最新レーシングコンセプト「トレイルを走破できるロードシューズ」を体感せよ
SALOMON(サロモン)のハイパフォーマンス プロダクトレーベル、S/LAB(エスラボ)から新たなトレイルランニングシューズ がリリースされました。トップアスリート、キリアン・ジョルネがレースに勝つためにリクエストしたシューズ「S/LAB PULSAR(エスラボ パルサー)」です。
キリアン・ジョルネが履くレーシングシューズ と言えば、10年間で第8世代まで進化した「S/LAB SENSE(エスラボ センス)」でした。しかし、キリアンのリクエストにより、新たなコンセプトを実現するために開発されたのが「S/LAB PULSAR」です。そのコンセプトとは「トレイルを走破できるロードシューズ」。
ソックスのように編みあげられたアッパーはアラミド繊維が織り込まれたMatryx®を採用。縫い目はほとんどなく、薄く密度が高くしっかりしています。オーバーレイの補強は最小限、サイドはステッチによる補強です。
タンはアッパーと一体成形で、オーバーラップしている部分はありません。シューレースはもちろんクイックレースで、余ったレースを収納するポケットもついています。インソールは縫い付けられていて、取りはずしはできません。
ラスト(足型)は細身で足がピタリと足が収まります。アッパーの質感は、見た目の印象以上にしっかりしています。特にサイドのホールド感が良好でシューズ が足の一部になったようです。また、足首周辺はソックスのように隙間なくフィットします。
ミッドソールは軽量で応答性の高いエナジーサージ。クッション性と快適さを損なわないクッションと弾力のあるエネルギーリターンを提供します。トレイルからの突き上げを軽減するプロフィールフィルムもインサートしてあります。
スタックハイトはフォアフット18.5mm、ヒール24.5mmで、ドロップは6mm。「S/LAB SENSE 8」と比べるとフォアフットが0.5mm低く、ヒールが1.5mm高い設定です。
実際に走ってみると、ほぼロードシューズと言っていい軽快感でした。
そして「S/LAB SENSE 8」とは全く別物のフィーリングでした。
まずはソール全体のロッカー形状がはっきりと主張されています。クッション性は柔らか目ですが、リターンはしっかりと感じられるレベル。そして、このクッションのスイートスポットがミッドフット部にあるのも特徴と言えるでしょう。
純粋なフォアフットで走っても気持ち良いのですが、もう少しスピードを落としてミッドフットでの着地から、ロッカー形状を生かしてローリングしながらフォアフットへ移行していくように走るとシューズの特徴が生きてくる感じがしました。
登りは、踵が上がらないくらいの斜度をリズム良く走ると、まるでアシストが効いたように進んでくれます。下りもミッドフットから着地することで、ミッドソールが効果的にショックを吸収してくれます。
ラグはよく吸い付いてくれますが、高さがないので、ぬかるんだ路面は得意ではありません。あまりテクニカルではない高速コース、ロードパートが多いコースでは強みを発揮してくれます。ラグがすり減ったらロードランニング用にしたいくらいです(笑)。
「S/LAB PULSAR」はトップアスリートのために開発されましたが、意外なほど許容範囲が広いシューズです。最新コンセプトのレーシングシューズを体験してみてはいかがでしょうか。
S/LAB PULSAR(エスラボ パルサー)
・価格:¥25,300(税込)
・サイズ:25.0-27.5cm
・重量:170g
・カラー:Vapor Blue / Vapor Blue / White
・スタックハイト:フォアフット18.5mm、ヒール24.5mm
・ドロップ:6mm
・ラグ高:2.5mm
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