TrailRunner

salomon トレイルランニング

inov-8 X-TALON 212

テクニカルトレイルで真価を発揮
細身・軽量な6mmドロップのベストセラー
 
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誰でも無理なく段階的にナチュラルランニングに取り組める豊富なラインナップを誇るinov-8(イノヴェイト)。今回紹介するのは2008年の発売以来ベストセラーを続けている「X-TALON 212」のニューカラーです。

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inov-8のシューズはドロップ(つま先と踵の高低差)を4段階に分け、シューズの踵に刻んだアロー(矢のマーク)の数で区別しています。「X-TALON 212」は2アローでドロップは6mm。ナチュラルランニングに取り組んだことのないランナーにも履きやすい仕様となっています。前回紹介した「TRAILROC 255」も2アローですがフィット(足型)、シャンク(ソール内の土踏まず付近の補強)、ソールともに違うので、履いてみるとまったくの別物です。
モデル名が示している通り、重量は212gと軽量なわりに、アッパーはしっかりとりた作りです。スエード調の人工皮革の補強は高級感と強度を両立しています。シューレースはトレイルランニングシューズとしては珍しい丸紐を採用。丸紐は伸びも少なく、きれいに締まりますが、平紐よりもマイルドな締め付け感となります。「inov-8」の中で最も細身なフィットであるPRECISION(プレシジョン)を採用。隙間なく足にフィットするので、一体感があってレスポンスが良く、トレイルで足が振られても冷静に対処できます。シャンクは自然で軟らかく、足裏の細かい動きを反映できるMETA SHANK(メタシャンク)。「TRAILROC 255」と比べると、ドロップは同じでも、より素足に近いフィーリングです。特にフォアフット部のしなやかさを感じます。もちろん、その分突き上げも感じるので、路面状況次第で若干の得て不得手はあります。
そして、なんといっても一番の特徴はアウトソール。「TRAILROC 255」の倍の高さはあろうかというラグはマッディな状況やテクニカルなトレイル、特に下りでは路面にガッチリ喰い付いて抜群の安定感を発揮します。ラグには適度に柔軟性もあるので、足の負担も軽減してくれます。ラグの間隔も広いため、泥が付きにくく軽量化にも一役買っています。
総合的には、「TRAILROC 255」が安定感があるオールラウンダーならば、「X-TALON 212」はよりナチュラル感のあるテクニカルトレイルモデルといった区別が判りやすいと思います。そして「inov-8」の特徴は、性格が異なるシューズでもアローの数が同じなら、シューズ全体のバランスが同様なので、違和感なく履き替えられる点にあります。
ちなみに2013FWには1アロー・3mmドロップの「X-TALON 190」も発売されましたので、こちらもチェックしてみてください。
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(左)軽量なのに補強もしっかりしたアッパー。
(右)踵の足型のマークの下にVマークが2つ。これが2アローという意味。
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X-TALON 212
■品番/INV3305U2/BLK
■価格/¥13,650(税込)
■カラー/BLACK×ORANGE×BLUE
■アッパー/合成繊維×人工皮革×合成樹脂
■ミッドソール/合成樹脂(EVA)
■アウトソール/ゴム底
■インソール/6mm
■サイズ/Men’s / Women’s 23.0 – 28.0cm
※2013年掲載
価格やスペックは変更になることがあります。
 
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