アスリートのためのソーシャルネットワークサービスをリードし、1億人以上のアスリートが参加する世界最大のスポーツコミュニティのStrava(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)は2022年版の「Year In Sport」 を発表しました。Year In Sportはスポーツとアクティブ・トランスポーテーションの世界的なトレンドを明らかにし、1年を締めくくる待望の年次報告書です。アスリートの功績を称え、世界中のStravaコミュニティから寄せられたストーリーを記録しています。
総合的な調査結果として、2022年はトレイルスポーツの人気は継続し、通勤のトレンドは変化、そしてテクノロジーやグループアクティビティを通じて仲間たちと生活の一部を共有する習慣など、「ニューノーマル」のルーティンとなるものが定着していると言えるでしょう。
さらに、マラソンを完走するランナーの割合は、世界的に2021年に比べてほぼ倍増しました。パンデミック時代のランナーは、2年以上に渡るソーシャルディスタンスの期間を経た後も、スタートラインに立つことに関心や意欲があることが示唆されます。
また、1年で最も急速に成長しているスポーツは、パンデミックの最初の年に閉鎖されたスキー場やジム、プールなど共同スペースで行われるアクティビティでした。特に女性においては、アルペンスキーに次いで増加したアクティビティは、ウェイトトレーニングでした。そして、過去1年間にアスリートが自国外でアップロードしたアクティビティは101%増加しおり、海外渡航が復調しています。
■海外渡航がパンデミック前の水準に迫る?!
パンデミック以来、各国で旅行規制が緩和され始めたこの1年。自国外でアクティビティをアップロードしたアスリートのシェアは、全世界的に昨年より101%増加し、また2019年の水準までわずか3%と迫りました。
日本からの渡航者によるアップロードが最も多かった国は、ダントツでアメリカでした。
■イベントの再開に伴う、マラソンの復活
多くのレースが復活した2022年、Stravaでマラソンのアクティビティを記録したランナーの割合は、2021年に比べてほぼ倍増しました。オランダでは、フルマラソンを完走したランナーの増加率は3倍にものぼり、日本も1.6倍に増加しています。
■日本の男性ランナーはグループよりもソロの方が頑張る?!
ペアでアクティビティを行なったアスリートは、単独の場合よりも時間・距離ともに長くなり、3人以上のグループだとさらに長くなる傾向があります。特に日本のサイクリストは、ペアの方が単独の場合よりも2倍以上、3人以上のグループで3倍以上の時間と距離をライドしました。
しかし、日本は主要国の中で唯一、ランニングにおいてこの傾向が当てはまりませんでした。より詳しく紐解くと、18-29歳の若年層および49歳以下の男性は、グループで走ることで、むしろ距離も活動時間も短くなる傾向が見られました。
■欧米諸国におけるE-bikeの普及
StravaでE-bikeに乗るサイクリストの世界シェアは今年26%増加しました。スイス、イタリア、オーストリアなど、山岳地域で有名な国での人気が目立つ中、日本ではE-bikeの顕著な普及は見られませんでした。
E-Bikeの使用率は、年齢層が上がるにつれて顕著に高まる傾向がありました。また、E-bikeのライドは非E-bikeよりも通勤に使われる確率が30%高いという傾向が見られました。
■自転車コミュートの変化
パンデミックから2年たった現在、世界的にStravaでの自転車通勤の割合は再び増加し、2019年と比較してパリでは97%、東京でも46%増加しています。一方で、コミュートのボリュームが依然として減少傾向にある都市もあり、コミュートの変化に地域性が見られました。
また、2022年に日本で記録されたライドの49%がコミュートライドでした。
多くの都市では週明けの月曜日ではなく、火曜日または水曜日にコミュートが増加する傾向が見られました。
■今年最も盛り上がったスポーツは?!
ハイキングの人気は過去3年間でStrava上で3倍になり、2022年には52%のアスリートがトレイルアクティビティをStravaにアップロードしています。
また、1年で最も急速に成長しているスポーツは、パンデミックの最初の年に閉鎖されたスキー場やジム、プールなど共同スペースで行われるアクティビティでした。特に女性においては、アルペンスキーに次いで増加したアクティビティは、ウェイトトレーニングでした。
Strava
Stravaは400人以上の従業員を抱え、カリフォルニア州サンフランシスコ、コロラド州デンバー、英国ブリストル、アイルランド・ダブリンに拠点を構えています。
主ビジネスは、アスリートのための先進的なサブスクリプションサービスの提供です。Stravaのモバイルアプリとウェブサイトは、コネクテッドフィットネスの中心となるプラットフォームとして、195カ国以上から1億人以上のアスリートが集まるソーシャル・ネットワークサイトです。Stravaに1週間にアップロードされるアクティビティは4,000万件、70億以上のアクティビティが共有されています。日本国内の利用者も2018年の国内ローンチから2.5倍以上増加しています。住んでいる場所、好きなスポーツ、使用しているデバイスに関わらず、すべてのアスリートはStravaで繋がることができます。
Stravaのアプリを無料でダウンロード:iOS | Android
サブスクリプションに加入すると、トレーニングからパフォーマンス分析まで、アクティビティに役立つ追加機能をお楽しめます。Stravaの最新情報は、 https://www.strava.com/whats-new をご覧ください。