トレイルランニングのような持久系のスポーツでは走力の他に、エネルギー補給の良し悪しがパフォーマンスを大きく左右することが少なくありません。ウルトラディスタンスともなれば体に蓄えたエネルギーだけでは走りきれず、補給し続けながら走る必要があります。
そのエネルギー源として欠かせないのが糖質と脂質です。糖質は運動強度が上がるほど代謝率が高くなりますが、体内に蓄えられる量には限りがあります。一方、脂質は体内に豊富に蓄えられているので、足りなくなることはまずないと言えます。
つまり、補給のメインになってくるのは糖質です。ただし、一口に糖質と言っても、種類があるため、それぞれの性質を理解して、うまく使い分けることが安定したパフォーマンスを発揮するためのポイントとなってきます。
炭水化物は消化、吸収されてエネルギー源となる糖質と、消化、吸収されない食物繊維に分類されます。糖質はさらに、単糖類、単糖が2つつながった二糖類、単糖が多数つながった多糖類、そして糖アルコールに分類されます。
そして、下が消化吸収とエネルギー持続性という観点で分類した図です。
マルトデキストリンやグルコースなどの即効性のエネルギー源になる糖質は、
・パフォーマンス低下時やハンガーノック状態から早く回復したい
・最後の30分のエネルギーがほしい
・運動直後にすぐにエネルギーを補給したい
といったときに補給すると効果的です。
一方、持続性のエネルギー源となる糖質=パラチノース®️は、
・エネルギ
・途中でこまめな糖質補給がなかなかできない
・安定感のあるパフォーマンスを発揮したい
というときに補給するのがおすすめです。
つまり、糖質の特性を知って、うまく摂りわけるのがポイントとなります。
パラチノースは糖質の中で唯一の
持続性エネルギー源
一気に吸収して一気に燃焼する糖質よりも、じっくり吸収されてじっくり燃焼する糖質をベースに補給するほうがパフォーマンスが安定します。そこで注目されるのが糖質の中で唯一、高い持続性を持っているパラチノースなのです。
パラチノースは植物(てん菜)由来で、はちみつにも含まれる天然の糖質です。エネルギー量は砂糖と同じで1gあたり4kcalですが、吸収スピードが砂糖の約5分の1という特性をもっています。また、小腸の下部まで糖が到達するため、満足感が維持されます。
パラチノースはさまざまなジェルやドリンク、エナジーバーなどに使用されていますが、ここでは純粋なパラチノースの商品「PUREPALA(ピュアパラ)」を紹介します。水に溶かして飲むのがスタンダードですが、そのまま水と一緒に飲むこともできます。また、スペシャルドリンクの材料としても利用できます。
(左)ピュアパラスティック(20g×10)1,150円
(右)ピュアパラ(1kg)2,380円
・栄養成分:100gあたり・エネルギー380kcal・たんぱく質:0g・脂質:0g・炭水化物:94.9g・食物繊維:0g・食塩相当量:0g
ベーシックな摂り方の目安は、
水500mlにパラチノース40g(152kcal)、
または、スポーツドリンクや経口補水液にパラチノース20g(76kcal)
水分と同時に補給できるので、補給のタイミングを意識する必要がありません。甘味度は砂糖の約1/2で、後味の切れも良いスッキリとした甘さ、なので甘いジェルが苦手な人でも飲みやすく、お茶やスポーツドリンクとの相性も抜群です
パラチノースの持続性にトップアスリートも納得
実際にパラチノースを活用しているトレイルランナーの奥宮俊祐さん(FunTrails LLC 代表)にお話を伺いました。
ーー奥宮さんのレースでの基本的な補給の仕方を教えてください。
奥宮 トレイルランニングでは30分に一回、ジェルを二つ補給するようにしています。240kcalくらいですね。さらに、1年ほど前からパラチノースも摂りはじめました。500mlのボトルにピュアパラスティックを2本(40g)入れていて、水分と同時に補給しています。パラチノースを飲むようになってから、パフォーマンスの浮き沈みが少なくて、安定するという実感があります。また、エネルギー供給が持続するので、
ーーレースの前後にもパラチノースを飲んだりしますか?
奥宮 はい、パラチノースはゆっくりと吸収されるので、スタートの1時間くらい前に飲むようにしています。また、ゴール後、リカバリーのためにも飲んでいます。
ーーパラチノースの味や飲みやすさに関して感想を教えてください。
奥宮 ロングレースではすごい量のジェルを飲むことになるのですが、甘すぎて飲むのが大変になってくることがあります。でも、パラチノースはスッキリした甘さなので飲みやすくていいです。私のお気に入りはパラチノースと緑茶のパウダーのブレンドです。これは本当に美味しいのでぜひ試していただきたいですね。
「FunTrails Round 秩父&奥武蔵」を
パラチノースがサポート
ーー奥宮さんが代表を務めるFunTrailsが企画・運営する大会「FunTrails Round 秩父&奥武蔵100M/100K/50K」の特徴を教えてください。
奥宮 アメリカの「The Western States Endurance Run(ウェスタンステイツ エンデュランス ラン)」という100マイルの大会があるのですが、日本でもあんな大会があればいいなと思ってスタートしたのが「FunTrails Round 秩父&奥武蔵100M/100K/50K」です。埼玉県の秩父をスタートして山々や集落を巡る旅感覚の大会です。エイドも充実していて郷土料理を楽しみながら走ることができます。最寄の西武秩父駅は首都圏からのアクセスがよく、池袋から最短で77分というのも大きな特徴です。
ーー2024年は10回目の記念大会だそうで、おめでとうございます。
奥宮 そうなんです。毎回、100kmと30kmの2カテゴリーで開催してきましたが、第10回の記念大会となる今年は30kmを50kmに変更。さらに、はじめて100マイル(160km)のレースも開催します。100マイルは累積標高差が9,722m、制限時間が32時間なのでおそらく日本最難関と言えるコースプロフィールです。
ーーそれは楽しみですね。この大会はパラチノースがサポートしているのですね。
奥宮 はい。パラチノースを販売しているDM三井製糖株式会社様にサポートいただいています。選手の皆さんにもパラチノースの良さを実感していただきたいですね。
ーーありがとございました。
※パラチノースはDM三井製糖の登録商標です。
■FunTrails Round 秩父&奥武蔵100M/100K/50K
https://fun-trails.com/race/100k/
■パラチノース®公式サイト
https://www.palatinose.jp/