TrailRunner

salomon トレイルランニング

奥宮俊祐 OLYMPUS Tough TG-820をフィールドテスト

名前どおりタフなやつ。結構雑に扱っていますが、
今まで故障したことはないですね

tough31.jpg「自然のなかを駆け抜けるトレイルランナーにとってデジカメに求めるのは何と言っても丈夫さです。オリンパスToughシリーズは、ずっと愛用していますが、その名の通り、本当にタフですね。以前、谷川岳を走っている最中に落としたときは、岩場の上をカメラが数メートル転がってしまったほど激しい衝撃を与えてしまいましたが、ボディがキズだらけになっても動作には何の問題もありませんでした。普段はストラップを付けて胸のポケットに入れたり、セミナーなどではお客さんの走りをすぐに撮れるように手で持ったまま走ることもあります。手に持ったまま転んでしまい、カメラを地面に打ちつけてしまうこともありましたが、それでも今までトラブルらしいトラブルはないですね。また、本格的な防水機能を備えているので雨や雪で濡れても平気ですし、渓流沿いのトレイルならば休憩時に魚の写真を撮るなんてこともできます。防水でないカメラだとついバックパックの奥にしまい込んだりしてしまうものですが、Toughなら、ポケットに入れて撮りたいときにサっと取り出せます。この「持ち歩きに気を使わない」というのが、Toughの最大の美点。僕は普段メイン電源をオフにせずに走っていたのですが、走っている再中に勝手に設定が動いたりしてしまうので、タップコントロール(カメラを軽く叩くことで操作できる機能)は切っていました。でもTG-820なら起動時間が速くなっているので、こまめに電源をオフにしても速写性を損なわずに済みそうですね。撮影機能で気に入っているのは「パノラマ」や「連写」。とくに「連写」はフォームチェックに使えるので、セミナーでも大活躍です」

tough32.jpg「今回使ったTG-820は、防水性能も10mと相変わらずのタフさにも関わらず、とてもスタイリッシュなデザインになりましたね。連写機能もパワーアップしていて最高で1/60秒の連写ができるので、トップレベルの選手でもフォームチェックに活用できそうです。実際にこの機能を使って自分の走りを撮影してもらったんですが、かなり細かい動きまでチェックすることができました。高速連写では記録画素数が300万画素に落ちますし、一眼レフと違ってシビアなピント合わせまではできませんが、走りを確認するには十分すぎる性能と言えます。また、高感度性能は圧倒的に良くなりましたね。ISO800以上だと前のモデル(TG-810)ではかなりノイズが出たのですが、TG-820はISO1600でもきれいに撮影できます。しかもISO6400までの超高感度も使えるので、夜の撮影も楽しめそうですね。

僕はカメラマンではありませんが、Toughシリーズを使うようになってから写真を撮る楽しさを感じられるようになりました。景色や行動の記録だけじゃなく、いつも走っているトレイルをいろいろな表情でカメラに収めていく。その面白さをこのデジカメは教えてくれたように思います。そういう意味でも、今度の最新モデルはトレイルランナーにとって見逃せない1台ですね」

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Okunomiya photo Gallary
国内のみならず海外のトレイルを走るときにもオリンパスTough は大活躍しているそうです。
(奥宮氏が愛用のTough-TG-820 で撮影)

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奥宮俊祐 
おくのみやしゅんすけ

1980年東京都世田谷区出身。高校時代より陸上を始め、大学駅伝の名門・東海大学に進学。卒業後、陸上自衛隊に入隊し、2005年の第13回日本山岳耐久レースに初出場で3位。その後、パン職人を経て、現在は株式会社アドックインターナショナルに勤務し、セミナーなどでも活躍。
Blog  http://ameblo.jp/okunomiya

■オリンパス  http://www.olympus.co.jp/

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