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【第22回ハセツネCUP】男子優勝 上田瑠偉インタビュー(テキスト追加)

脅威のコースレコード! 7時間1分13秒
男子優勝 上田 瑠偉
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rui――どのようなトレーニングをして今大会に臨みましたか?
今年はハセツネを念頭にプランニングしました。大学の講義の合間を縫って、月に1度は山に行くようにしました。試走は9月に入ってから、前後半に分けて。それがよかったのか、2度目のトレイルレースだった去年と違って、山の脚ができたような気がします。ちょっと太くなったし、筋張ってきた。下りでの筋スタミナができたのかな。それと、僕の場合はトレイルが陸上のトラック競技にも好影響を及ぼしていて、タイムが伸びています。

――レース展開は想定どおりでしたか?
レース前は7時間15分くらいのタイムを想定していました。序盤は東さんと追いつ追われつで、お互い派手に転倒したりして、その都度トップを交代しながら進みました。いい感じでペースが作れたと思います。第一関門の浅間峠を越えてから自然と前に出ました。第二関門の月夜見では後ろが数分しか離れてないと聞いて、そこからスピードをあげました。いつ追いついてくるかわからない、逃げる感覚がエキサイティングでした。

前回は三頭山の下りで何度も攣ってしまったんです。その反省で、今回はまず第二CPまでは余裕をもって、月夜見以降走れる脚を残しておこうという作戦でした。その通りにレースを運べました。ラスト10kmでまだ脚が残ってたので、ギアチェンジして、出し切りました。ゴールまでの5kmは22分ほどで走れたので、カッ飛ばして帰ってこれたかなと思ってます。金毘羅尾根はやっぱり楽しいですね。それと、今年は夜間の霧が濃かった。下りのセクションで攻めきれませんでした。それがなかったら6時間台は出せたかな。次は天候のことがなくても7時間を切れるような走りをしたいですね。

rui2――今シーズンを振り返った感想をお願します。
今シーズンはおんたけウルトラで100マイルに挑戦してみたりしましたけど、結果的にリタイアになってしまいました。他のレースもコースミスしたりで結果を出せていなかったけど、ハセツネは春の30K、秋の本戦と連覇できましたし、それは素直に嬉しいです。昨年のダコタ・ジョーンズ選手の最年少優勝記録も更新できってことは、少しはトレイルへの適性があるのかなと思います。僕のトレイルでのこの適性を見出してくれたサポートメーカー(モントレイル/マウンテンハードウェア)の方たちにも応えたかったという気持ちもありました。UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)はサロモンの海外チームにやられて少し悔しかったですけど、僕のチームにもいいギアがあるんですよ(笑)。それと、今日は長野から両親や家族が駆けつけてくれてました。笑顔で報告できそうです。

――今後、目標としている大会はありますか?
いずれはUTMBウルトラトレイル・デュ・モンブランもチャレンジしたいですが、実はUTMBはポイントが足りないので、2015年はまだ挑戦できません。今日のレースで、50マイルくらいの距離までなら自分のスピードを生かしてそれなりに走れる自信が付いたので、スカイレースなど海外のレースにも挑戦してみたいと思っています。

文/礒村真介

ゴールシーン~インタビューの動画はこちら↓

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