ベストセラーとなった『BORN TO RUN -走るために生まれた-』(NHK出版)の登場人物の一人、ベアフット・テッドが昨年に引き続き、来日しました(昨年の記事はこちら)。
『BORN TO RUN』では、ちょっと厄介者的なキャラクターとして描かれていましたが、アメリカや日本でベアフットランニングに今日のような市民権を与えたのは、彼によるところが大きいのは確かです。
また、メキシコの走る民族ララムリ(タラウマラ族)に最も嫌われそうな人物、のようにも書かれていましたが、実際はララムリのトップランナー、マニュアル・ルナと深い友情で結ばれ、彼の名を冠したブランド「ルナ サンダル」を発売しています。
ララムリたちが履いていた、古タイヤで作ったサンダルを、自分も履いてみたいと思ったテッドが、マニュアル・ルナに作り方を教わったのが「ルナ サンダル」製作のきっかけとされています。
さて、日本を訪れたテッドはベアフットランニングを行うう上で、3つのアドバイスをくれました。
1.自分の足音に注意しよう
良いランナーは静かに着地する
2.ケイデンスに注意しよう
走る速度に関わらず、速いピッチで走ろう
3.頭の位置、そして体幹を中心としたバランスに気をつけよう
走っているときの身体のシグナルに注意してください。何か問題があっても、かまわずに走り続けてしまうと、故障の原因になります。ですから、普段走っているときも、おかしいと思ったら、途中で止まって、この三つの事がしっかりできているかを、常に確認してください。
百聞は一見にしかず
ベアフット・テッドのランニングフォームをスーパースローでご覧ください。