エンドフィットで密着感とサポート力がアップ
第6世代に突入した選手用定番モデル
サロモンがトップアスリートともに開発している選手仕様の限定ライン、それがS-LABです。S-LABを履くということは、それなりの実力が必要となるわけですが、最も対象レベルが広いモデルが「S-LAB XT 6」といえます。XTの名が示す通り、「XT WINGS」がベースで、このモデルは第6世代という定番モデル。選手用というだけあって、「XT WINGS 3」よりも47g(サイズ8.5)も軽く仕上げられています。また、アウトソールのラグパターンとアッパーのカラーの違いで、トレイルでもロードでも走れる「S-LAB XT 6」(レッド)とトレイルでのグリップを重視した高いラグの「S-LAB XT 6 SOFTGROUND」(ブラック)の2モデルを用意しています。
今回紹介するのは「S-LAB XT 6」。S-LABシリーズの中で、技術的にも、シチュエーション的にも最もオールラウンドに使用できるモデルです。サロモンの最先端技術を惜しみなく使ったアッパーは、縫い目のないシームレステクノロジーを採用。つま先はプロテクティブTPUトゥキャップでしっかりガードされています。そして、一番の進化のポイントは今年から一部のモデルに採用されている「エンドフィット」です。これはシュータンが両サイドのソールまでつながっていて、中足部を包み込む構造。足を入れると、まるでサポートソックスを履いているように足を両サイドからホールド。そして、屈曲した足にシューズがしっかりとついてきてくれるという印象です。生地は伸縮性があって肌触りが良いので裸足で履いてもザラつきや引っ掛かりはありません。そもそもタンとは舌のことですが、この形状ではタンというよりもインナーシューズという表現が適切なのかもしれません。「エンドフィット」は是非ともすべてのモデルの採用して欲しいものです。