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【Review】SALOMON「SENSE RIDE 2(センスライド 2)」

完成度の高さをさらに突き詰めた
オールラウンドトレイルシューズ

SALOMONのSENSE(センス)シリーズには、スピード重視の「SENSE PRO」、厚底シューズの「SENSE MAX」、ロードもトレイルも楽しみたい「SENSE ESCAPE」、そして、最もオールラウンドに使用できる「SENSE RIDE」があります。今回レビューするのはバージョンアップした「SENSE RIDE 2」です。


今回のバージョンアップでは主にアッパーが見直されました。同一のメッシュ素材を使用していた全モデルに対し、「SENSE RIDE 2」では、フォアフット部とミッドフット〜ヒール部で素材を変え、通気性としなやかさを向上させました。補強に関してはほとんど違いはありませんが、屈曲部分に変更を加えています。これらのアッパーと補強の変更のおかげで、足の屈曲がよりスムーズになり、ストレスがなくなりました。

(左)しなやかで通気性も良好なトウ部分のメッシュ素材。
(中)屈曲ポイント付近の補強方法を変更。
(右)ヒールは27mmでクッション性は良好

ソールシステムは基本的に変更ありません。ミッドソールにはVibe™️システムを採用。クッション性とリバウンドを両立し、ロングランに対応できる高反発素材EnergyCell+と、EVAフォームに空気の層を形成する事で、衝撃吸収性に加え疲労の原因となる振動をも減衰させるOPALの組み合わせです。衝撃吸収力、反発力に加え、身体に有害な振動の吸収力にも優れています。さらに、トレイルの突き上げからフォアフット足裏を守るPROFEEL FILMも内蔵しています。アウトソールはContagrip® MA。粘着性に優れたラバー成分配合。ラグは摩擦力、牽引力をうまくバランスさせたオールラウンドなパターンを採用しています。

(左)ウェットコンディションにも強いアウトソール。3本の溝がしなやかなフレックスを生み出す。
(右)右が前モデル。素材は変わったがフォルムは変わらない。

ラスト(足型)に変更はありませんが、足入れすると前作よりも若干のゆとりを感じます。アッパーの伸縮性が向上したことで、フィット感にも変化が現れていると思われます。スタックハイトはフォアフット19mm、ヒール27mm、ドロップ(フォアフットとヒールの高低差)は8mm。オールラウンドシューズとして癖のないスペックで、どんなランナーでも違和感なく受け入れられると思います。ワンタッチで装着可能なクイックレースと、ソールから繋がって足との一体感を高めるエンドフィットはSALOMONのシューズにはなくてはならない機能です。

走行フィーリングは癖がなく、どんな路面でも快適です。しなやかになったアッパーとソールに刻まれた溝のおかげで、足のダイナミックな動きにしっかりとフィットしてくれます。また、ソールのクッションと反発のバランスが良く、効果的かつ自然なフィーリングで衝撃を吸収してくれ、足が本来持っている反発力とうまくシンクロしたリターンが得られます。アウトソールはオールラウンドタイプですが、特に整備され、乾いたトレイルとの相性が良好です。また、アスファルトを走っても違和感はありません。

「SENSE RIDE 2」は、初めてトレイルシューズを買うランナーからウルトラトレイルに挑戦するエキスパートまで、幅広くお勧めできる一足です。癖のないオールラウンドタイプなので、シューズを複数所有する方でも、使用頻度が高くなることでしょう。

SENSE RIDE 2
センスライド 2
■価格/¥15,000+税
■サイズ/WOMEN 22.0-25.0cm MEN 25.0-28.5cm
■重量/240g(WOMEN 24.0cm) 270g(MEN 27.0cm)
■スタックハイト/27mm/19mm
■ドロップ/8mm
■カラー/WOMEN 4色 MEN 3色

■SALOMON http://www.salomon.com/jp/
■SALOMON日本公式情報サイト http://timetoplay.salomon.jp/

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