1秒も無駄にしたくない、アウターでわずらわしさを感じたくない
トップアスリートのために開発された超軽量シェル
基本的なフィット感に関しては後述するとして、まずは一番の特徴である、走りながらジャケットの着用や収納ができるという機能を説明したいと思います。 この秘密はジャケットの裾の幅広いウエストバンドにあります。 収納の手順は以下の通り。
1.へその上あたりまである3/4フロントジッパー下ろす
2.両腕を抜く
3.ジャケットのアーム部分を腹の前で縛る
4.ジャケットを内側に丸めながらウエストバンドの下に収納
ウエストベルトにはポケットなどはありませんが、伸縮性が高い素材を使用しているので簡単に、そして、しっかりと収納することができます。ジャケット部分をウエストベルトで上から覆うというよりも、丸めて巻き込んで包むようなイメージです。こうしておけば、走りながらばらけてくるということもありません。もちろん、スタート時はウエストベルトに収納しておいて、必要なときに走りながら取り出して着用することも可能となります。
また、フードにもジャストフィットのアイディアが隠されています。内側にヘッドバンドが付いているので、それを頭にフィットさせればフードはまるで頭の一部のように動きに追従してくれます。ドローコードなどで調整する必要もなく、そして、視界も狭くならないのは画期的。いままでフードが嫌いだったランナーもすぐに良さを実感できる優れた機能といえるでしょう。
体型にもよりますが、5Lクラスのバックパックなら上からジャケットを着ることができそうです。ただし、トレイルでは転倒につながる可能性もありますから、事前にしっかりと練習しておくことをお勧めします。
パンツの方はさすがに走りながら脱ぐことはできませんが、裾のファスナーで膝下まで開くようになっているため、シューズを履いたままで着脱が可能です。 さて、それでは、基本性能の確認です。防水素材、防風素材ともに極薄のストレッチ素材ですが、ダイナミックな動きをするパンツの股から膝の後ろ側には、さらに伸びの良い素材を配しています。そして、立体的なカッティングも効いているため、ダボっとしないタイトなフィッティングながら足上げや腕振りがとにかく快適です。身体の動きに引っ張られて生地がつれてしまうようなことは皆無です。
「S-LAB HYBRID JACKET M」「S-LAB HYBRID PANT M」は共に120gと超軽量ですが、完全防水ではありません。雨が吹き付けるところは防水透湿素材+シームシーリングで対応していますが、影響が少なそうなところは動きやすさと軽量性を優先しています。つまり、ウインドシェル以上、レインウェア未満という位置づけといえます。秋から冬場の防寒、防風、保温用のスーツとして、または、大会などでの非常用の簡易レインウェアとしての使用が適しているといえます。
S-LAB HYBRID JACKET M
S-LABハイブリッド ジャケット メンズ
■価格/¥32,000(税別)
■サイズ/XS / S / M / L
■コンセプト/MOTION FIT
■ファブリクス/ADVANCEDSKIN SHIELD、ADVANCEDSKIN DRY 10K/10K
■フード/SKIN FIT HOOD
■ボディ/レーザーカット ベンチレーション
■フィット/アクティブフィット
■ジップ/3/4 フロントジップ
■リフレクター付き
■重量/120G(Lサイズ)
S-LAB HYBRID PANT M
S-LAB ハイブリッド パンツ メンズ
■価格/¥23,000(税別)
■サイズ/S / M / L
■コンセプト/MOTION FIT
■ファブリクス/ADVANCEDSKIN SHIELD、ADVANCEDSKIN DRY 10K/10K
■ボディ/レーザーカット ベンチレーション
■フィット/アクティブフィット
■リフレクター付き
■重量/120G(Lサイズ)
■全国のサロモン取扱店にて
2014 年8 月下旬より順次発売
■サロモン http://www.salomon.co.jp/softgoods/
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