男子4位 東 徹
7:34:46
--今回のレースの自己採点をお願いします。
今日は70~80点。さすがハセツネ、簡単にはいかないですね。第一関門まではなんとか去年と変わらないタイムで走ることができましたが、脚に余裕がありませんでした。実はレース1週間前にケガをしてしまって、ぶっつけ本番だったんです。案の定、三頭山の上りで本格的にハムストを痛めてしまって、一時は完走できないかも、とすら思いました。ただ、第二関門の月夜見で沢山の声援を受けて、少し元気が回復しまして。なんとかゴールを目指すことができました。
--ディフェンディングチャンピオンというプレッシャーはありましたか?
去年は正直、ハセツネのことを本当にはよく分かってないまま結果が出てくれたという面もあります。知らぬ者の強さがあったかもしれません。雑誌やネットなどで見聞きしていた以上の雰囲気で、またタイトルをとって周りのみんなが喜んでくれて、初めてというか改めてというか、ハセツネというレースの重みを実感しました。やっぱり特別な大会ですよね。今年はマークされるのは予想できていましたし、実際そのことを肌で感じました。だからそれを逆に利用して上手く走ってやろうって思っていました。
--今後はどのような活動予定ですか?
自分はロードにも真剣に取り組んでいるんですが、フルマラソンへの身体づくりにもトレイルが効くんですよ。舗装路と違って使う筋肉が一定ではないですから、ケガを防ぎながら脚を丈夫にして、ロードシーズンを迎えることができます。これから2週間ほど休んで、冬に向けてロードの脚に戻していきます。でもこの特別なレースには来年また戻ってきたいです。ハセツネの雰囲気を知り、しっかり体感した今、改めてきちんとベストの走りをしたいと思います。
文/礒村真介
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