TrailRunner

salomon トレイルランニング

BROOKS PURE GRIT 4

定評あるグリップはそのままに
足の自由度が増して、ナチュラル感を強調

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BROOKSトレイルランニングシューズの双璧といえば、CASCADIA(カスケディア)とPURE GRIT(ピュアグリット)ですが、2015年秋にリニューアルして登場したのは「PURE GRIT4」です。ネーミングの通り、4代目に当たるこのモデルは、歴代のダイナミックなモデルチェンジとは違って、キープコンセプトな路線となりました。

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写真上より
・アッパー素材。左がPURE GRIT4、右が3
・六角形の特徴的な補強
・ナブバンド
・様々な方向に伸びるラグ

「PURE GRIT」「PUEG RIT2」とかなり素足に近いフィーリング、言い方を変えれば、サポートやガイドが少ないシューズだったのですが、「PURE GRIT3」では、かなりしっかり感を出してきました。この完成度が高かったために今回の「PURE GRIT4」では、保守路線になったのではないかと想像します。

先日、アパラチアントレイルの最速記録を更新したスコット・ジュレクも約3500kmの行程のうち、「PURE GRIT4」を8足、「CASCADIA10」を2足履き潰したということからも、「PURE GRIT4」の信頼性の高さが伺えます。

今回のモデルチェンジでもっとも大きな変更点はアッパーです。足を覆うメッシュ素材は均等な厚みで目が詰まった素材に変更されました。甲の部分にナブバンドというゴム製の補強があるのは前モデルと同様ですが、このナブバンドの周辺にしっかりした補強が集中しています。さらに、シューズの外周を流れるような線で補強していた前モデルに対して、「PURE GRIT4」は六角系の補強を散りばめた補強となっています。これは単にデザイン処理なのかと思っていましたが、履いてみると、その本当の意図が判った気がしました。PUREシリーズのナチュラルなフィーリングを突き詰めるなら、足はシューズと一体化して自由に動くことが第一です。しかし、補強をするとホールド感は上がりますが、その分足の自由度は失われてしまいます。「PURE GRIT4」は足の自由度を高める方向で進化しています。そのための大きな役割が六角形の補強にあると感じました。長くつながっている補強は、どこかでストレスを生みます。六角形の一つひとが独立していることで、補強、プロテクト、そして自由な足の動きを実現しました。特にフォアフット部を屈曲させたときに柔軟に足の動きについてきてくれるのが実感できるはずです。

ミッドソール、アウトソールは前モデルと同様。アウトソールにはマルチディレクショナル ラグ パターンです。一見すると同じ六角形のラグが並んでいるように見えると思います。しかし、その土台をよく見てみると波打っているのが判ります。つまり、ラグの向きは一方向でなく、トレイルの複雑な地形にフィットするように様々な方向に向くように設計されています。

新しいアッパーを得たことで、さらに個性が際立った「PURE GRIT4」ナチュラルランニング系オールラウンドシューズとしての風格が出てきたように感じます。

puregrit45
(左)トレイルからの突き上げから足を守るバリスティック プロテクション。
(中)トウまで張り出したアウトソールは足指をしっかりガード。
(右)ラウンドしたアイディーヒールはPUREシリーズ共通の特徴。

puregrit44PURE GRIT 4   MEN’S  WOMEN’S
ピュアグリット4
■価格/¥12,000(税別)
MEN’S
■カラー/ドリフトウッド/ブループリント/ナイトライフ(写真)、ピーコート/エグスバランス/リボンレッド
■サイズ/25.0〜29.0cm
WOMEN’S
■カラー/チャイナブルー/ブループリント/ピンクグロー
■サイズ/22.0〜26.0cm

 

 

 

 

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