刊】
「ヤマケイ文庫 ヒルは木から落ちてこない。僕らのヤマビル研究記 増補版」
常識を覆す子どもたちの研究に驚嘆する一冊
・価格:1210円(税込)

 

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