スイスのパフォーマンスランニングブランドOn(オン)は、フランスのエリートトレイルアスリート、グザビエ・テベナール(XavierThévenard)選手とのスポンサーシップを発表しました。グザビエ選手は、UTMB、TDS、CCCでも優勝しているトップアスリートで、2019年に日本で開催されたウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)でも勝利しています。
「私たちは持続可能性の価値観と野心を共有しています。私は当然、プロダクトのクオリティに期待していますが、それと同時に、私たちのプレイグラウンドである自然を守るということにもつながる製品であるということも重要です」
とグザビエ選手は語ります。
グザビエ選手は元クロスカントリースキーヤーであり、サイクリング、カヤック、スキーインストラクターとしてアウトドアを楽しんでいます。
グザビエ選手がエリートアスリートのグローバルチームに参加することにより、Onのハイパフォーマンスアウトドアレンジの商品開発に貴重な洞察を提供します。グザビエ選手とOnは共に、グローバルなトレイルコミュニティでの優れたパフォーマンスとイノベーションに乗り出します。
■グザビエ・テベナール選手のQ&A
–なぜランニングを選んだのですか? 始めたきっかけは?
最初は、冬のスキーシーズンに向けたトレーニングと、現実逃避のためでした。走ることほどシンプルなことはありません。トレイルランニングは、なかなか人が通らない、大自然の場所へと連れて行ってくれます。
–トレーニングをする気にならない時は、どうやってやる気を起こしますか?
疲れていてもトレーニングには行きます。でも、ゆっくりと。毎日行うランニングの一つひとつが重要です。トレーニング前にどんなに気分が悪くても、走った後は必ず満足感を得られます。
–もう一度体験したいレースについて教えてください。
2018年のUTMBでの優勝は最高でした。その2、3カ月前に米国のレース「ハードロック100」で失格になったばかりだったので、素晴らしいリベンジができました。
–貴重な教訓を得たレースはありましたか?
はい! 2016年のハードロック100で、暑さにやられたことです。私の前を走る2人はキャップを被っていたのに対し、私はサンバイザーしか着けていませんでした。サンバイザーでは暑さをしのぐのに不十分で、結局私は、トップの2人からほぼ1時間の差をつけられ、3位でゴールしました。
–レースの前にする特別な習慣はありますか?
縁起を担ぐタイプではありませんが、モンブランで開催されるレースに参加する前は、必ず自宅近くの山を登ります。そこからモンブランが見えるので、モンブランを見ながら登っていく様子をイメージしています。