一足あれば快適度は2倍アップ! ロードでもトレイルでも使えるゴアテックスモデル
厚底シューズの元祖として存在感を放つHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)のATR(全路面対応)スタンダードモデル「CHALLENGER ATR(チャレンジャーATR)」は、エキスパートから初心者まで対応する、厚底トレイルシューズのベンチマーク的存在です。その最新モデル「CHALLENGER ATR 6(チャレンジャー ATR 6)」は、すでに掲載しましたが、今回はその防水モデル、ゴアテックスを採用した「CHALLENGER ATR 6 GTX」をご紹介します。
アッパーが防水という以外は「CHALLENGER ATR 6」と同様です。ATRというのはオールテレインモデルで、ロードからトレイルまであらゆる路面をシームレスに走れるシューズです。
ミッドソールは厚さ、幅共にボリュームがあるだけではなく、バスタブのように縁を盛り上げることで、しっかりと足をホールドします。さらにフォアフットとヒールが反り上がったロッカー形状にすることで、自然な体重移動を導き、転がるように身体を前進させることができます。
ゴアテックスを搭載した防水シューズはアッパーのメッシュとライナーの間に靴下のような形のメンブレン(防水透湿機能をもった膜)をインサートするわけですが、作り方によっては厚みがでてしまい、ボテッとした履き心地になってしまうシューズもあります。
ところが「CHALLENGER ATR 6 GTX」に足入れをしてみると想像以上に快適で、違和感はありませんでした。ゴアテックス非搭載モデルと比べる張りがあるように感じるのは事実ですが、厚みはほとんど変わらない印象です。特にゴアテックスモデルで違和感が出やすいタン周辺のフィット感が自然だったのには感心しました。
走り出すと、いつもの「CHALLENGER ATR 6」です。厚くソフトなクッションとワイドボディおかげで、凸凹の路面もふんわりと走ることができます。4mmのラグは角がラウンドしているため、マイルドなグリップですが、その分疲れが少なく、硬い路面やロードでも違和感がありません。
ゴアテックスを搭載した防水シューズはトレイルランニングではマストアイテムとされてはいません。雨が足を伝って吐き口から侵入したり、ぬかるみにはまって浸水してしまうと、防水性能が仇となり、逆に水が抜けなくなってしまうからです。
しかし、うまく活用すればトレイルランが快適になるシチュエーションも多くあるのも事実です。
例えば、小雨や雨上がりでの濡れた路面の日、草に朝露がついて足が濡れてしまうような日など。もちろん、本降りの雨の日でもゲイターやレインパンツと組み合わせて吐き口からの水の侵入を防げれば、快適に走ることが可能です。また、ゴアテックスは防風性も優れているので、冬の寒い日に足を冷やさないで走ることができます。
ゴアテックス搭載シューズを何足も購入するのには躊躇する方も多いと思います。そんなとき、「CHALLENGER ATR 6 GTX」なら汎用性が高く、ロードでもトレイルでも活用することができるので、お得といえます。
耐候性に優れたシューズを是非試してみてください。
CHALLENGER ATR 6 GTX
(チャレンジャーATR 6 GTX)
・価格: ¥21,000+税
・展開
Men’s(25.0–30.0cm・2色・309g/27cm)ソールスペック:オフセット5mm/ヒール29mm/フォアフット24mm
Women’s(22.0–25.0cm・1色・256g/24cm)ソールスペック:オフセット5m/ヒール26mm/フォアフット21mm
・テクノロジー:Midsole Volume / Meta Rocker Geometry / Active Footframe
・カラー:Men’s Black/Green Sheen Women’s Black/Cascade
■HOKA ONE ONE https://www.hoka.com/jp/