13th.Nov.2016 Kanna Mountain Run&Walk
神流マウンテンRun&Walkに参加してきました。しかもスーパーロングペア50km。無謀にも….
累積標高3,978m、制限時間10時間。10月の3連戦(信越五岳40km[ペーサー]・斑尾50km・ハセツネ71.5km)後、心も身体もヘトヘトに疲れ果て、免疫力は底辺にまで堕ちた……。カロリーは摂取量より消費量が上回ったのか、近年稀に見る体重減少。
ちょうど健康診断が実施されたので、問診の際に「なんだか疲れちゃっているんです」と訴えてみる。
「心臓はきちんと動いていますよ」 ……そうですか。去り際に、「食欲はありますか?」……あります。
ということで私は健康です…が、気力のなくなった身体で走ることもままならず、体調を整えることに専念してこの日を迎える。ちなみに、歯が痛くて歯医者に行ったら「虫歯じゃありません」と言われた。
11月12日、噂に聞いていた、おもてなし全開な前夜祭でお腹を満たす。ローカルTVのインタビューなんかうけちゃったりして。18:30には終了、早々に宿に戻る。
私たちは寝る前に、昨年、ロングコースを走ったカッキーさんにコースガイダンスをしてもらう。「車が通るような道、林道はなるべく走る。峠走のイメージ」「関門時間だけみていると、行けなくはないけれどキビシイよ」などなど…具体的で分かりやすかった!
部屋は6人部屋。一緒に行ったみほこさん以外に、女性ランナー4名と同部屋。「湯船のお湯が50度はある!」「熱くて入れないから逆に寒い」情報交換しつつ、21:30には布団に入る。なんだかいつもより早いし、蕎麦殻の枕が硬いし高いし寝付けな…ぐ~zzz
大会当日は3:00am起き。スタート地点まで送ってくれる宿のシャトルバスが出るのを待つ。
4:50am 外はまだ真っ暗。寒くてダウンが脱げない。スタートのギリギリまで着用。
スタート5分前。待機していた建物からスタート地点へ移動。さっきまで真っ暗だったのに、にわかに明るくなってきた。
6:00am スタート! ウィンブレを着たまま走り出したけれど、すぐに身体もあたたたまり、日が昇るにつれ暑くなってきた。すこーん!! っと突き抜けるような青空。本日も晴天なり♪ふかふかトレイル、なんて気持ちが良いのだろう。色づいた木々、なんて美しいのだろう。ウィンブレは脱いだけれど、アームカバーは着けたまま。日に当たると暑いくらいだけど、風は冷たい。
途中チェックポイントではスタンプラリーのようにゼッケンにスタンプを押しつつ、父不見山(1,047m)を越えてA1へ。
8:30am予定より30分押しのA1到着。この後、ロングコースと合流(40km)。 A2を目指す。
カッキ―が「私の感覚だとA1〜A2は登山」と。ガシガシ登らにゃ。と! 思いながらも何かいつもと違う。やはり10月から1度も山には行っていないので、どうも登れなくなっちゃったみたい。お尻にキテる。「キっっツイ!!」一緒に走るたまちゃんもそういって顔をしかめた。
西御荷鉾山(1287.2m)を目指す。しかし、どこがピーク何だか分からなくなる。登り切った~!と思ったら、少し下っただけで、またすぐ登り返したり。登りでプルプルになった脚が、間髪入れずに下り出すものだからびっくりしている。20㎞くらいしか来ていないのに、そこそこ体力消耗した感じがする。弱った。腹ペコ、スポーツ羊羹をかじってみる。
10:25am 5分だけ取り戻してA2到着。しかし、トイレと給水で消化。。。
A2~A3は比較的走れる区間 byカッキ―。レクチャーしてもらっていながらも、全ての林道を走り切れない。登り続ける。「脚が攣りそう」とたまちゃん。すかさず芍薬甘草湯を投入。まだ痛そうにしている。それでも「コレ、峠走6回くらい練習しないと!?」と言いながら、比較的フラットなところは走って行く。付いて行こう。ま、10m以上離れちゃいけないらしいんだけど。
A3みかぼ森林公園に到着したのは12:15pm。次の関門のA5持倉集落まで距離10㎞、制限時間は13:30pm。ロードならイケるけれど、トレイルで10kmを70分…Ummm
A3を出たとたんになかなかの傾斜の登り「鏑木さーーーーん!!!!」コレはないよ…」とたまちゃんが叫ぶ。とにかく前に進む。何度か登りが出てきたころに、ハイキングに切り替える。A3では何のチェックもされなかった(スタンプを押すことさえない)。スタッフの方も「そうですね。時間になったらストップさせるくらいで」私たちの後ろの人はA3でやめたかな…?
相変わらず、紅葉した山の景色は綺麗だ。景色と空気を堪能。
13:30pm A5には遠い場所で、残念ながらタイムアウト。
途中で、誘導係のスタッフが待っていてくれた。遅くなってごめんなさい。「ゆっくり行きましょ~」。ほぼ歩き。A5直前で、ついにスイーパー現る。
14:40pm A5着。エイドではタイムアウトした人を待って、お蕎麦や花茶豆などが振る舞われた。ありがたい。サクッと食べてバスに乗る。
タイムアウトしてから歩いたのもあるけれど、全然間に合わず~。ゴール後にO田さんに「お疲れさまでした!」「何が敗因だと思いますか?」登りを走り倒せなかったのと、下りも登りで抜いた人々に抜かれるほど遅かったのと……要は実力不足かな。「いや、コースがキツ過ぎた!」とフォローしてくれたO田さん。前半で登れないなぁ…と感じたのは、それもあったからかなぁ。
その時は一生懸命やったつもりだけれど、時間が経って、やはりゴールできなかったことがどうにも残念に思う。長く走れるようになってはきたけれど、速くは走れないな。だから何ってわけではなく。ひとまず、今年のトレイルはおしまいっ!
Report/Miho KANAYA |