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【INTERVIEW】HOKA ONE ONE® Nicolas Mermoud 2

 

 

次に、HOKA ONE ONEの商品開発に関して、製品担当副社長Gretchen Weimer氏に話を伺いました。

――日本では現在、厚底シューズが注目されています。ナイキは速く走る為の厚底シューズを発売しました。HOKA ONE ONE®は快適に走るための厚底シューズというイメージがありますが、今後、速く走るための厚底シューズをリリースする予定はありますか?
「HOKA ONE ONE®はランナーが飛ぶように走ることができるシューズをつくることを目標に、シューズデザインしています。そのため、ファンランナーはもちろんのこと、エリートランナーからも、ラクに走れるようになった、効率的に走ることができるようになり、結果、より速く走ることができるようになった、というレポートをもらいます。HOKA ONE ONE®の開発チームは、エリートランナーのために、より軽くより速く走れるシューズの開発を常に行っており、そのイノベーションが、のちにすべてのランナーに向けたテクノロジーとしてシューズに反映されるのです。こうして出来上がったシューズを履くことで、より楽しくラクに走れることを知れば、より長い時間、より遠くへ、より速く走ることにつながると思います」

――2019年春夏モデルで力を入れている商品、もしくはテクノロジーがありましたら教えてください。
「毎シーズン、シューズのアッパーをより軽くて通気性と耐久性の高いものに改良することに力を注いでいます。例えば今シーズンのプロダクトでは、エンジニアードメッシュを使ったアッパーを使用したシューズがあります。常に私たちは、シューズのフィット感、耐久性、そしてランニング体験すべてが向上するような改善を続けています」

――日本でのアパレルやバックパックの展開の予定はありますか?
「HOKA ONE ONE®のアパレルとアクセサリーはまだ初期の段階です。シューズと同様に革新的で問題解決となるアプローチをアパレルにも持ち込んでおり、シューズのようにユニークで特別なものができたら日本でも展開できるでしょう」

――中・長期的な商品開発のビジョンがありましたら教えてください。
「まずは、多くのランナーに支持され、HOKA ONE ONE®をこれだけ速い速度で成長させてくれたコアプロダクトの開発と改善を続けていきたいと思っています。人気モデルの特徴的な要素を維持しつつも、ランナーの声を聞きながらアップデイトしていきたいと考えています。次に、ランニングやウォーキング、フィットネスに打ち込む人々の膨大なニーズに応える革新的なシューズを作り続けたいと考えています。これは、ランニングだけでなく、多目的に使えるシューズを開発することも含まれます。さらにハイパフォーマンスを望むエリートランナーに向けたハイエンドなテクノロジーの開発も同時に進めています。たとえ奇抜なアイデアであっても、それが多くのランナーやフィットネスを楽しむ人たちの問題を解決につながるのであれば、プロダクト開発のアイデアに制限はありません」

HOKA ONE ONE®
2009年、フランスのアネシーで、 Jean-Luc-Diard(ジャン・リュック・ディアード)とNicolas Mermoud(ニコラス・マーモッド)の2人によって設立されたランニングシューズメーカー。ブランド名のHOKA ONE ONEはマオリ族の言葉で、”Time to fly(さあ、飛ぼう)”という意味。厚底シューズが代名詞的なブランドで、多くのトレイルランナー、ロードランナーから支持を得ている。
http://www.hokaoneone.jp/
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ACEBOOK https://www.facebook.com/HOKAONEONEJapan/

■TEXT/Mie MINEZAWA


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